千葉景子法相の変節 死刑執行

2010-07-28 18:41:24 | 社会
執行にサインし、絞首刑を見物した後
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 (1)死刑の在り方について検討する勉強会を立ち上げる。勉強会は、開かれた場で
  幅広く外部有識者らからも意見を聞きたい。あらかじめ結論の方向性を決めて行う
  ものではなく、死刑制度の存廃を含め検討する。裁判員裁判によって刑事司法に対
  する国民の関心も高まっている中、死刑の在り方について、より広く国民的な議論    が行われる契機にしたい。

 (2)刑場は厳粛な死刑執行の場であることから、本来、一般の公開にはなじまないと
  いう指摘がある。しかしながら、死刑の在り方に関する国民的な議論に資する観点 
  から、今回特に、東京拘置所において、マスメディアの取材の機会を設けるよう指示
  した。
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などと、発言できる千葉景子を、心底 軽蔑する。
この方は、法務大臣になどなるべきではなかった。
千葉景子は、「見物」ではなく、「求刑した検事、判決を出した裁判官」とともに「執行ボタン」を押し
死刑囚の足元の扉が開き、絞首されぶら下がり、もがく死刑囚の下半身を抑え、死を確認・見届けた
うえで『問題提起』したかったと発言すべきだった。
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  法相就任前までは超党派でつくる「死刑廃止を推進する議員連盟」のメンバー。
  「死刑廃止という信念を曲げた心境は」と質問され「(今後の議論で)『廃止』と
  いう一つの方向性が出れば、国民的議論の回答だ」などと述べ、「私が何か考え方を
  異にした(変えた)のではない」と語った。(毎日新聞)
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仙谷由人官房長官は「千葉法相が法治主義の下で自らの職務を全うした。これ以上でも以下でもない」と述べたというが、こいつも確か弁護士で、しかも「東大全共闘」法対の一員だったはず。
政治家になりあがった連中の変節は、いつも 見苦しい。


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法相は国民に説明を=死刑執行、変節を批判-亀井国民新代表/時事
 国民新党の亀井静香代表は28日午後の記者会見で、民主党政権下で初の死刑が執行されたことについて「(千葉景子法相が)死刑をすべきではないという信念を変えるのであれば、考え方が変わったと国民に説明しないと(いけない)」と批判した。
 亀井氏は「今は政治家が日ごろの言動、信念と関係ないことを簡単にやっちゃう。千葉法相までもかと(思う)。政治家の信念や公約を国民が信じられなくなっている」と指摘した。
 また、「私は死刑執行そのものが、けしからんと言っている。国家による殺人に個人の立場では強い憤りを感じている」と述べた。
 社民党の福島瑞穂党首も同日の記者会見で「2人の死刑執行が政府内で大きな議論もなく、執行されたことは本当に残念だ」と述べた。 (2010/07/28-18:12)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072800842

死刑慎重派の法相、突然の執行 廃止団体「信念曲げた」/朝日
前回の執行からちょうど1年。死刑廃止派とみられてきた千葉景子法相が突然、死刑執行に踏み切った。「自らの命令」と明言し、現職法相として初めて執行に立ち会ったことも公表した。就任以来、執行命令書にサインするかは明言を避け、「国民的議論を踏まえて、道を見いだしたい」と話していた。突然の「変節」に、死刑の容認派、廃止派に波紋が広がった。

 昨年の政権交代で千葉法相が就任し、死刑廃止団体の中には「執行は遠のいた」と楽観する声もあっただけに落胆は大きい。死刑廃止議連の事務局長を務める村越祐民・民主党衆院議員は「どういう変節をしたのか。落選して破れかぶれになったのか。政治家がそう簡単に信念を曲げていいのか」と批判した。

 死刑廃止団体「アムネスティ日本」は前回の執行から1年経過したこの日、国民的議論を求める声明を出す準備をしていた。寺中誠事務局長は「執行しておいて、存廃を検討する勉強会を立ち上げるなんて、まやかし以外の何ものでもない」と憤った。

 千葉法相が期待を持たせた面もある。昨年12月に面会した日本弁護士連合会から「執行停止の要請で大臣が会ってくれたのは初めて」と驚きの声さえ上がっていた。

 だが、大臣の選択肢は少しずつ狭められていったようだ。地下鉄サリン事件にかかわったオウム真理教の井上嘉浩元幹部の上告が最高裁で棄却され、今年1月に死刑が確定するなど千葉法相の就任後も死刑確定囚は増え続けた。2月に内閣府が公表した死刑制度に対する世論調査では、死刑容認派が85%を超えた。

 法務省内には、昨年始まった裁判員制度への影響を心配する声もあった。市民が苦悩の末に決めた死刑が、法相の判断で滞っては、裁判員からの批判が噴出し、制度を根本から揺るがしかねない――。法務省はそんな危機感を強め、幹部が千葉法相への説得を重ねていた。ある幹部は最近、こう語っていた。

 「当初はかたくなだったが、最近は少し考える様子が出てきた」
http://www.asahi.com/national/update/0728/TKY201007280283.html

死刑執行:1年ぶり、2人執行 政権交代後初、千葉法相立ち会い/毎日
法務省は28日、2人の死刑を執行したと発表した。民主党政権下の千葉景子法相による執行命令は初めて。千葉法相は超党派でつくる「死刑廃止を推進する議員連盟」のメンバーだったが、法相就任後は「政府の一員となり距離を置く」としてメンバーから外れていた。刑事訴訟法は「死刑の執行は法相の命令による」と定めており、信念よりも法相の職務を優先させたとみられる。

 千葉法相は執行後の会見で、死刑制度存廃を含めて議論する勉強会を設置し、東京拘置所の刑場を報道機関に公開するよう省内に指示したことを明らかにした。指揮命令を確認するためとして、東京拘置所で自ら執行に立ち会ったという。法相が立ち会ったのは初めてとみられる。

 執行は07年12月の鳩山邦夫法相(当時)下での死刑執行以降、ほぼ2カ月ペースが維持されていた。だが今回は09年7月28日に森英介前法相下で執行されて以来、ちょうど1年ぶり。この間も死刑確定は相次ぎ、今回の執行後の確定死刑囚は前回執行後の101人から107人に増えた。

 執行されたのは尾形英紀(33)、篠沢一男(59)の2死刑囚(いずれも東京拘置所収容)。確定判決などによると、尾形死刑囚は03年8月、交際していた少女を巡ってトラブルになった飲食店従業員の男性(当時28歳)を埼玉県で刺殺。様子を見に来た同じアパートの住人(同21歳)も絞殺し、他の2人にも重傷を負わせた。篠沢死刑囚は00年6月、宇都宮市の宝石店を訪れ宝石を用意させ、6人を縛って休憩室に押し込み、ガソリンをまいて放火。全員を殺害し、指輪など293点(計約1億4025万円相当)を奪った。死刑確定から執行までの期間は尾形死刑囚が3年、篠沢死刑囚が3年4カ月。【石川淳一】

 ◇命令書署名は任期切れ前日
 民主党の枝野幸男幹事長は、千葉法相が死刑執行命令書に署名したのは参院議員の任期(7月25日まで)が切れる前の24日だったことを明らかにした。

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 ■解説

 ◇論議、加速の可能性
 死刑廃止論者とも指摘される千葉景子法相だが、法が定める執行命令の職責を重んじた結果、09年9月の就任から参院選落選を経て11カ月目にして死刑執行命令に踏み切った。千葉法相は就任後、「死刑の在り方について論議の場を」と繰り返したが、法務省内には「議論を呼びかけるにはまず執行を経験すべきだ」との意見が根強かった。廃止派の反発は必至だが、今後は死刑を含めた刑罰論議が加速する可能性がある。

 千葉法相は就任後、執行するかどうかについては言及を避けてきた。信念と職責のはざまで揺れていたとみられる。法務省は、大量執行期からの大幅な後退を不安視していたが、これで事実上の執行停止状態に入る懸念は免れたと言えるだろう。同時に、千葉法相は「国民に目を向けて考えてもらう議論の場を作りたい」と、刑罰論議に意欲をのぞかせている。執行の職責を果たした以上、執行方法や執行順などの情報公開を進める可能性が強まった。【石川淳一】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100728dde001010024000c.html

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で、早速産経が「予想通り」の反応

人の死に「政治的演出」 千葉法相の死刑執行命令/産経
28日に就任後初めて死刑執行に踏み切った千葉景子法相は、死刑制度反対論者として知られてきた。27日にも「死刑は大変重い刑」と死刑に慎重姿勢を強調していたが、実は死刑執行の命令書に署名したのは24日のことだった。法相の職責をようやく果たしたともいえるが、国民をたばかる不意打ちだといわれても仕方ない。30日召集の臨時国会で野党側からの追及をかわす思惑も透けて見え、死刑囚の命をもてあそぶ政治パフォーマンスのにおいすら漂っている。

 千葉氏は28日、死刑執行の一方で、死刑廃止を検討する勉強会を法務省内で発足させることも表明し、本心は異なることをアピールした。この日死刑となった2人は、まるで千葉氏の政治的都合のために便宜的に命を奪われたかのようだ。

 千葉氏は昨年9月発足の鳩山内閣で法相に就くまでは「死刑廃止を推進する議員連盟」に参加。死刑反対の姿勢を貫き、平成元年には日本人拉致実行犯である北朝鮮の元工作員、辛(シン)光(ガン)洙(ス)元死刑囚の釈放嘆願書にまで署名したほどだ。

 鳩山由紀夫前首相は民主党幹事長時代、「法相は死刑執行をしなければ資格はない。死刑を多くの国民が求めている時代だ」と指摘していた。千葉氏は鳩山内閣時代、「そういう(鳩山氏の)発言があったことは覚えているが、適切に対応したい」と平然と無視してきたが、そうした信念も底の浅いものだったようだ。

 千葉氏は死刑を執行しないと信じ、しばしの安(あん)堵(ど)を得てきた死刑囚たちは、心をなぶられた形だ。

 また、千葉氏は今回の死刑執行にあたり、最後の死刑執行からちょうど1年の28日を選び、法相としては異例の立ち会いもした。だが、そんな政治的演出めいたやり方は、厳粛であるべき人の死に際し、本当に必要だったのか。

 そもそも先の参院選での千葉氏の落選は、有権者が千葉氏の法務行政に「否」を突き付けたともいえる。法的に問題はなくとも、民意の承認を得られなかった法相による死刑執行は、どこか腑(ふ)に落ちない。(村上智博)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100728/plc1007282201023-n1.htm

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「法務大臣自ら執行すべきだ」尾形英紀死刑囚、08年に語る/朝日
「求刑した検事、判決を出した裁判官、それに法務大臣らが自ら執行すべきだ。それが責任だ」。
28日に死刑を執行された尾形英紀死刑囚(33)は、死刑廃止団体「フォーラム90」が2008年に死刑囚
77人から集めたアンケートの回答で、そうつづっていた。
アンケートをまとめた本は千葉法相にも手渡されていた。
尾形死刑囚は「ほとんどの死刑囚は反省し、被害者の事も真剣に考えている」としながら、自分については「死を受け入れるかわりに反省の心をすて、被害者・遺族や自分の家族のことを
考えるのをやめた」と、自ら控訴を取り下げた心境を明かしていた。
また、同じく28日に執行された篠沢一男死刑囚(59)も「いつ死刑になるのか、きもちのせいりが
つきません。死刑はざんこくなものです。まい年、確定の日などはねむれません」と答えていた。


死刑執行に関する日本弁護士連合会・会長声明 2010.7.28

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