熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

トマト栽培日記・・・(20)まだ実をつけ続けるトマト

2009年09月10日 | トマト栽培日記
   4月から始めたプランター植えトマト栽培だが、木の下の方の葉は殆ど枯れてなくなってしまっているが、上部はまだ元気で、どんどん花芽がついて黄色い可憐な花を咲かせている。
   実の方は、成長の遅いイタリアン・トマトでは、口絵写真のようにまだ成熟前の実もあるが、ほかのトマトは、ボツボツ終わりである。
   もっとも、ミニトマトの方は、まだ、相変わらず、ぽんぽん色づいている感じで、当分収穫が出来そうだが、実がついても、これからは大きくなりそうにはない。
   しかし、順調に成長した苗では、今までに、一本に150個以上の実がついたのではないかと思うほど、豊作であった。
   

   栽培していて感じたことは、やはり、トマトは、ジャガイモと同じ系統のアンデスの原産で、限りなく太陽の恵みを受けて育つ植物だと言うことが良く分かった。
   そして、太陽の光と、適当な肥料に恵まれれば、地を這い、木に纏わりついてでも伸びようとする逞しい生命力を持った植物であることである。
   サカタのミニトマトであるイエロー・アイコなどは、3メートル以上もある四海波椿の上を這って伸び上がり、黄色い実をつけた房を、陽の光を浴びて花のように輝かせて美しい。
   丁度、木陰のプランターに植えたので、成長期は、ひょろひょろしていて、葉つきも実なりも悪く危ぶんだのだが、摘心せず放置して自然に任せたら、光を受け始めると、一挙に、本来の力を取り戻して成長したのである。

   梅雨時を上手く乗り越えれば、病虫害の被害も少なくなり、日本の暑い夏には、トマトの生育には非常に適しているのか、水遣りが大変だが、毎日のように、ぽんぽん色づき綺麗な実を楽しませてくれる。
   それに、トマトにも、苗毎に夫々個性があって、成長や花付き実付きも違っており、テキストどおりには行かず、トマトの苗の顔を見て対話をしながら、臨機応変に対応しなければならないと言うことである。

   面白いのは、肥料入りの土が入ったビニール袋の口を切って植えた簡易袋鉢栽培だが、実成りは、まずまずとしても、これが、一番場所も取らずにコンパクトで、手間隙かからずに楽であったことである。
   しかし、やはり、少し大きめのプランターに、たっぷりと肥料を配合した培養土を入れて栽培したトマトが一番出来が良かったような気がする。

   もう一つの収穫は、イタリアン・トマトの魅力の片鱗を理解できたことで、来年は、プロバンスあたりのフレンチ・トマトにも挑戦してみようと思っている。
   それに、関東なので手に入りにくいのだが、タキイのトマトを植えてみたいと思っている。
   色々面白い経験を綴ってきたが、これで、今回のトマト栽培日記をひとまず終わることにしたい。
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1 コメント

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また栽培日記お願いします! (大地ママ)
2012-03-28 18:42:39
新しく野菜栽培の世界に飛び込んだ(しかも異国)大地ママと申します。大変参考になる情報ありがとうございます。これからもぜひ栽培日記の継続をお願いします。
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