■防衛情報-ウクライナ戦争
F-16戦闘機の運用基盤が整っていこう滑空爆弾脅威も無くなりロシア軍の攻勢全般が鈍っている印象です。

2025年ロシア軍夏季攻勢は、今までに判明している情報からISW戦況報告などを俯瞰しますと、非常に小規模であり、過去のロシア軍攻勢と比較した場合、一部の戦線でロシア軍が戦車の使用を再開した、という程度に限られているもようです。ウクライナ軍はスムイ州北部で反撃し、アンドリーイフカ集落を奪還したようです。

ロシア軍はコンティアンティニフカ市への正面攻撃を断念し側面攻撃に切り替えている、ISWアメリカ戦争研究所6月23日付ウクライナ戦況報告によれば、チャシブヤール正面を担当するウクライナ軍旅団先任下士官の話として、チャシブヤール攻略正面となる都市部への正面攻撃は損耗の大きさから不可能であると学習したとのこと。

コンティアンティニフカ市は、チャシブヤール方面の最大都市であるクラマトスルク市攻略への重要な交通拠点となっていて、同様の条件を備えた都市にポクロフスク市があるものの、ロシア軍はこのポクロフスク市へも正面攻撃を避けているとしていて、クラマトルスク市とドルジキウカ市を繋ぐ幹線道路に対する攻撃に切り替えているという。

クラマトスルク市とドルジキウカ市を結ぶ道路への攻撃は、ウクライナ軍兵站道路がはしっており、都市部攻略よりも攪乱を重視しているのではないかとウクライナ軍は認識しているとのこと。この一つの兆候として、ロシア軍は新型無人機ルビコンを運用する部隊をポクロフスク正面からチャシブヤール正面へ転用しているという一例もある。

スムイ州への再侵攻について、冒頭にも記しましたが、停滞しているとウクライナ国境警備局のデムチェンコ報道官が現状を発表しています。スムイ州はクルスク州と隣接していて、ウクライナ軍のクルスク州逆侵攻に対するプーチン政権の政治的な要求からスムイ州へ侵攻を行ったものの、損害により攻撃を維持できなくなっているとISWは分析しています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
F-16戦闘機の運用基盤が整っていこう滑空爆弾脅威も無くなりロシア軍の攻勢全般が鈍っている印象です。

2025年ロシア軍夏季攻勢は、今までに判明している情報からISW戦況報告などを俯瞰しますと、非常に小規模であり、過去のロシア軍攻勢と比較した場合、一部の戦線でロシア軍が戦車の使用を再開した、という程度に限られているもようです。ウクライナ軍はスムイ州北部で反撃し、アンドリーイフカ集落を奪還したようです。

ロシア軍はコンティアンティニフカ市への正面攻撃を断念し側面攻撃に切り替えている、ISWアメリカ戦争研究所6月23日付ウクライナ戦況報告によれば、チャシブヤール正面を担当するウクライナ軍旅団先任下士官の話として、チャシブヤール攻略正面となる都市部への正面攻撃は損耗の大きさから不可能であると学習したとのこと。

コンティアンティニフカ市は、チャシブヤール方面の最大都市であるクラマトスルク市攻略への重要な交通拠点となっていて、同様の条件を備えた都市にポクロフスク市があるものの、ロシア軍はこのポクロフスク市へも正面攻撃を避けているとしていて、クラマトルスク市とドルジキウカ市を繋ぐ幹線道路に対する攻撃に切り替えているという。

クラマトスルク市とドルジキウカ市を結ぶ道路への攻撃は、ウクライナ軍兵站道路がはしっており、都市部攻略よりも攪乱を重視しているのではないかとウクライナ軍は認識しているとのこと。この一つの兆候として、ロシア軍は新型無人機ルビコンを運用する部隊をポクロフスク正面からチャシブヤール正面へ転用しているという一例もある。

スムイ州への再侵攻について、冒頭にも記しましたが、停滞しているとウクライナ国境警備局のデムチェンコ報道官が現状を発表しています。スムイ州はクルスク州と隣接していて、ウクライナ軍のクルスク州逆侵攻に対するプーチン政権の政治的な要求からスムイ州へ侵攻を行ったものの、損害により攻撃を維持できなくなっているとISWは分析しています。
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