ドキュメンタリー映画 「ヒロシマ・ピョンヤン 棄てられた被爆者」制作中/伊藤孝司

2008-11-22 21:06:18 | 映像・美術
朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌(ピョンヤン)で暮す李桂先(リ・ケソン)さん。彼女の両手には、指ごとに包帯が巻かれていた。「どういうわけか指の皮がしょっちゅう剥がれ、薬を塗って包帯しないと血がにじむんです」と語る。指ばかりでなく、子どもの頃から消化器の病にも苦しみ続けてきた。
 李さんが、自分の健康を蝕んできた原因を知ったのは2004年。広島から訪ねて来た母親は、病で苦しむ娘を見て広島市で被爆していることをようやく告げた。被爆から59年。それまで母親が黙っていたのには、深い理由があった。
 李さんの苦しみと怒り、日本政府に放置され続けてきた在朝被爆者たちの実態、動き始めた在朝被爆者支援・・・。この映画は、朝鮮民主主義人民共和国での何度もの撮影の積み重ねの中からそれを明らかにする。

ヒロシマ・ピョンヤン制作委員会
  連絡先  名古屋市北区大曽根4-6-60
         コリアンネットあいち気付
         Eメール iinkai@mbn.nifty.com
  振込先  郵便振替口座 00810-4-106225 ヒロシマ・ピョンヤン制作委員会
  URL  http://www.jca.apc.org/~earth/iinkai.html


「ヒロシマ・ピョンヤン 棄てられた被爆者」の制作にご協力を!

 私は現在、朝鮮民主主義人民共和国で暮らす広島・長崎での被爆者をテーマとした映画「ヒロシマ・ピョンヤン」の制作に取り組んでいます。
 在朝被爆者は1911人で、すでにその80%は亡くなられてしまいました。日本政府は、海外で暮らす被爆者にも医療支援を実施するようになりましたが、在朝被爆者にだけは何一つしていません。
 映画では李桂先(リ・ケソン)さんを中心に、「棄てられた被爆者」である在朝被爆者の声を広く伝えたいと思っています。
 2009年の公開をめざし、すでに多くの在朝被爆者へのインタビューや、平壌市内の李さんの自宅での撮影、広島で暮らす李さんの母親の話も収録しました。さらに平壌と広島での撮影を予定しており、撮影と編集作業に多額の費用がかかることが予想されます。海外の人々にも見ていただくために、英語版制作も予定しています。ぜひとも制作費へのご協力をお願いします。
                        監督  伊藤孝司 (いとう・たかし)


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