花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃって

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二月大歌舞伎 昼夜通し つづき

2009年02月24日 | 歌舞伎
土曜日の歌舞伎座から少々時が経ってしまった。
なんでこんなに時間が経つのははやいんでしょう・・。

でもまだ今月の歌舞伎座二月は千穐楽まで間がある。
千穐楽になる前に、昼夜の続きを。

「京鹿子娘二人道成寺」
 花子二人の舞は、陰と陽、光と影・・でありながら、
「恋の手習い」ある種濡れ場表現になる男女の絡みをも想像させる場面を玉三郎が一人で踊ったのは印象的。ここからは、姉と妹らしく、従来の桜子と花子になるのかなあ・・とその後の、山尽くしでも2度目にみて思ったこと。
3度目にしてようやく菊之助が、自分を出してきたようにも思い・・次があったら?などと今回は次回を期待させるものにもなった。

 今回道行後、花子の舞に入る前、所化の「舞」ついての語りが、聞きなれたものと違っていたことが、けっこう楽しかった。
スサノウとアマテラスそして天岩戸、そしてアマノウズメの舞、更に付け足して、岩戸をなげて落ちたところが、戸隠だと。
いつもと今回は毎度違ってこの語りなにかな?

「人情噺文七元結」
 さすが・・菊五郎!!そんな舞台だった。江戸っ子を演じさせたら、今の歌舞伎界ではNo.1。と勝手に思う。
 江戸っ子とは?
 人情にあつく、損得抜き、おおざっぱ、意地っ張りで喧嘩早い、せっかち、筋の通らないことはしない。お金に関しては執着せず。
 どれもこれも当てはまる菊五郎左官長兵衛。元は、噺家、三遊亭圓朝の創作。
三遊亭圓朝は、江戸噺家。やっぱり江戸なんだよね。江戸の人情噺。
笑って泣いて・・ほろっとさせて最後は、ハッピーエンド。
 好きなんだよなあ・・こういうの。近松物と違って・・。
今回そんな菊五郎で見せる舞台だけれど、そこに芝翫、吉右衛門と出てくることによって更に舞台の厚さが増していた。

楽しさいっぱいで昼の部を見終わって・・30分。
今回は劇場内に出ず、劇場内をうろちょろ・・ショッピングに勤しむ。
この時間は、歌舞伎座のお店が一番空いている時間。
それで・・少々出費してしまった私。

夜の部「蘭平物狂」
今回はちょっと眠いぞ・・って周りをみると、なんと、
かなりの人が居眠りしてた(苦笑)
この日1階席での観劇だったのだけど、3階席に比べると
居眠り指数は相当高そう。
そんな周りをみていて、なんだか眠気がとれて、
蘭平の見せる踊りに満足。拍子をとる舞踊は楽しい・・のだけれどな。
そんな1等席が目覚めるのは、大立廻り。
ツケ打ちの音と共に、浅葱幕が落とされ、捕手がそろい蘭平が中央に。
ベテランは、やはり安心しつつも、世代交代も行われガンバと。
そして、復活もまた嬉し。
何度見てもひやひやドキドキ。歌舞伎の立ち回りの楽しさを感じながらも
怪我しないでね!!と願うばかり。

「勧進帳」
やっぱりこの勧進帳は、「歌舞伎座」最後の今見ておかないと!って思うけど、
もはや立ち見も1時間待ちと聞くと宣伝もできない。
頼れる上司!!吉右衛門弁慶!
「勧進帳」はいろいろな人が演じられるけれど、弁慶役者といえば・・
見たことはないけど「7代目松本幸四郎」と言われて久しい。
たしかに今の幸四郎も・・弁慶役者であるものの、
私の中では、「2代目尾上松緑」となる。
でもその時は・・延年の舞にびっくりさせられた。
なんだこの人!!と。
それから・・・芝居としての弁慶は、見るほうも歳をとったゆえか、
今回の吉右衛門弁慶の重厚さに圧倒させられた。でもこれは、
相手となる富樫の菊五郎も見ごたえがあり、品のある梅玉義経、
そして四天王とやはり周りの見事さがものをいっているのもあるかと思う。
今回のこの張り詰めた緊張感すごい。
芝居というのは・・見るもののコンディションそして舞台上の人たちのコンディション。大事だよね。

最後に「三人吉三」
これは・・ほんと面白い顔合わせ。
一番年下の松緑が和尚吉三で、一番オーソドックスの七五調。
真ん中いくのが染五郎。
一番年上の玉三郎のお嬢が・・いや~現代調とでもいうのだろうか。
「月も朧に白魚の・・・」のツラネ。
歌舞伎読本などに書いてある黙阿弥の「七五調」というのからはますますはずれていってるようで、これも今ありなんだろうな・・と。
新しい解釈の「七五調」。


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千穐楽夜の部の感想をポツポツ書いてます(^^ゞ (ぴかちゅう)
2009-03-01 01:44:29
「蘭平物狂」は演目そのものが初見なので感想は一番最後になってます。
昨年4月の仁左衛門・勘三郎・玉三郎の「勧進帳」は黄金三角と書きましたが、今回の吉右衛門・菊五郎・梅玉のそれはいぶし銀のイメージが湧きました。4年前の吉右衛門弁慶はちっともいいと思えなかったのですが、今回は素晴らしかった!五月演舞場で若手育成を始めてからの丈は別人のように気合が入っていて頼もしいです。
染五郎・松緑・菊之助の若手3人がそれぞれの役を演じつつ、ベテランの舞台を真剣に見つめていたのが印象的でした。
舞台は生き物 (harumichin)
2009-03-01 20:51:13
配役の妙。そしてその時の妙。
役者さんのコンディションは常に最高でと願うものの、やはり人間。いろいろありますよね。
そして人との絡み。相性。そして感じる見る側の受け取り方・・舞台はおもしろいですよね。
だから、ほんとうは1回では決め付けられない・・ってしばしば思うものの、何回も見に行けるわけでもなく・・感動の舞台に出会えたときの幸せは、なにものにもかえがたいな・・・っって思います。
今回の四天王良かったですね。
そのうちあの3人の勧進帳・・・いつかあるかしら???

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09/02/25 歌舞伎座千穐楽夜の部?いぶし銀のどっしりとした「勧進帳」 (ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記)
{/m_0084/} 吉右衛門の弁慶を観たのは2005年の歌舞伎座公演だったが、実はあまり見応えがなくてがっかり。声が口の中にこもって何を言っているのか聞き取りにくく、兄の幸四郎と同じDNAがやはりあるのかなぁと思ってしまったくらいだ。その時期の吉右衛門は体調がよく...