2015.2.28(土)
文芸選評「川柳」題「朝」残念ながら途中から
入選20句
6.化粧前の朝の顔・・聞き取れず
7.寝たきりで朝が命を足しに来る
8.新聞が遅いとジイは門で待ち
9.カラス鳴くそうそう今日はゴミの日だ
10.タイマーに起こされている炊飯器
11.おんどりの懐かしきかな里の秋
12.我が家では朝のラッパは母が吹く
音楽
13.嫁がせて小さくなった朝の音
14.茹で卵ころんと朝がむけました
15.朝一の会話氏神様とする
16.お隣と初めて会ったゴミの朝
17.子と夫出かけ私の朝が来る
18.夜勤明け迎える妻のしじみ汁
19.食パンをくわえて行って参ります(新聞で話題仕入れて朝を出る)
20.春はあけぼの僕とてもそう思う(七五五調)
佳作
- 朝市に能登の訛りの土産買う
- どんよりの朝どんよりと出社する
- 洗面器我が家を順に朝にする
- 嫌煙権と戦う朝の一本目
- 三文の得がやがては家を建て
- 夜が明けて下水に戻るネオン川
- 目の覚めるときには側に居てほしい
- すっぴんで集まる朝の体操着
- 朝シャンをする日以外も遅刻する
- みその香がいつしかパンの焼ける香に
- 朝の音トントンが消えチンばかり
- 家買って日の出みるのは駅の前
- 夜明けのコーヒー飲んだ代償大きすぎ
- 惨状を次第にされけ出す朝日
- 配る事一声かわす霜の朝
- 峠だといわれた長い夜が開け
- 片目ずつ朝を目覚める二日酔い
- マージャンに負け灰色に夜が明ける
- ゼロにして意気込む朝の歩数計
- にわとりの声で目覚める里帰り