葬儀を通して日々考える、鈴木葬儀社社長BLOG

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電車の人身事故 その賠償など

2007年12月08日 16時39分53秒 | Weblog
踏み切りなどでの人身事故(自死)により、運転が止まった場合、一体賠償として、どれ位の金銭を支払わなければならないのだろうか?

ネットで調べると数百万から億の単位らしい。通常の家庭ではまず不可能な金額。遺産を放棄すれば、損害賠償の責務から法律的には逃れられるらしい。
しかし、...それだけではない。

人の世は、良いことばかりではなく自ら命を絶たれる方もいる。苦しくて、苦しくて命を絶つ。

亡くなった方に鞭打つ事は、するべきではありません。しかし、社会に迷惑を掛けたのも現実で、鉄道会社も乗客も損害を被っています。従って、事故とは異なり損害賠償請求はせざるをえない。

人の死は非常に大きな事なのに、家族が自死に因って命を絶たれた場合、更に事態を複雑にしてしまう。
この様な場合は、特に遺族は非常に強い負い目を感じるはずです。更にご遺体との対面も殆ど不可能な状態です。

これは、拭えない切れない罪悪感を残し、死の認識を遅らせ速やかに心から悲しむことが出来ません。
残された家族のこれからが心配です。

この様な時、私たちに出来ることは
●出来るだけ、お金がかからない様にすること
●故人との対面が叶わなくとも、お別れが出来た実感を持って頂くこと
●そして、遺族が故人を恨まない様に祈ること

私には、どれほどの苦しみなのか理解できません。
しかし、残された遺族を見てきて思うことは、「生きて下さい」というだけです。

(実際のケースを見てきて思う事を書いてみました)
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2 コメント

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やるべきか否か (BAB)
2007-12-11 16:01:46
 ご無沙汰しております。
 自殺関連のご遺体を担当すると、我々も同じような事を考えます。
 そんなときに、特に気になるのが我々のエンバーミングスキルです。損傷のある方の場合、修復を行うわけですが、この修復が本当にご遺族の助けになるであろうかという、自問自答です。
 自己満足のような修復ではないであろうか?ガーゼと包帯でカバーして無理にワックスで修復しない方が自然なのではないだろうか?等など。

 生まれてから数時間でなくなった人も100年以上生きた人もそれぞれの人生を生き抜いたわけです。その様な人生の先輩の旅立ちにどれだけ自分の力が役に立つのだろうか?

 まだまだ、いや永遠に力足らずです。
難しい (HS)
2007-12-11 17:35:36
エンバーミングの技術で、お顔などの修復をするべきか否かを考えてしまう場合があります。

経済的に余裕があり、修復が可能で対面をされた方が良いと思われる遺族もいらっしゃいますし、そうでない遺族もいらっしゃいます。

基本的に、故人とは対面して頂くことが良い結果を生むと思っていますが、状況が許さない場合や、葬儀屋として止めた方が良い場合もあり、非常に難しいのが現実です。

何が良いのか判断に困ります。遺族にとっては一度きりのお別れなので...

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