◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

おかしなセリフは誰のせい?

2018-09-23 08:43:55 | 言葉についてあれこれ
                                  友達?

 「私がご友人になりたいと思うかたがたにお声をかけさせていただきました」は「モンテ・クリスト伯」(5月3日放送、脚本 黒岩勉)で真海(ディーン・フジオカ)が言ったセリフで、復讐相手をまずはホームパーティーに招いたというわけです。これは脚本家がいけないのかなぁ、でも、気づかないかなぁ <( ̄д ̄)>。
 「友達になりたい」とは言いますね、「友人になりたい」も、まぁ、言いますね。でも、「ご友人」は、ない( ̄д ̄)! 「友人になりたい」の「友人」を「ご友人」なんて言ったら、自分のことを「ご友人」と言っていることになります。「友人になってほしいと思うかたがた」なら「友人」は相手になりますが、それでも「自分の友達」ですから「ご友人」とは言いません。
 それから、病気で言葉を話せなくなっている老人に文字盤を示して「これで、おはなしできますか?」と言った真海。これも脚本家の日本語力不足ですね。「お話、できますか」とでも書いてあったのでしょうか。でも、大人どうしの会話なのですから「これで話をできますか?」でしょ! ところで、すみれを演じていた人って、女優?
 「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」#4(脚本 井上聖司)で「この捜査情報を開示すればミハンの存在が明るみになる」と言った東堂定春(伊藤淳史)、「ミハンの存在が明るみになっても知りませんよ」と言った山内徹(横山裕)、二人ともいけませんね( ̄д ̄)! 台本にそう書いてあったのか、それでも、俳優が「明るみに出る」を知っていれば・・・、30代は知らないのか? ちなみに、井上聖司は20代。
 50代の佐伯卓郎(小野了)はちゃんと「事が明るみに出ると全てが終わる」と言いましたからね d(⌒・⌒)good。台本にそう書いてあったのか、台本は「明るみになる」だったけれど小野さんが「明るみに出る」だと分かっていてそう言ったのか、どちらでしょうね。佐伯卓郎のセリフだけ「明るみに出る」と書いてあったというのは可能性として低いですから、多分、後者だと思いますが、何ともみょぉ~( ̄ー ̄)。
 9月6日放送の「ハゲタカ」最終回(脚本 古家和尚)でも、冒頭のナレーションで「データ改ざん・不正会計と、不祥事が明るみになる中」なんて言いましたよ( ̄д ̄)! ナレーターは小手伸也、あ、最後に飯島(日本ルネッサンス機構会長)に解任を告げた人だ、この人は40代ですね、古家和尚も40代のようです。ふぅ~ん、40代でも「明るみに出る」を知らないのかぁ ┐( ̄д ̄)г。
 あ、『ちゃんとしゃべれ!』の神様降臨m(_ _)m。出ましたよ、残念な結論が。9月10日放送の「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」最終回(脚本 浜田秀哉)で「ある秘密が明るみになった」と言った井沢(沢村一樹)、沢村一樹は50代、浜田秀哉は40代。ふぅむ、40代でも50代でも、知らない人は知らないんだ、そりゃそうだ <( ̄д ̄)>。
 ところで、「絶対零度」#4で田村薫(平田満)が「今回、あまり活躍できず、すいません」と言ったのはいいですね d(⌒・⌒)good。え? 何がいいのかって? 「活躍できず」ですよ、小倉智昭が広めた変な「~ずに」ではない、ということです。ちなみに、「相棒」では複数の脚本家が「~ずに」の使い方を間違っていて、杉下右京(水谷豊)も他の出演者も、み~んな、「~ず」でないといけない場面で「~ずに」と言っています。
 特に目立つのは米沢守(六角精児)です。「仮釈放」(season8 #9 脚本 ハセベバクシンオー)では「お役に立てずに申し訳ありません」、「陣川、父親になる」(season10 #17 脚本 守口悠介)では「編集作業がうまくいかずに自殺をしたと、それで判断されたようですな」、それと、どの回かメモし忘れたので不明ですが、「被害者の指紋以外は見付からずに、特徴的なものは何も」(脚本 戸田山雅司)ですよ、このようにいつも変な「~ずに」なので、六角精児自身、全く誤りに気づいていないようです。
 「告発は愛社精神ゆえによるものだとおっしゃるわけですね」は「ハゲタカ」#7(脚本 古家和尚)で聞いた鷲津政彦(綾野剛)のセリフですが、くどいですね。「告発は愛社精神ゆえだとおっしゃるわけですね」もしくは「告発は愛社精神によるものだとおっしゃるわけですね」でしょ! 最終回の「あと1か月以内に」という桜井加奈(青野楓)のセリフもおかしいですね、「あと」が余計です。
 同じく「ハゲタカ」#7で「突然押しかけてきまして申し訳ございません。日本ルネッサンス機構の飯島さんからお話は伺っていると思いますが、その件で参りました」は芝野健夫(渡部篤郎)のセリフ、言った相手は松平貴子(日光みやびホテル社長)。芝野と松平の立場はどちらが上とも言えませんが、「その件で参りました」から考えると「飯島さんから話はお聞きになっていると思いますが」ですね。ちょっと残念 <( ̄д ̄)>。
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