■外国艦艇東京寄港
本年は、日本からのブラジル移民百周年にあたる年である。この百周年を記念して、ブラジル海軍より練習艦が日本へ親善訪問を行う旨、海上自衛隊ニュースリリースに発表されていたので紹介したい。
海上自衛隊ニュースリリース10月7日付によれば、10月16日から19日まで、東京港晴海埠頭へ、ブラジル海軍の練習艦ブラジル(満載排水量3729㌧)が寄港するとのことで、海上自衛隊からは入港歓迎のために、横須賀基地の護衛艦はつゆき(満載排水量4000㌧)をホストシップとして派遣する。
指揮官は、ブラジル海軍より、艦長のシッド・アウグスト・クラロ・ジュニア海軍大佐、海上自衛隊の指揮官は、はつゆき艦長、伍賀よしひろ2佐。16日1000時に東京港に入港、1030~1045時までが入港歓迎行事、1100時まで記者会見を実施、19日1000時にブラジルが出港する。
親善訪問ということで、電灯艦飾を予定している。晴海埠頭ということで、四月にフランス艦隊が入港した若洲埠頭よりも見ることは、やや容易であるものの、ブラジルの東京港晴海埠頭寄港中における一般公開、及び満艦飾は実施されない。ブラジル海軍艦艇の訪日は、11年ぶり四回目とのことだ。
そうりゅう型AIP潜水艦二番艦が10月15日111~1130時、川崎造船所神戸工場において命名式・進水式を実施する旨、10月7日付の海上自衛隊ニュースリリースに公開されていた。AIP潜水艦は、練習潜水艦あさしお、において評価試験が行われたAIP機関を搭載し、各種設備を最新のものとした潜水艦。
そうりゅう型潜水艦二番艦の進水式は、呉地方総監の杉本正彦海将が執行者となり、海上自衛隊からは海上幕僚長の赤星慶治海将も出席を予定している。早くも、そうりゅう型潜水艦の二番艦を建造できる背景には日本は二社が潜水艦の建造能力を有する造船所を保有する稀有な国であるので、このように価格競争の公平性を保つと共に潜水艦を量産することが可能、という点が挙げられる。
HARUNA
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