熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

メタボリック・シンドローム・・・恐ろしい動脈硬化

2005年06月19日 | 生活随想・趣味
   18日土曜日の午後、日経ホールで、愛知万博「高齢化社会と心血管疾患」委員会と日経主催による
      「高齢化社会と心血管疾患」シンポジューム
      健やかに長生き
      ~しなやかな血管を保つ、運動と食事法~
が、「愛・地球博」記念として開かれた。
   幸田真音のセミナーに行こうか迷ったが、結局、この話を聞くことになった。この種のセミナーには珍しいようで、男の聴衆が80%以上、それに、当然なのかどうか、全体の70%が、5~60代であった。

   結論から言うと、私にとっては極めて役に立つ有益なシンポジュームであった。
   例えば、ジョギングや激しい運動は、体に良くない。ウオーキングが良く、1万歩を目安に3キロ以上歩くこと。
   仮面高血圧と言うのがあって、会社の検診では正常であっても、早朝と夕刻に急に血圧が上がり動脈硬化でダウンする場合があるので、家庭での血圧測定は大切である。
   しかし、最も気になったのは、内臓脂肪蓄積とメタボリック・シンドロームの話である。

   何れにしろ、「ヒトは、血管とともに老いる。しかし。個人差が大きい」と言うことで、沖縄の100歳以上のヒトを調べたら、全員、正常血圧であったと言う。
   兎に角、血圧を含めて心血管の病気は致命的なのである。

   肥満はダメだと言うが、洋ナシ形状の「皮下脂肪型肥満」は、まだ罪が軽いが、外見だけでは分からないりんご型の「内臓脂肪型肥満」が、心血管疾患の引き金を引くので危険だと言うことだ。
   ただ、救いは、内臓脂肪は、比較的容易にたまるものの、容易に燃焼するので、日常の食事と運動に注意すれば十分減らすことが出来るようである。

   ところで、問題はメタボリック・シンドローム(代謝症候群)である。
   生活習慣病と呼ばれている「肥満症」「高血圧」「糖尿病」「高脂血症」等は、個々の原因で引き起こされると言うよりは、内臓に脂肪が蓄積した肥満、すなわち、「内臓脂肪蓄積」によって起こる事が多い。
   心筋梗塞や脳梗塞等動脈硬化は、これ等の生活習慣病によって引き起こされるのだが、これ等が重複した複合生活習慣病状態、すなわち、メタボリック・シンドローム状態になると、普通の場合より、これ等心血管疾患にかかる発病リスクは、数倍から数十倍にアップすると言う。
 
   健康寿命を延ばすために、一生懸命に、社会もヒトも頑張っているが、日本は、とうとう、世界一の長寿国になってしまった。
   少子化は、人口減の原因となりそれなりに問題だが、高齢化は、社会コストや問題を引き起こす確率が高くなるものの、社会の比重と価値観が後方にシフトするだけで、それに合わせて経済社会改革を行えばすむ。
   (とは言っても、文明や科学技術が進み過ぎて、本来幸せであるはずの長寿が、社会コストを引き上げてヒトと社会を不幸にするこのパラドックス。長生きの不幸をどう捌くのか、難しい。)
   しかし、寿命が延びた分、どう価値ある生き方をするのか、それを考えずに、命ながらえる事ばかり考えていても仕方がないような気がする。
   
   

   

   

   
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