明治神宮外苑再開発に想う

ゴールデンウィーク

遠出も混雑しているし。

仕事もあったりして、近場での気分転換。

あまりご縁がなく滅多に行ったことがなかった明治神宮界隈に行ってきました。

久々の明治神宮内苑は

相変わらず壮大な森。

都会のど真ん中でマイナスイオン浴びまくり。

角隠しの花嫁御寮さんがいらしたり。

太鼓や琴の演奏があったりと

静かな中にも日本らしい賑やかさ。

インバウンドのお客様もかなりお見受け。

内苑をお散歩されていたのは

ほぼ欧米からの観光客の皆さんだったんじゃないかしら。

日常が戻ってきた感じですね。

木々の手入れも行き届いた印象でした。

綺麗に丸い御神木。

やっぱ枝打ちはクレーン作業かしら。。

そして、今日のお題。

「明治神宮外苑の再開発」

教授こと坂本龍一氏が亡くなられる際、

遺言を残されたことでここ数日話題になっていて「あら、そんなことが？」

と気になった程度の問題意識しか持っていなかったのですが。

日比谷公園に続き

また、三井不動産、ガポガポ稼いじゃって…嫌だ嫌だ。

なんて勝手に思っておりました。

ニュースなどでも外苑の樹木の多くが伐採されると言っていたし。

お天気が良い祝日の午後。

絵画館前やテニスコート、遊園地、レストランも大賑わい。

この辺の木を切り倒しちゃって商業施設建てるのかしら？

もったいないなぁー何を考えてるんだか。

と、思っていろいろ調べてみましたら

いろいろ事情があっての開発のようです。

なんでも

明治神宮付近。

宗教法人明治神宮の敷地とのこと。

あの膨大な内苑外苑の樹木や施設のメンテナンス代も全て明治神宮さんが賄っていらっしゃるようで。

施設の老朽化が進み、耐震工事の必要性を迫られ、さらに物価高騰の昨今。

さりとて

宗教法人の施設に税金は投入できず。

何とか頭を捻ってたどり着いたのが

再開発案だったようです。

いろいろググッて頂くと詳しいサイトなどたくさんありますので是非。

手放しに賛成ではないけれど

あの神聖な森を維持するのも確かに大変だろうなぁーと思い。

まずは、私のように情報断片的に聞き齧って勝手に拝金主義なんじゃ…なんて疑っている人にきちんとわかるように説明したらいいんじゃないかしらねー。

などと思ったのでした。

築100年くらいの建物が好きなので

いろいろ見ておりますが、古いものをそのままのカタチで継承するのは

お金も時間も手間もすっごくかかった上に、多少不便でも使い続けようと思う信念みたいなものが必要だと感じています。

新しい工法で新しい建材でパパっと建て替えちゃった方が安いし、使い勝手はいいのかも知れないけど、それでいいのかなぁーって話だったり。

建て替えてる間も売り上げがないと働く人の雇用も維持出来ないわけだし。

建て替えや移転、修復って本当にたくさんの調整が必要なんだろうなぁーと関係各所の皆さまの労力に頭の下がる思いだったりしています。

あれだけ立派な樹木、髪の毛みたいにすぐに生えてくるわけでもないし。

慎重に慎重にご検討をお願いしたいものですね。

この先も、ニュースチェックしようと思ったのでした。