熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

佐倉城址公園の花菖蒲

2010年06月24日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   梅雨の時期だが、午後になって珍しく気持ちの良い青空になったので、久しぶりに、佐倉城址公園に出かけた。
   この頃は、城址公園の緑が萌えるので、新緑の美しさは格別だが、花ッけは殆どなく、面白くはないのだが、姥ガ池の睡蓮と、その並びにある菖蒲畑の菖蒲と、その周りの紫陽花だけが、華やかな空間を作っている。

   残念だったが、菖蒲は時期が少し遅くてまばら咲きで、カメラの被写体になるような綺麗な咲き始めの花を探すのが大変なくらいで、殆どの花がトシマエンであった。
   農家のおばさんが、畑に入って、せっせと花柄摘みを行って、整理された菖蒲の株元に肥料を施し始めているのだから、仕方がない。
   先日、佐原の水生園の菖蒲を垣間見たのだが、この方は、立派に花が咲いていて、同じ千葉でも場所によって、多少の時期の差があるのであろう。

   私は、この口絵写真のトンボを追っかけてカメラを向けていた。
   オオシオカラトンボだと思うのだが、ブルーの綺麗な体をしたトンボで、菖蒲の蕾の花先や、花の落ちた茎などに止まっていて、思い出したように急に飛び立っては移動している。
   今、私の庭でも急に、トンボが多くなった感じで、近づくと急に飛び立つのだが、このトンボは、黄色い褐色の体でウスバキトンボと称するらしい。
   秋が深まると、真っ赤なアキアカネに入れ替わるのだが、赤とんぼを見ると、子供の頃の懐かしい宝塚の田舎を思い出す。

   菖蒲の花に一匹のくまんばちが戯れ始めた。
   私には、戯れているように見えるのだが、蜂にとっては、大切な蜜集めで、仕事中なのであろう。
   昆虫が近づくと、蜜を求めているように思うのだが、よそ目には蜜などありそうにもない花に群れている虫もあり、果たして、菖蒲の花のどこに蜜があるのであろうか。

   姥ヵ池は、睡蓮の葉がびっしり池面を覆っていて、所々、白い水練の蕾と半開きの花が顔を覗かせている。
   少し、ピンクがかった睡蓮もあるが、殆ど白色で、それに、花径も20センチ弱で小さいので目立たない。
   水面が揺れたと思ったら、亀の甲羅が水中を動いている。
   人通りが少なくなって静かになると、がまがえるか、ヒキガエルか分からないが、大きなカエルの大合唱が始まって喧しい。
   人通りが始まると、急に静かになる。

   遠くで、歌を忘れたのか、鶯が、ホケキョケキョケキョと変な声で鳴き始めた。
   カラスが居ないだけでも、救いである。
   
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