花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

四代目江戸屋猫八襲名披露公演

2010年01月15日 | 舞台いろいろ
世田谷パブリックシアター
『爆笑寄席てやん亭2010新春スペシャル』
小猫改め四代目江戸家猫八、襲名披露記念公演

席亭:花井伸夫

林家彦いち
柳家花緑 
鈴々舎馬風

口上
小猫改め江戸家猫八/鈴々舎馬風/三遊亭金馬/柳家花緑

林家正楽
小猫改め江戸家猫八

母をつれての世田谷寄席。
世田谷パブリックシアターって落語寄席もあるんだ。
さらに料金も2,500円って寄席価格~。
今回、鈴々舎馬風師匠がでるし、三遊亭金馬師匠に柳家花緑・・師匠と呼ぶのは若い感じがするけれどね。

この三人が出るというと母がついてきた・・ってかんじ。
母は前金馬師匠のファンで、最近TVで見かけなくなった馬風師匠のドクのある噺が好き。

今回も彦いちの話は、電車の中ということもあり、よくわかんない!と言っていたけれど、
それ以外は、どれも面白かった~って。馬風師匠は、みそらひばりメドレーを聞かせてくれる。これがすっごい上手い。・・って思ってると、マイクもって唄いだした。これもまた上手い!! 最近は理事の仕事で忙しいようだけれど・・やっぱり噺が、楽しい。

このところハズレにあたっていた花緑も久々ヒット!!
面白かった~~~~。
正楽の紙切も久々だけどすごいよねえ・・。お客さんの無理難題。切っちゃうのだから。
以前1度正楽師匠に切ってもらった時、感動しましました。

そして動物のものまね江戸家猫八師匠・・やっぱりすごい。
今回は、洋装で今までのままだけど、そのうち座布団にすわって・・と
楽しみも増えるこれからです。
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初春花形歌舞伎  昼の部

2010年01月15日 | 歌舞伎
江戸歌舞伎のお正月には曽我物あり!きってことから、
今年新橋演舞場の序幕に「寿曽我対面」
工藤祐経の館で華やかに祝宴がひらかれている。
そこに、対面を願い出た五郎十郎の兄弟に獅童と笑也。
そして今回、二人のあだ討ちの相手となる工藤祐経に右近。
右近の師匠、猿之助が、松緑の襲名で工藤祐経を演じたとき
常に工藤の視線が兄弟を見守っていたそうな。
この役には貫禄、大きさが必要。右近一生懸命は伝わるけれど..
右近やっぱり若い。
さらに五郎十郎..獅童の一生懸命さも伝わるけれど、重さにかける。
荒事の大きさと子供っぽさそして若さで向かう五郎
一緒に観ていた母が「この役は今なら、松緑がよさそうね」となにげに口にした。
一方十郎..こちらは、残念ながら地味~~~~。
母などは「笑也、おじさんすぎでしょ。」と。
また、「化粧は玉三郎ににていいけど、動きが、なにせ軽すぎ~」というのは春猿のこと。

とにかく吹けば飛んでしまいそうな舞台のなか...猿弥の朝比奈こちらは貫禄。
「若いのにうまい!」と華ではないが、しかりとした芝居が群を抜く。

若さで、スーパー歌舞伎で、はなばなしく見せていた澤瀉もそろそろ古典のしっかりとしたものもを。と、師匠だって思うに違いない。
今、市川海老蔵が、家の伝統を飛び越えて、猿之助が、作ってきた歌舞伎を演じているが
あくまでそれは海老蔵という役者によって猿之助の歌舞伎に新たな味が付け加えたれてしまうわけだ。

ゆえに「新たな」という言葉がついてしまう。
海老蔵の歌舞伎はどちらかというと見せる芝居。
勧進帳にして鏡獅子にしてもビジュアルから..というものになっているように思う。
澤瀉の歌舞伎であってもやがて成田屋という色にのみこまれてしまうかもしれない。

それに対して、澤瀉屋の芸を今回見せてくれたのは、市川右近だった。
猿翁そして猿之助が、踊った「黒塚」
猿之助が、澤瀉として澤瀉の家に伝えるべき舞踊。
市川右近・・踊りは上手い。でもどうしても猿之助ジュニア、猿之助に似てるねえ・・から彼らしさが、いまひとつ。
それに似すぎて、脇としても使いづらいのか、猿弥のようにいろいろな舞台に呼ばれることも少ない。
でも今回は・・それがすべて上手いほうに、運んでくれたかのように、素晴らしい、味のがある貫禄の舞踊だった。
今まで上手いとおもっていても、ここまで踊れるとは・・圧巻だった。
この舞踊は、たぶん器用な亀治郎も踊りそうだが・・
今回の右近には、まだまだ及ばないだろうと・・。
市川右近・・これをバネにさらなる場所をもとめて活躍してもらいたい。

今回昼は、舞踊がさらに続く。
海老蔵の「春興鏡獅子」
彼が、襲名の時にも踊ったがあの時の弥生は、あまりのでかさに思わず笑ってしまっていた。ばりばりのオカマちゃんだったのだもの。
筋肉ついて顔もしっかりしていて・・うごきもしなやかというのには少々無理も感じで・・。
襲名から時も経ち久しぶりの鏡獅子。
一緒の母が一番楽しみにしていた舞踊だ。
今、数多くこの鏡獅子を踊っているのは、勘三郎だが、私は、菊之助の若々しい弥生や獅子の精が好きだ。なにがいいか・・って、ういういしい弥生が、お殿さまの前で踊るっていうのが、そのままで、獅子になってからは若さで見せる・・そこにもともとの菊之助がつくる現代的な上品さかな。
海老蔵は、新之助時代は、綺麗さもあったけど・・最近はねえ・・っておもっってしまったが・・久々今回・・でかさはあるものの、しなやかさ復活。要らない筋肉が落ちたのかな? お殿さまの前にこんなでっかい弥生登場じゃあ、お殿さまはさらに大型の人かなあなんて妄想しながら、大きな美女弥生を見つつ・・後見の新十郎を見ていた。

座った席が花道横、母は弥生を私は新十郎と視線が、違っていた。
そして獅子も前回に比べて、押さえめ。
これは今だ、松緑の獅子の毛振りの見事さが、忘れられないこともあるのかも。
といっても大きな海老蔵。
獅子の精は、花道の登場から、華がある。輝いている。
やはり今、旬の歌舞伎役者!!

さてさて1週間すぎて、週末再び新橋演舞場へ。夜の部観劇予定。
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ファニーガール

2010年01月15日 | ミュージカル
1910年~30年代ブロードウェイで一世を風靡した喜劇女優、ファニー・ブライスの半生を描いたブロードウェイ・ミュージカル「ファニー・ガール」を春野寿美礼さん主演で赤坂ACTで上演。

この劇場で前方席に座った。はじめてだな。けっこう幅のある劇場なんですねえ。
作品を見るなら通路をはさんで階段状になっている席のほうがいいかな・・なんて贅沢に思いながら座っていた。

映画では、バーブラ・ストライサンドが演じたファニー。
今回春野寿美礼さん・・上品さがあるかなあ。下町というより山手のお嬢さん。歌がお上手。コメディもなかなか。
でも私の中で、「江利チエミ」さんがふと思い浮かんできたら・もうそこからこの役は、江利チエミさんしかいない!!って勝手に妄想が突っ走って行った。
歌がめっぽう上手くて、負けん気がつよくって、ちゃきちゃきな女の子。でも恋愛は??
そして美人じゃないけれど・・ねっ!
って今、「江利チエミ」さんって言ってそれが、ファニーにつながるなんてわかる人は50才代以上の方かレトロ昭和ファンかもね。

現代にも通じる女性というファニーガール。朝の連ドラで女性が主役、ダメ彼か、彼女が好きなのに口に出して言えず応援するのみ・・ってやっぱりちょっと前じゃない?
だからかなあ?
客席何げに年齢高め?
主婦層確保か? 平日仕事帰りに見れるのが、この日14日だけなのだから。
あとは、土日しかいけないのよね。赤坂っていう場所のせい?

この舞台で目を惹いたのは、橋本じゅんのエディ・ライアン。ええっ!振付師だったの?
って芝居途中でこのエディ・ライアンが振付師ってわかって驚いた私だけど、まさにいい人!!いい人過ぎて、大好きな彼女にはお友達のままで終わってしまう。
出演者のなかでけっして歌の人!ではないけれど、芝居がいい。まさにムードメーカーでこのお芝居がコメディって要素をかもし出してくれる。劇団☆新感線ということか?次回の作品のためということか、劇場外で劇団☆新感線のいのうえひでのりさんを見かけた。

またこの作品実はアンサンブルさん?といっていいのかなあ?
まあ阿部裕さんや田中利花さんは、ちゃんと役ああるけど
今までダンサーだと思っていた遠山大輔さん芝居してるし、
やっぱりこの人歌だなあ。さすが山口祐一郎大好きなことだけある!!って勝手におもう
・・港幸樹さん、ソロでしっかり歌ってる!!
ちゃんと女性だ!小野妃香里さん・・って主役以外にやっぱり目が行ってしまう私。

そこにけっこうハマってしまう。
舞台全体は・・前過ぎてよくわかんない。
ってことで、このお芝居もなんやかんやチケット安売りされて、思わず易いチケット購入。
もう一回アンサンブルさんみてこよ~っと。

話は、それるけど・・赤坂見附に向かう観劇帰り道。
ぷらぷら歩いてると・・なぜかお酒の入ったお兄さんやオヤジさん複数に声をかけられる。
「元気?」とか「お久しぶり~」とか。
なんでだ??

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