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JR東海 新快速・特別快速が共に運行される東海道本線

2009-01-17 14:09:27 | コラム

◆新快速&特別快速

 1月9日の記事にて、313系を載せたらば、新快速と特別快速の種別の色の見分けを間違ってしまった。ということで本日は、JR東海の新快速と特別快速特集。

Img_5697  313系特別快速が並行する名鉄本線に対抗して全速力で駆け抜ける。速度は特急電車にひけをとらない最高速度130km/h。JR東日本の近郊型電車のようなグリーン車などは無く、全車転換式クロスシートを採用している片側3扉車で、JR西日本の223系とともに、私鉄特急との競合区間を勝ち抜くための高性能車両だ。

Img_5743  JR東海の東海道線区間で面白いのは、新快速・特別快速・快速・区間快速が走っており、もちろん、普通から、特急まで様々な種別の電車が運行されている。特急は、特急“しらさぎ”“ひだ”“しなの”などから、寝台特急“富士・はやぶさ”まで、昨年三月までは寝台車ではあるが急行“銀河”が走っていた。私鉄並みの種別の多さが一つの特色といえる。

Img_3458  313系は、以前に新快速として運用されていた311系が最高速度120km/hであったことから、より速度性能を向上させた電車として開発された。シートピッチも若干、311系よりも余裕があるようで、速度も快適性も高い。例えば名古屋から豊橋の割引切符では、少し料金を上乗せすれば新幹線を利用できるというサービスがあり、これはある意味、新幹線と並んだ通勤電車、といえるかもしれない[ひかり21分、こだま29分、新快速・特別快速47分、ただし、運行本数では新快速・特別快速の方が多い]。

Img_4151  停車駅は、米原~大垣~岐阜の各駅、尾張一宮・名古屋・金山・大府・刈谷・安城・岡崎・蒲郡・豊橋、~浜松までの各駅。名鉄本線の名鉄岐阜~名鉄名古屋~豊橋の並行区間ではひたすら飛ばすが、名鉄と競合しない大垣や米原、浜松への運行では各駅停車になり、速度もそれほどではなくなっている。

Img_1509   313系特別快速。停車駅は、新快速とほぼ同じで、大府に停車するか、三河三谷に停車するか、という微妙な違いがある程度だ。基本、新快速、特別快速、快速、区間快速を問わず、来た電車に乗れば目的地に早く到着するようになっており、このあたりが、JR西日本の新快速と快速の運行体系とは違っている模様。

Img_1492  しかし、特別快速と新快速が同じ区間を走っているというのも珍しく、そもそもどういった扱いになっているのか、ということに興味がわいてこないでもない。名鉄の特急・快速特急のような上下関係があるわけでもなく、もちろん、阪急の通勤特急と特急のような運行時間のすみ分けがあるわけでもない。旧ダイヤ時代での名鉄快急と特急のような車両の区分けがあるわけでもない。

Img_4557  さてさて、最後になったが、本日の本題。新快速と特別快速の種別表示のカラーリングについて。新快速はオレンジ、特別快速はレモンカラー、快速はブルーで区間快速がグリーンの種別表示を採用している。そして、共通点は、それもスピードが速い、ということだろうか。なお、311系や117系がこの区間で快速や区間快速、新快速に用いられることもある。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (6)
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