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【G3X撮影速報】横須賀軍港めぐり【3】ヴァージニア級攻撃型原潜ノースカロライナ(2024-01-06)

2024-03-30 20:13:10 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■横須賀へ米原潜寄港
 軍港めぐり遊覧船はやはり実際に乗ってみないとどんなフネが入港しているのかはわからないものなのですねえ。

 原子力空母ロナルドレーガン、横須賀に戻ってきていましたのでこの遊覧船に乗船したというような、そんな艦艇愛好家の好奇心と行動力を惹かせるアメリカ海軍力の象徴、驚くなかれ、この一隻に搭載される戦闘機の数は九州全島の自衛隊機よりも多い。

 第七艦隊旗艦の指揮艦ブルーリッジとアーレイバーク級ミサイル駆逐艦64番艦のラルフジョンソン、64番艦というとイージス艦をそんなに造ったのかと30年近くかけて8隻揃えた日本の視点となりますが、この艦の竣工も2018年とコロナ前なのだ。

 ロナルドレーガン。空母航空団の規模を考えると巨大な空母ではあるのですが、この一隻にそこまでの戦力を搭載できるという技術、収納上手というべきか、その機能性にも驚かされる、とはキティーホーク一般公開の際の友人さんのお話で全く同感ですね。

 ノースカロライナ入港、そうそして原子力空母の陰に隠れてヴェルニー公園からはもう全く見えなかったのだけれども、ヴァージニア級攻撃型原潜4番艦のノースカロライナが横須賀に入っていたのだ、攻撃型原潜をこんな感じで見られたのは凄く貴重だなあ。

 ヴァージニア級攻撃型原潜なのですがノースカロライナと分かったのは超能力、という他ないような現代のデジタルカメラの解像度でSSN-777と艦番号のテントが舷門に張ってあったため。後部にはSDV特殊部隊輸送艇格納筒まで搭載しているのがみえた。

 船越地区へ、ノースカロライナは攻撃型原潜にかつての戦艦の艦名、州名は元々戦略ミサイル原潜に冠せられたものなのだから時代も変わったものだと思いつつ、そしてやってきた海上作戦センターの置かれた船越地区で、艦番号が見えない護衛艦あさぎり型が。

 やまぎり。あさぎり型護衛艦2番艦やまぎり、でした。あさぎり型はかつてトラファルガー海戦200周年観艦式に日本代表艦として参加した際、マストが二本もあって勇ましいことから地元紙の一面に載ったという、なにかこうひきつけるものがあるのかな。

 にちなん、しょうなん。海洋業務・対潜支援群第1海洋観測隊の海洋観測艦が2隻揃っています、機密性の高い任務にあたる艦ですが元乗員の方に詳しいことは聞けないので食事の話題を振ってみたら、長期航海ゆえに充実していて、また乗りたいフネだ、と。

 あすか。試験艦です、この少し前にレールガンの試験を海上にて実施した事を防衛装備庁が発表しまして、なにしろレールガン開発は昭和62年から継続しているものなのですが、洋上での試験成功は日本が世界初という。載っていないとわかっていても探す。

 海上作戦センター、昔の船越学園。なんでそういう名かというと自衛艦隊司令部はもともと廃校になった中学校校舎から始まり、勿論70年代までに地下化はなされていたのだけれども建物は古く、日本の海上防衛を象徴できる程度に新しいビルとなりました。

 ぶんご、あすか。うらが型掃海母艦2番艦ぶんご、関心事は海上自衛隊は掃海母艦という艦種を後継艦建造まで考えているのか、新たにヘリコプター搭載護衛艦2隻を建造し、ひゅうが型2隻を掃海隊群へ移管するのか、新型輸送艦に統合するのか、ということ。

 艦番号は行動秘匿のために順次ロービジ塗装に転換しているのですが、試験艦あすか表示はそのまま、こうして並んでみますと確かにロービジの効果が分りますね。なお艦番号四桁は支援艦艇で三桁が実任務にあたる艦艇、とわけられていたりします。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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