花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

日生劇場 十二月歌舞伎

2011年12月14日 | きまま
今月の歌舞伎鑑賞は・・私は日生劇場だけ。
今月は国立劇場、中村座、そして南座と4箇所で行われている。
来月においては・・南座はないものの、松竹座それに、浅草公会堂、新橋演舞場、ル テアトル銀座って7箇所で歌舞伎がかかる。
おいおい、そんなに多くて大丈夫なの?どうしてそんなに?って思うものの、お客さんも見たい歌舞伎の選択肢が増えていいのかな・・って。
来月のチケットもそろそろ売り出されているものの・・う~ん。どうしよう?ッて悩みがちの今日この頃です。

今月の日生劇場歌舞伎「七世松本幸四郎襲名百年」と言う興行で、市川染五郎、尾上松緑、市川海老蔵3人を中心とした歌舞伎公演。3人が七世幸四郎の曾孫ということでの出演で、それぞれがまだ花形の時代は、一緒に出ていたけれど最近では、珍しい組み合わせ・・というところ。

公演が、発表された当初「勧進帳」はかかるだろうけど、弁慶は海老蔵だけとは・・それこそ3人とも弁慶が、堂々と演じられるではないか!!
七世松本幸四郎ゆかりの狂言なんだし・・父親は、弁慶を数多く演じている九代目幸四郎、今回曾孫3人のなかで兄貴分となる染五郎が、ついにこの機会にこそ!!っ思い、いいにつけわるいにつけ3人三様の弁慶やっったら、お客さんだって3回見に来るのに・・って思うのは私くらいか?

海老蔵の弁慶みたさの母は、「義経はこのなかで染五郎だけでしょ?」「松緑の義経は・・ない!ない!!」「この配役しか無理よ!!」と言うのだけれど・・。

母はまさに大満足の夜の部だった。初日の昼をみた母においては・・「もう(海老蔵)出番がなっくて、つまんない!!」とまあ、見た日の夜電話で、1時間ちかく話すものだから・・そんなに出ないか?と昼をみると・・「茨木」でてるじゃん!!だったのだ。
が・・「あれじゃつまらないわよ!」と。
初日母の横にすわった染五郎ファンの方が、夜は義経じゃあ台詞ないし・・といって昼を見に来ていたのと同じらしい。

今回ほんとうにファンも贔屓も三人三様なのかもしれない。
じゃあ松緑は?っていうとやはり見せ場は、「茨木」だけれど・・松緑の口上での日替わりエピソードは、聴きものかも。
どうも毎日ネタをかえているらしい。
みたのは2回だが、違っていたし、さらに知人のみた日も、お嬢さんの誕生日があったそうだが、染五郎さんや海老蔵さんのような肉食系には、嫁がせたくないそうで・・というったよう。
私の時の聴いたのは・・七世松本幸四郎の血筋は、モテルのだけど僕だけ違うというのと歌舞伎で3人といえば、松王丸、梅王丸に桜丸で僕は桜丸といった松緑。そこで客席を和やかにさせてくれるのだけれど・・ちゃ~んと最後には、そうはもうしても松緑さんは・・ってフォーローをわすれない染五郎がいて・・たのしい限り。

って演目の事は、松緑の口上からも「染五郎さん、海老蔵さん、そして私と、同じ月に3人が飛び六方を踏むのも、これまた珍しい事と思っております」という面白い趣向もふまえ三人三様後ほどまた。
コメント
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