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令和四年度五月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2022.05.14-2022.05.15)

2022-05-13 20:22:12 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 十三日の金曜日ですが映画よりもロシア軍とコロナの方が遥かに怖い事を現実で繰り広げる中、皆様いかがお過ごしでしょうか

 第3師団創設記念行事が日曜日に千僧駐屯地において挙行されます、COVID-19感染拡大がようやく小康状態にはいり全国初の師団祭となります、これは2019年に第10師団創設記念行事が行われて以降、初めて自由に公開される師団祭となり、招待者のみでもなく報道公開のみでもなく、本当に久々、当日手荷物検査などを経て自由に見学できる行事です。

 ウクライナへのロシア軍侵攻、激戦の様子と痛ましいロシア軍による非戦闘員攻撃の報道に毎日驚かされ脅かされ懸念を重ねる今日ですが、言い換えればこういうときだからこそ、我が国の防衛はどのよう任待っているのか、自衛隊の能力でロシア軍の攻撃が日本に向いた場合には守りうるのか、守り切れるとして都市や交通基盤は壊滅しないのか、関心向く。

 師団祭、第3師団は近畿地方と紀州を防衛警備管区とし、その管内には京阪神都市圏という世界有数の大都市が繁栄を誇っています、もちろん第3師団の装備は、ロシア軍戦車師団を圧倒する、という水準には至っていませんが防衛力を広く示す事には意義があるよう思います。ただ、入場やシャトルバスは最新の情報を師団HPなどで必ずご確認ください。

 ゴールデンウィークはやはりCOVID-19感染拡大を招いた、師団祭を再開できる最中ではあるのですが、やはり、規制無き自由なゴールデンウィークには相応の結果が伴ってしまったようです。こういいますのも、ゴールデンウィークを境界線に国内感染者数は倍増しており、幸い顕著な死者数増大には直結していないものの過去最大の感染を出した地域も。

 世界では更に。厳格なコロナ対策を行ってきたことで知られる北朝鮮において、COVID-19感染による初の死者が報告されました。北朝鮮では最高度の防疫緊急措置を講じるとしており、すべての市町村での封鎖措置を決定しました。首都ピョンヤンでは原因不明の熱病患者が35万名報告されており、18万名を隔離措置として防疫措置を講じているという。

 北朝鮮の対応は中国武漢での感染拡大を受け、いち早く国境を全面封鎖、2020年に封鎖した国境は2022年の今日に至るも封鎖したままとなっています、このため中朝国境の物流も途絶しているほか、国境に機関砲を配備までして感染者どころか人一人いれない強い施策をとっていましたが、僅かな物流を通じ感染が流入したとおもわれます。抑え切れるのか。

 中国のゼロコロナ政策は持続可能な施策とは言えない、WHO世界保健機関のテドロス事務局長が中国に対して異例の発言を行いました。その中国では上海を中心にかなりの規模の感染拡大がみられ、人口の多い中国故の懸念もあります。安易に対策を解除しても取り返しがつかない、それはWHOの2020年における勧告に従った多くの国の結果でもある。

 アメリカではCOVID-19死者数が100万人に達したとバイデン大統領が自ら発表、ホワイトハウスには半旗が掲げられました。これは同時に24万人の子供が配偶者を亡くした事も意味します、当初はヴェトナム戦争の戦死者や第二次世界大戦の死者数、南北戦争の死者数を超えた際にも驚きをもって迎えられましたが、100万の死者数はまさに想定外という。

 アメリカでは感染対策を執るアンソニーファウチ博士はPBSアメリカ公共放送にて100万の数字はワクチン接種が進めば四分の一は防げたことであるとし、またパンデミー初期に20万の死亡を警鐘した際には大げさすぎるとの反発が在ったと振り返り、ワクチン接種を呼びかけるとともにパクスロビドなど接種が容易な治療薬の普及を進めているとしました。

 最悪の状況は乗り越える事が出来たのかもしれません、なにしろアメリカだけ最悪の状況では毎日3000名が死亡していた、毎日真珠湾攻撃が一方的に行われているような死者数がコロナから受け続けていた、後遺症の問題も今はまだ感染対策が第一とされる中で表面化していませんが、戦時中に日本で原爆症が問題視されなかったような流れが後遺症にある。

 感染対策は、もちろん経済は重要であるのですけれども、感染対策と経済は両立できても感染と経済は両立できない、今一度警戒態勢と云うものを再認識し、なにしろ感染拡大の最中に経済重視を行動で実証した地域や国々がどうなったかを考え、最悪期は乗り越えたがパンデミーはまだ続いている、その中で出来る事を探してゆくという慎重さが、必要なのかもしれませんね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・5月15日:第3師団創設61周年記念行事…https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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