熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

静岡の旅・・・(1)はじめに思ったこと

2016年11月07日 | 花鳥風月・日本の文化風物・日本の旅紀行
   久しぶりに、東西に分かれて住んで居る親しい大学の同窓生が、一泊旅の集いを持って旧交を温めようと話し合った。
   結局、同窓会にあまり行かない一番付き合いの悪い私が、幹事と言うことで企画したのだが、真ん中あたりと考えて、大体、誰もが何時も素通りするだけの静岡を候補に挙げた。   
   駅近辺を動いただけだが、立派な都市の佇まいに、正直なところ、びっくりした。
   
   

   さて、静岡については、私の頭には、一つ、三保の松原と久能山東照宮、清水港、登呂遺跡くらいの認識はあったので、観光ガイドを見て計画を立てようとして、本屋に行ったのだが、全く、静岡を掲載した観光ガイドや観光案内書は、一冊もなく、るるぶが一冊だけあったものの、2ページくらいで、全く役に立たない。
   静岡県東京観光案内所を検索したら、静岡県東京観光案内所(Shizuoka Mt.Fuji Green-tea Plaza )が出たので、出かけたら、一寸した喫茶空間があるだけで、観光案内資料が欲しいと言ったら、棚状のキャビネットから、何組かの地図や小冊子やビラ状の資料を示されたので、ないよりはましだと思って頂いて帰ったが、折角、世界遺産や国宝建造物を持ちながらの、このお粗末さに、びっくりした。

   ところで、今回は、正午位に静岡駅に集合して、翌日午後適当な時間に解散と言うことであるから、観光としては、それ程時間が取れない。
   結局、一日目は、登呂遺跡、日本平、久能山東照宮。
   二日目は、三保の松原、清水港船弁クルーズ、清水観光。
   そして、静岡駅直近のセンチュリー福岡で、宿泊と会食と言うことにして、時間をセーブした。
   移動は、JRとバスとタクシーで対処したのだが、一日目の静岡市内でのバスの便などは、目も当てられない程悪く、タクシーの運転手に聞いたら、タクシーさえ、観光シフトの考え方は、全くないと言う。
   登呂の遺跡までは、路線バスでもまずまずだが、日本平・久能山に行こうと思えば、静岡駅からでも、バスは1時間に1本くらいしかなく路線バスなので時間はかかるし、登呂遺跡から久能山下へは、昼に1本あるだけで、殆ど役に立たず、結局、タクシーで日本平に向かったのだが、団体バスか自分で車を運転するかでないと、静岡の観光は大変なことが分かった。
   尤も、あまり沢山観光客が来ると、久能山東照宮へのロープウェイが、ピストン運転でも、待ち時間が長くなり、パンクするかも知れないのだが。
   
   
   

   さて、静岡の旅だが、2日とも天気が良くて、結構、楽しめた。
   目的の一つは、やはり、霊峰富士を仰ぐことだったが、残念ながら、空気がクリアではなかったので、霞んでボーっとした感じで、日本平からは、まずまずだったが、三保の松原からは、殆ど霞んで見えなかった。 
   帰りの新幹線の車窓からは、墨絵の雰囲気であった。
   
   
   
   

   清水は、何となく、清水次郎長の雰囲気を訪ねたくて訪れたのだが、完全に都会化された雰囲気で、京都や鎌倉以上に、古い昔懐かしい佇まいなど皆無であった。
   三保の松原も、能「羽衣」とは結び付かなかったが、豊かな松林と白砂とは言えないが砂浜の豊かさを見て、ほっとした。
   清水港の船弁クルーズも面白かった。
   次に、もう少し、詳しく、旅の思い出を書いてみたい。
   
   
   
   
コメント
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