花がいっぱい。

どんな花も無心に
咲いているから素敵なんだって。
無心になんかなれないよ。
どれもこれも気になっちゃってるんです

ミス・サイゴン 19回目?

2008年09月17日 | ミュージカル
そんなに通ってる?
なんだかそんなに通ってるようには思えない『ミス・サイゴン』
いろいろなキャストさんの組み合わせがあるからだろうか?
ストーリーに、なんだかなあ・・という思いがあるからだろうか?
数字的には19回足しげく通っているようだ。
(自覚がない)

15日にイベント参加をして、13日に港幸樹さんのトークライブに行けば
自然と今回は、アンサンブルさんの活躍に目が行くというもの。
16日夜の部。
ドリームランド場面。いつもならジョンとクリスのやり取りメインに見ている舞台だが、今回は、その他GIやらお店で働くベトナム人に目が向いた。

ただしょっぱなから、オケの音が気に食わない。若林コンダクター不調?
演奏してるほうが不調?SEが違う?
それに筧エンジニアの歌が、音符からかなり離れているように聞こえて心地よくない。
さらに、なんだか今までよかった照井クリスもここにきて何かお疲れ?
歌にはりがない・・。
いやこちらの気のせい?勘違い?
空席が目だつ2階席・・やっぱり井上クリスじゃないとダメなのかなあ・・。
舞台上の人たち、空席が目に入ってモチベーションが下がってる?
って妙な想いにかり立てられてしまった。

今日は、「実習生」とネームカードのところに書かれたカードをつけてる係りの人が多かったゆえ、演奏者も実習生じゃないよね・・・とは思い違いもはなはだしい?

16日私を満足させてくれたのは・・2幕開始早々ののサカケンジョンの『ブイ・ドイ』からだった。
そして、笹本玲奈キムが、後半からいいなあ・・と思ってみていた。
前回見た笹本キム・照井クリスの相性は、けっこういいんじゃない?と思っていたため、今回更に良くなってるか?と期待していたのだが・・照井クリスが、なあ・・と最初のドリームランド場面アンサンブルに目が行き、クリス見てなかったのがいかなかったかなあ?と。

照井クリスやはり素朴なやさしそうな青年で、やはりこんな青年だったらベトナムではやっていけなさそうという雰囲気はそのままなのだが・・歌も芝居も最初からさえなかった。
これは、私だけがそう感じたのかもしれないけれど。
だから、ほかのみんなもどうもクリスに絡みづらそうにみえてって見ている私だけかな。

笹本キムが、好調ゆえなんだかもっとよく見えたんじゃないかとも勝手に思ってしまった。

そのいいなと感じたキムとジョンとのやり取り、タムをジョンに合わせたあとのもう一方的な想いを語るキムにまったく自分の伝えるべきことを伝えられず、戸惑うジョンの掛け合い場面・・ともに歌以上に芝居がよかった~。
ジョンの困り果ててる姿が、まさに歌の一人ごとで・・
以前ここでの場面キムがいとおしくなるようなことをいっていた岸ジョンだたけど
サカケンジョンは、そうでななさそう。
などと想い、この辺からは、最初の今日はダメだなあ・・公演を払拭。
ラストちょとだけだけれど・・盛り上がってきた。
ゆえに
エレンの出方が今後すごい鍵になるんだろうなあ・・・と思い
キムとであった後、「彼女と戦うわ~」と勝気だった彼女。
その彼女が、キムの死を見取るクリスを見、そして残された二人の子供を
・・。って大変だよ~。この子に愛情を注ぐのって・・って、
クリスはいいけどさ・・。
またタムだってどう育つのか???でしょう?

最後のことにもいろいろ思うところ有なのだけれど
今回は・・今後にも思うことありで・・

な~んだかやっぱりこのラスト急ぎすぎで、
「つづく」「To be continued」状態の結末に
見てる方この後は、それぞれに想像してくださいなのかなあ?とか・・

泥沼にはまってきたのかなあ?
『ミス・サイゴン』



コメント (2)
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新秋九月大歌舞伎

2008年09月17日 | 歌舞伎
9月新橋演舞場も歌舞伎公演。
14日日曜日昼夜通しで見た。

公演時間、もう少し短いつもりでいたものの
休憩は、35分、30分、20分などあるものの長かった。
終演は9時15分だった。

昼は「源平布引滝」に「枕獅子」
夜は「加賀見山旧錦絵」に「枕獅子」
この日、夜の部は、母と一緒の観劇だった。

昼の部 義太夫が始まると…いいなあと聞き入るうちに
目が閉じていた。
しっかり起きていたと自覚があるのは、義賢最期の立回り、
それに竹生島遊覧に
実盛の竹生島での様子を語らない場面。
義太夫..子守唄に最高!?
それにもう1回見るし..なんて気持ちも有ったことが居眠りに。

夜の部
『加賀見山旧錦絵』こちらは、けっして喜劇じゃないのに思わず笑ってしまう
局岩藤の海老蔵のつんとした意地悪態度。
登場は、至って美しい..だけどでかい女!
と、ここまではいいのだが..尾上をいじめる姿はまあ嫌な女!
いじめた後は、知らん顔してすっと後ろを向いてふすまの向こうに消えてゆく。
夜の部を1一緒に見ていた母が、だからいいんじゃない..って
いじめが陰湿にならないわよ・・ってちょっといい加減。
でも岩藤一派のいじめに耐える人の良い尾上。
時蔵の尾上がとてもいい。見てる方も同情がわく。
なのに、自分の下で働くお初に対する態度が、八つ当たりするのではなくあくまでもやさしい..思わず勝ち気なお初が、尾上を心配するのがうなづける。
お初を亀治郎が昼のおりょうのあと、演舞場でも大活躍だ。
尾上は、立女形の演じるものだそうだ。
思わず死んでしまうのに?と思いながら、だから女性版忠臣蔵なのかな?と
ぞうりでたたくという場面は知っていたものの、初めてみた演目だった。

その後『かさね』
海老蔵の与右衛門に亀治郎のかさね。一昨年のロンドン、アムステルダム公演で賞賛されたものだそうな。
ウーマン・イン・ブラックの恐怖が、イギリスの風土と怨念から生まれた作本とはちょっと違うけれど、そんなお芝居がロングランされているロンドンで『かせね』
受け入れられそうだなあ・・・と。ということは凱旋公演というものなにか?
海老蔵の与右衛門相手が以前菊之助だったときとは、また趣が違がっていた。

怖いものだなあ・・と因果応報めぐりめぐって・・よく考えたもんだ・・って。
昼の部は、また後ほどに






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秀山祭九月大歌舞伎 昼の部2

2008年09月17日 | 歌舞伎
今回の観劇は、昼の部当初2回予定だったが、1回分追加。
それが13日(土) 座った席も偶然にも同じような3階席。

『竜馬が行く』 風雲篇
やはり思ったのは、舞台照明、舞台装置の面白さ、
亀治郎のおりょうと竜馬とのやりとりの面白さが印象に残ったこと。

前回上演された立志編から、風雲編としての続編。
世の中が激しく動きそうな幕末、薩長の動きなどとの関わりは?
土佐の中岡はとはどうなるの?、
竜馬は今後どんな道を歩んでいくの?
という運びではなく竜馬おりょうさんとの恋物語編という感じ。
今回、登場した中岡慎太郎や西郷吉之助は、次作へのつなぎ、って感じかな..と。
そんなおりょうを演じる亀治郎、昼は歌舞伎座、
夜は演舞場で、お初にかさね。大活躍。

『逆櫓』
船の艫(船の後部)と舳(船首)の双方に櫓を設け、
前後双方への航行を可能にしたものが逆櫓。
梶原平三景時が、源義経に発案したとか。
その場所にあった松が、逆櫓の松ということで今の大阪府大阪市福島区にあるとのこと。
だけれど実は、『ひらがな盛衰記』逆櫓の段に登場する松を、福島に実在の「千歳も歴ぬらん名松」にこじつけたものらしい。

登場する吉右衛門演じる樋口次郎兼光は、義仲四天王の1人。
そうかあ、と改めて今回見直す。
またこの「ひらがな盛衰記」、源平盛衰記をひらがなにしたものということだが
言葉的には、源氏と平家この二つにくっきり分かれていそうな敵味方だけれど
同じ源氏といえど有名な?頼朝、義経兄弟ながら敵味方。
ここに義仲登場で..ある程度血のつながりはあるもののどこがどうなのよ。
と、いやはや日本の浄瑠璃からくるようなお芝居って、複雑にいろいろ絡んでいる。
時代的背景っていうものを知ってると、知ってないとじゃもう楽しみ方がえっらい違ってくる。
歌舞伎じゃよく出てくる「◯◯」実は××とか
死んだはずだが実は…ってもうどんでん返しのなんて多い事。
この一筋縄ではいかない古典の面白さ。
新歌舞伎には、あまりこの手法をつかっているのは、多くないようなきがする。

でも、今でもTVのアニメや漫画あたりでは、実は彼は◯◯だったって
ひょっとして昔の歌舞伎、時代物は今のアニメや戦隊ものかも?と

そう考えるとやっぱりヒーローも悪党もかっこいいのがあたりまえじゃん。って
いや見方によっては、このヒーローも敵役となる立場が逆転する。

だからさ、だからさ..やっぱり面白いんだって…。と自分で納得してしまう。
そうじゃなくっちゃここまで続かないってこの作品は、と更に思う。

その極み?今回とにかく吉右衛門の芝居がが、かっこいいわけで、この堂々たる樋口次郎兼光。間がいい、台詞がいい、体の使いかたがいい、留がいい。たまりません。
芝居構成が良くて、役者がよくってもうたまりません。見入ります。
ここで満足しきった私..迫力あった逆櫓のあと、
『日本振袖始』に私は気がはいらず.のらりくらり見ていた。
玉三郎の踊りは、美しさが、あるもののドラマ的に、私の中では、よくわからないまま、生贄に差し出された稲田姫が素盞鳴尊に助けられてめでたしめでたしだった。
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