北の核実験により再び瀬戸際に立たされた朝鮮半島の平和/韓国「参与連帯」の声明

2009-05-29 07:22:55 | 北朝鮮
韓国最大の平和団体であり、GPPAC東北アジアのソウルでのパートナーでもある
「参与連帯」が発表した声明を転送します。
どうぞ参考にしてください。

メリ・ジョイス
ピースボート
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「北の核実験により再び瀬戸際に立たされた朝鮮半島の平和」
(訳:ピースボート)

1.本日(5月25日)、北朝鮮の朝鮮中央通信社が、北朝鮮の第2次核実験が成功
裏に終わったと公式に発表した。「参与連帯」の「平和軍縮センター」(所長
ク・カブ)は、繰り返される核兵器の確保に向けた試みと共に朝鮮半島の平和を
瀬戸際に立たせるような北朝鮮の極端な行動に対して強く糾弾せざるを得ない。

2.北朝鮮は核の保有が朝鮮半島の平和と安全に貢献すると主張している。しか
し参与連帯は、核兵器という反人類的な大量破壊兵器による平和や安全の確保と
いう主張は理屈に合わないことであり、朝鮮半島の持続的な平和にも役立たない
ということをはっきりしておきたい。それが北朝鮮のものであれ米国のものであ
れ、攻撃のためであれ抑止のためであれ、また、核保有国の地位を持って米朝両
者対話を早めるためのものであれ、核兵器が大量破壊の脅威を前提にするという
ことから、いかなる形の核兵器の開発や生産にも反対するべきである。その上、
北朝鮮が核実験を通じて再び「朝鮮半島の非核化宣言」を真正面から違反し、朝
鮮半島の平和を不安定にして朝鮮半島と北東アジアでの軍拡の悪循環を促してい
るということも遺憾なことである。これによる苦しみや負担がそのまま朝鮮半島
で暮らしている私たちが抱えなければならない重荷になるというのは、北朝鮮も
承知のことであろう。

3.しかも盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の死去で全国民が悲しみにくれてい
る状況の中で、北朝鮮が韓国民が受ける衝撃や心境は考慮せず、米国のみを眼中
において核実験を踏み切ったことも納得できないことである。改めて確認してお
くが、「対話と交渉」を通じた核の緊張の解消や朝鮮半島の平和体制への転換
は、6者協議のメンバー国の合意はもちろん多くの国民が共感している、問題の
解決方向である。これためには、米国や韓国政府もより努力しなければならない
が、北朝鮮当局もそれに応じる必要がある。北朝鮮がこれ以上極端的な対立と冒
険で朝鮮半島の非核化と平和に向けた努力を無にかえすことがあってはならない



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1 コメント

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云わばオバマ核廃絶演説後の「駆け込み」だ。 (北は何としても「核保有国」と認められたい。)
2009-05-30 20:25:15
ソノ為には、まだまだ「揺さぶり」を続ける計画らしい。
まあ、ソレをまだ「瀬戸際」とか「揺さぶり」と言い続けるなら、だが。
本気で名実共に認められる迄、続けるんだろうが。
強硬策の応酬でコス辛い北朝鮮に軍パイが挙がる、従来の延長が好ましければ麻生外交で宜しかろう。
学習機能を欠くとは思うが。

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