熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭・・・ムラサキシキブ色づく

2018年09月01日 | わが庭の歳時記
   庭のムラサキシキブは、一株だけ。
   千葉の庭では、2mくらいのブッシュ状の大株で、華やかに紫の房状の蕾をたわわに実らせて壮観であったのだが、鎌倉へは移植を諦めた。
   ところが、黒椿のナイトライダーの根元に、小さな幼苗が、一本育っていて、そのまま手を付けずに置いていたら、大分大きくなって、まだ、弱弱しいが、枝が伸びて、紫の実をつけたのである。
   
   このムラサキシキブは、紫式部にも通じる優雅な植物なのだが、私が、京都の大学生になって、古社寺を散策し始めた時に、恐らく、詩仙堂だったと思うのだが、庭の片隅にひっそりと風に靡いていたのを見て、魅力を感じて、一戸建ての家に住んでから、庭に植えて楽しんでいたのである。
   
   
  
   今年の異変は、わが庭は勿論、近所の木もそうだが、柿の実が、ゴルフボールくらいの大きさになったと思ったら、すべて、リスに食べられてしまって、柿の木には、実が、一つも残っていない。
   毎年、庭の柿が色づいて、絵になったのだが、今年は、リスも餌に困ったのか、不思議である。
   桃栗3年柿8年と言って、4~5年前に、庭植えした柿・正月に初めて実がついたので、楽しみにしていたのだが、同じリスの仕業であろう、庭のキウイの実も大分落とされている。
   関西にいた頃には、リスなど、身近に見たことがなかったので、フィラデルフィアのペンシルバニア大学の構内で、近づいてきて戯れるリスを見て、アメリカのエコシステムに感激したのだが、何のことはない、鎌倉では、リスが走り回っていて、害をなすのである。

   わが庭には、今、彩が殆どない。
   今年は、気候の所為だけでもなかろうが、タキイでネット購入したトマト24株の出来が最悪で、殆どまともに楽しめなかったので、庭も寂しかった。

   綺麗に咲いているのは、サルスベリだけ。
   蝶も、花に止まれず、椿や梅の葉に、憩っていて可哀そうであるが、草花の栽培を苦手としているので、仕方がない。
   
   
   
  
   
コメント
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