おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

「ぶらんこ乗り」

2019-05-16 | あしもとからの思索
いやはや。
乗ろうとしたJRが東海道線の人身事故で見合わせになり、しばしサラリーマン街にてお蕎麦を食べて大混乱を回避するも、戻らうないわけにもいかないので都営経由京急に乗車。久々のおしくらまんじゅう電車!ああ!
もうこうなると、抵抗する身体はイライラを伝播するだけなので、みな砂袋のように身体から意志を退避していきます。そうすれば心なしか、私ではなくなった身体同士はなんとなくもたれ合いを許容し、いくらでも押し込まれていけるのです。

しかし砂袋となった人々は、携帯を見つめ、脳だけは独自世界を保っています。つまり、目と手元のみが個人です。私もそれを予測し、手には文庫本を握りしめています。

久しぶりに読んだいしいしんじさんの「ぶらんこ乗り」
なんともね、たまらないのです。
子どもの時、空とつながることのできたぶらんこ。いつしか失くしたあの感じ。



現実の世界はホント、やれやれってことが次々積み重なってくるのだけど、そのどれからも、逃げないで、感じ尽くして、べろべろになって、ひっぱたこうとする動きが抱きつくようにも見える、そんなおどりをおどることで、山を乗り切るよりないのです。こちら側にいる間はね!

「ぶらんこ乗り」いしいしんじ作。よかったら、読んでみてくださいね!




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