参考情報・「深川市立病院関係者からの、重要情報です。」に関連して

2012-09-07 12:21:30 | 社会
> 重要論文: 福島の子どもたちの発生比率 拡散お願いします
>
> 深川市立病院関係者からの、重要情報です。
> 甲状腺嚢胞の発生比率の比較です。
> 長崎、チェルノブイリの子どもたちと福島の子どもたちの発生比率です。
> 呼吸機能障害についても述べています。
>
> http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou131Matsuzaki-opinion.pdf ←★
> 大拡散願います!この医師がつぶされないために、急いで。
> 医師の書いた論文です。福島県の甲状腺異常の数字が異常であることを書いています。
>
> 読めば、医師でなくても危機的状況がわかります。

**********

ネットで流されている 上記情報について
泥憲和さんから


 深川病院の松崎先生の「意見書」を不用意に拡散すると、被災地の子どもたちが無用の不安を抱きかねないので、一言申し述べておきたいと思います。

 松崎先生は長崎の調査でのう胞を持っている子どもの割合は0.8%だったのに、福島の子どもでのう胞をもっている子どもの割合は35.1%だったと警告しておられますが、先生の所論は、山下俊一氏の長崎における調査結果の【誤読】にもとづいていると思われます。

 それというのは、福島県のデータは「5mm以下ののう胞を含んだ調査結果」であるのに対して、長崎のデータは「5mm未満ののう胞を除外した調査結果」だからです。
 松崎先生は、長崎の調査報告書の以下の箇所を、読み飛ばしておられるのでしょうか。

>Nodules more than 5 mm in diameter were considered to be "positive".
(直径5mm以上の結節があれば"陽性"と見なす。)

 直径5mm未満は"陰性"だということで、長崎県調査のデータに上がっていないのです。

 福島県でも、「5.1mm以上の結節や20.1mm以上ののう胞を認めたもの」だけを数えるなら、その割合は0.5%です。
 0.8%と0.5%ですから統計のゆらぎの範囲内ですね。
 つまり二つの調査は、同じ結果を示しているということになります。
 「現在時点においては、福島の子どもに何ら異常は見られない」というのが、長崎のデータと比較した結論になるはずです。

 私の言っていることは、文書は正しく読みましょうと言うことであって、医学的知識など必要のない、当たり前のことです。
 医学博士でも当たり前のことができていないのは、「福島には何事かが起きているはず」という心理的なバイアス(思いこみ)があるせいではないのでしょうか。

--------------------

ni0615田島さんから

泥憲和さんへ

・コメント
AさんのCMLと平和への結集への投稿で、とんでもない誤謬の流通をしりました。ここのサイトにたどりついて、発信者が泥さんであることを知りました。

>松崎先生は長崎の調査でのう胞を持っている子どもの割合は0.8%だったのに、福島の子どもでのう胞をもっている子どもの割合は35.1%だったと警告しておられますが、先生の所論は、山下俊一氏の長崎における調査結果の【誤読】にもとづいていると思われます。

と泥さんはおっしゃいますが、誤読はあなたのほうです。どうして結節がnoduleがのう胞cystなのですか? 意図的なすり替えですか、それとも、たんなる無知ゆえの誤読ですか?

山下さん等の長崎での調査の論文、
http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou131attach2.pdf
では、腺種=goiter と のう胞=cyst 結節=nodules
これらを区別して記述しています。

In Nagasaki, only four cases showed goiter (1.6%)
and two cases (0.8%) had cystic degeneration and
single thyroid cyst.
「長崎では、4つのケースだけが甲状腺腫(1.6%)を示しました。 また、2つのケース(0.8%)には嚢胞性の退化および単一の甲状腺嚢胞がありました。」

松崎医師を誹謗した泥さんは、 「結節=nodules」を「のう胞=cyst」をすりかえる、 まるで小学生のような詐欺を、結果として働いています。

なお、「結節=nodules」についての文章は、

Nodules more than 5 mm in diameter were
considered to be "positive". Diagnosis of thyroid
cancer in Gomel was initially inspected by fine needle
aspiration biopsy (FNAB) and finally confirmed by
histological examination after operation.

こちらは、チェルノブイリ近くのゴメリ州での話しで、
長崎での調査の話しではありません。

「直径5mmを超える結節は、「肯定的である」と考えられました。 ゴメリの甲状腺癌の診断は、細針吸引生検(FNAB)によって最初に検査され、 ついに手術の後に組織学的検査によって確認されました。」

ここでの"positive"は、「結節=nodule」の癌可能性要注意の意味の"positive"であって、 「のう胞=cyst」をカウントするかどうか、という話ではありません。「陽性」という言葉を使ってもかまいませんが、それは、ゴメリ州では5mm以上の結節は「陽性の結節」と考え、窄刺細胞診を行ったという意味です。

早急に善処願います。デマので電波増幅はけたたましく早いですから。拝

------------------

泥憲和さんから

とある方からのメールで、私の投稿の誤りを指摘されました。
 私の投稿は「結節」と「のう胞」を取り違えているとの指摘でした。
 その通りですので、訂正します。
 ただし、この訂正で結論全体が左右されることはありません。
 参考のために、私からの返信を投稿いたします。

 それにしても、単純なうっかりミスに対して、
 「 意図的なすり替えですか、それとも、たんなる無知ゆえの誤読ですか?」とか
 「泥さんは、どなたかの請け売りでこのようなことをかいたのですか?」とか
 「松崎医師を誹謗した泥さんは、「結節=nodules」を「のう胞=cyst」をすりかえる、 まるで小学生のような詐欺を、結果として働いています」とか、
 ひと言間違えたら大変な言われようです。

 こんな物言いをしなくても、伝えたいことは十分に伝わるのに・・・

Tさま

 メール拝受いたしました。
 返信が遅くなり、失礼しました。
 直ちに返信しようとしなかったのは、第一信があまりに非礼な文面だと感じたからでした。
 しかし文面が非礼に満ちていようと自分に誤りがあれば正さなくてはならないので、お返事を差し上げようとは思っていたのですが、いまいち気分が乗らなくて、こうなりました。すみません。

 私が「結節」と書くべきところを「のう胞」と書いたのは、あなたのおっしゃる「意図的なすり替え」でもなければ「たんなる無知ゆえの誤読」でもなく、単純なうっかりミスです。
 ご指摘有り難うございます。

 ところで私が書いた「のう胞」を「結節」に直しても、松崎先生の意見書が正しいことにはなりません。
 ゴメリ調査も日本調査も、5mmより大きい結節だけを陽性判定していることに変わりないからです。

> こちらは、チェルノブイリ近くのゴメリ州での話で、
> 長崎での調査の話ではありません。

 という、5mm基準がゴメリだけのことだとする理解は誤っているので、そのことをまず確かめましょう。

 山下論文は、“ゴメリにおける甲状腺腫の基準は、私たちとParshinらにより開発された式により計算された体積を超える甲状腺だった”と記しています。
 「私たちの方式」とは、註9として示されている論文Prevalence of Goiter and
Urinary Iodine Excretion Levels in Children Around Chernobyl(チェルノブイリの子どもたちの甲状腺腫と尿中ヨウ素排泄レベルの有病率)に記してある方式ですが、そこにはこう記述してあります。

>Images of 11 cross-sections of the thyroid gland are recorded at 5-mm
>intervals on an optic disk, then the total volume is calculated by
>computerized digitizer
【甲状腺の5mm間隔の画像が光ディスクに記録され、その後、全容積はコンピュータ化されたデジタイザによって計算される】
http://jcem.endojournals.org/content/82/10/3430.long

 ゴメリでは5mm間隔でスキャンしているので、結節であれのう胞であれ、5mm未満のデータがとれないという技術的限界がありました。
 5mm未満がデータにないのは当然ですね。
 ゴメリの結果と比較するためには、ゴメリに基準を合わせなくてはなりません。
 長崎大学山下論文のデータが5mm以上だけを陽性であるとしたのは、そういう理由です。

 ゴメリでは5mm以上の結節があれば細胞診断の対象としたとTさまはおっしゃいますが、そうすると大変な診断数になったはずですね。
 ところが別の論文に、このときの調査で悪性の甲状腺腫瘍が疑われて細胞診に至った人数は、ゴメリでは111人だと記載されています。
http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1999/00198/contents/013.htm

 この細胞診の数は、5mm以上の結節があれば細胞診したという理解を否定していると思いますが、いかがでしょうか。

 5mm未満が含まれていないゴメリデータや長崎大学調査データと、5mm未満が含まれている福島データを比較しても無意味であるというのが、私の意見です。
 この結論は、いまも変わりません。

 ところで結節とのう胞を「うっかりミス」で書き間違えたそそっかしい私が言えることではありませんが、意見書を書いた松崎先生も、かなりのうっかり屋だと思います。

 たとえば先生は「2000 年に長崎県のこども(7~14才)250 人を、超音波で調べたところ、のう胞を持っているこどもは二人(0.8%)でした」と書いておられます。
 たしかに山下論文には「我々は、長崎(日本)で、幼い頃の甲状腺病と尿ヨウ素濃度の発生率を評価した」と記載されていますが、それは評価した場所(長崎大学)を示しているのであって、調査された子どもは静岡や北海道の子どもを含むと明記してあります。

 他にも、矛盾があります。

>主に米国人を対象に超音波検査や解剖検査で調べると・・・
>10才前後の子ども集団の甲状腺「結節」の頻度はせいぜい1~2%となります。そのうち25~35%が「のう胞」ですから、のう胞保有率は0.5~1%程度と考えられます。

 松崎先生の書かれたこの箇所から、被曝影響のない米国の子どもの結節は、合計1.5~3.0%とわかります。
 では被曝影響の高いゴメリの合計はというと、

>0.5%にのう胞が、同じく0.5%くらいに「結節(充実性腫瘍)」が見られたということでした。

 被曝影響の高いゴメリの合計が、1%。
 これではゴメリ州の方が米国よりも少ないことになってしまいます。
 こんなことがあるはずないので、これは二つのデータに基準の取り方の違いがあるとしか考えられません。
 データを比較するには基準尺を一定にしなければなりませんが、松崎先生はこの辺、無頓着なように見えます。

 以上が私の意見です。
 市民社会フォーラムの投稿は、訂正しておきます。

----------------------

ni0615田島さんから

■[CML 019985] 新たなすり替え、「甲状腺線種」と「結節性病変」とは全く違うもの
http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-September/019790.html

■[CML 019987] その他の事実誤認
http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-September/019792.html


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9 コメント

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泥憲和さんへ (ni0615田島)
2012-09-09 00:45:30
東本さんのCMLと平和への結集への投稿で、とんでもない誤謬の流通をしりました。ここのサイトにたどりついて、発信者が泥さんであることを知りました。

>松崎先生は長崎の調査でのう胞を持っている子どもの割合は0.8%だったのに、福島の子どもでのう胞をもっている子どもの割合は35.1%だったと警告しておられますが、先生の所論は、山下俊一氏の長崎における調査結果の【誤読】にもとづいていると思われます。

と泥さんはおっしゃいますが、誤読はあなたのほうです。どうして結節がnoduleがのう胞cystなのですか? 意図的なすり替えですか、それとも、たんなる無知ゆえの誤読ですか?

山下さん等の長崎での調査の論文、
http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear/kou131attach2.pdf
では、腺種=goiter と のう胞=cyst 結節=nodules
これらを区別して記述しています。

In Nagasaki, only four cases showed goiter (1.6%)
and two cases (0.8%) had cystic degeneration and
single thyroid cyst.
「長崎では、4つのケースだけが甲状腺腫(1.6%)を示しました。 また、2つのケース(0.8%)には嚢胞性の退化および単一の甲状腺嚢胞がありました。」

松崎医師を誹謗した泥さんは、 「結節=nodules」を「のう胞=cyst」をすりかえる、 まるで小学生のような詐欺を、結果として働いています。

なお、「結節=nodules」についての文章は、

Nodules more than 5 mm in diameter were
considered to be "positive". Diagnosis of thyroid
cancer in Gomel was initially inspected by fine needle
aspiration biopsy (FNAB) and finally confirmed by
histological examination after operation.

こちらは、チェルノブイリ近くのゴメリ州での話しで、
長崎での調査の話しではありません。

「直径5mmを超える結節は、「肯定的である」と考えられました。 ゴメリの甲状腺癌の診断は、細針吸引生検(FNAB)によって最初に検査され、 ついに手術の後に組織学的検査によって確認されました。」

ここでの"positive"は、「結節=nodule」の癌可能性要注意の意味の"positive"であって、 「のう胞=cyst」をカウントするかどうか、という話ではありません。「陽性」という言葉を使ってもかまいませんが、それは、ゴメリ州では5mm以上の結節は「陽性の結節」と考え、窄刺細胞診を行ったという意味です。

早急に善処願います。デマので電波増幅はけたたましく早いですから。拝
陽だまりの猫さまへお尋ね (ni0615田島)
2012-09-10 18:35:51
泥さまの上記意見は、こちらのブログへのオリジナルなコメントなのでしょうか?それともどこか別に意見のオリジナルがあって、それを陽だまりの猫さまが転載したのでしょうか?
オリジナルの場所を教えてくだされば幸いです。

と申しますのは、もしも事実関係に齟齬があって情報がデマ化する惧れがあるならば、元から善処しなくてはならないからです。

ni0615さんへ (薔薇、または陽だまりの猫)
2012-09-10 21:53:24
失礼しました。私の転載元記述漏れです。田島さんが 抜けられた?市民社会フォーラムです。
ありがとうございます (ni0615)
2012-09-10 22:30:51
薔薇、または陽だまりの猫さま
>田島さんが 抜けられた?市民社会フォーラムです。

ありがとうございます。市民社会フォーラムは私の予想でした。それは、何月何日の泥様の投稿でしょうか?
また、ここに掲載したのは、その泥様投稿の全文でしょうか?それとも、一部なのでしょうか?

私は、残念ながら市民社会フォーラムをいわれなく除名された※者なので、市民社会フォーラムは参照できません。
http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-June/017496.html
ni0615さんへ ( 薔薇、または陽だまりの猫さま)
2012-09-10 22:48:15
1.ご存じのようにCMLと違い保存庫が無いので正確には・・・ただ転載は当日やってますので6日または7日だとしか・・・
2.全文かどうかも、同じ理由で たぶんとしか言えませんが、メール本文の80~90パーセントでしょう
有難うございます2 (ni0615)
2012-09-23 10:41:37
薔薇、または陽だまりの猫さま
情報ありがとうございます。
おかげさまで、別のルートで泥さんとコンタクトがとれました。ご報告が遅れたことをお詫びします。

誰もが閲覧可能なCMLで討論を始めました。
精神科医                                          精神科医                (宮地達夫)
2012-09-23 17:07:38
米国政府は何をためらっているのか?1
2012年6月11日 松村昭雄
(What Is the United States Government Waiting for? ) 大沼安史 訳
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1
福島第一原子力発電所4号機の倒壊により、世界はどのような破局に直面するか、世界 の科学者たちが次々に意見を述べ、それをネットで掲示する事態が続いています。そこで 発せられたメッセージはシンプルで明確なものです。日本政府が自ら、解決に動くことは ない。米国が前に踏み出すしかない――しかし、動きは、まだ何も出ていません。
村田光平・元スイス大使による、参議院公聴会での意を決した訴えと、ロバート・アル ヴァレズ氏による、フクシマにチェルノブイリ事故の実に85倍ものセシウム137があ るという、すでによく知られた推定値を紹介した本ブログの記事を、100万人もの日本 人が読んだと知って、私は驚きました。記事は世界176ヵ国の人びとによって読まれ、 村田大使とロバート・アルヴァレズ氏の警告は、多くの国々のネットや活字メディアで引 用されて来ています
しかし、こうした世界規模の懸念にもかかわらず、日本政府が、フクシマ・ダイイチで 高まる危険に取り組もうとしているとは到底、見受けられません。状況がいかに危険なも のかを伝えるため、私はこの4月、日本政府や自民党の指導者たちと会うべく、日本に飛 んだのです。村田大使と私は、官房長官の藤村氏と会いました。藤村長官は私たちの訴え を、4月30日のオバマ大統領とワシントンで会談する野田首相に、その出発前に伝える、 と確約して下さいました。
けれど、とても残念なことに、フクイチに対する独立した査察チームの派遣と、国際的 な技術支援を受けいれるアイデアは、公に語られることはありませんでした。
私はまた、日本の政治指導者の多くが、東電から何も聞かされていないため、世界破局 の恐れに気づいていないと聞いて、ショックを受けたのです。
私は彼らのものの考え方を、なかなか理解することができませんでした。フクシマ事故 が引き起こした結果を評価し、それに対処するのに誰が最もふさわしいかを判断するために、どうして日本の政治指導者たちは、ひとつのソース(それも明らかに、利害の衝突が 内在する)に頼っているのか? この近視眼の結果、日本の指導部は状況の像をハッキリ 見ることができず、日本の国と日本の人びとをどこに追いやろうとしているか理解できな くなっているのです。
フクシマ・ダイイチが、現時点において、科学者の誰もが解決策を持ち合わせていない 巨大な危険であり続けている理由を、ここで簡潔に述べたいと思います。
以下に掲げる事故がひとつでも起きたら、フクシマ・ダイイチの全域に対して深刻な危 険を及ぼします。
1.1、2、3号機では完璧な炉心溶融が起きています。日本の当局も、核燃料が圧力 容器の底を抜けてメルトスルーしている恐れを認めています。この結果、意図せざる再臨 界(連鎖反応の再開)、あるいは強烈な水蒸気爆発も起きかねないとの観測も出ています。 そのどちらが起きても、環境に対する放射性物質の大放出を引き起こしかねません。
2.1号機と3号機からは、とくに強烈な放射能が発生しており、近寄れない場所にな っています。このため、フクシマの事故発生以来、いまだに補強工事は行なわれていませ ん。強い余震の襲われた時、耐えることができるか、定かではありません。
3.損傷した各号機に、当座の措置として設置された冷却水の管は、瓦礫や破片の間を くぐり抜けています。防護されておらず、ダメージにはとても弱いものです。このため、 核燃料の過熱させる冷却システムの停止につながり、さらなる放射性物質の放出を伴う核 燃料の損傷、新たな水素爆発、あるいはジルコニウム火災や使用済み核燃料プールにおけ る溶融さえも引き起こしかねません。
4. 4号炉の建屋および骨格は重大な損傷を受けています。4号機使用済み核燃料プ ールは総重量1670トン、それが地上100フィート(30メートル)の高さにあり、 しかも外壁のひとつは外側に撓んでいるのです。もし、この4号機プールが倒壊したり水 が抜けたりしたら、強烈な放射能の照射で、原発敷地の全域が立ち入りできなくなります。 フクシマ・ダイイチには、全ての核燃プールを合わせると、チェルノブイリの85倍もの セシウム137が貯蔵されているのです。
以上、いずれの事態が起きても、フクシマ・ダイイチの全域に対して重大な結末をもた らし得るわけです。
日本政府は人びとの求めやメディアの圧力で、5月26日、環境相であり原発担当大臣 である細野豪志氏を4号機に派遣しました。細野氏は、半時間、4号機の仮設階段の上で 過ごしました。そして驚くなかれ、核燃プールの下支えは大丈夫なようだ、と断言したの です(かくして、私たちが言い続けてきた、独立した査察チームを入れよ、とのリクエス トは、たったの30分間で、ものの見事に達成されたわけです。ありがとう、日本!)。細 野大臣はまた、4号機は震度6の地震にも耐えられると記者会見で発言しました。大臣が どうしてこんなことを言ったか、私には理解できません。日本の地震学者たちが今後3年 以内に90%の確率で震度7の地震が日本で起きると予測していることは、私たちが警告 しているところであります。
細野大臣は、震度7の地震は想定外だと言い訳の道をつくっているのでしょうか?
日本の政府は、こうしたパフォーマンスを真に受けるほど、人びとは愚かであると考え ているのでしょうか? もしも彼らがそれほどに厚かましくあるのなら、それは恐らく、 日本のメディアは自分たちの思い通りに報道するものと心得ているからでしょう。これが もし、ありきたりのことであれば、私としても、政治的なパフォーマンスと見なし、無視 することができるかも知れません。しかし私たちはいま、人類がこれまで経験したことの ない世界破局について語り合っているのです。「腹立たしさ」そして「失望」という言葉に、 日ごと新たな意味が追加されています。
精神科医                                          精神科医                (宮地達夫)
2012-09-23 17:08:53
米国政府は何をためらっているのか?2

そこで私はワシントンに行くことを決意しました。かつて国連で知り合った旧友の、退 役した米陸軍中将に会い、国際的な安全保障上、フクシマがいかに緊急の優先事項である か、それがどれほど米国の即時行動を必要とするものなのかを訴えることにしたのです。
旧友の退役陸軍中将は私の意見に同意しました。彼もまた、フクシマについて、今すぐ、 行動が必要であることを非常にハッキリ、見てとったのです。同時にまた、関係するはず の当事者全員の動きが、どうしてまたこうも鈍いのかと当惑もしていました。
事故からすでに1年と2ヵ月が過ぎ、米政府がなおもためらい、待ち続けていることは 不思議なことであります。4号機の査察は、優先されるべき国家安全保障上の問題です。 この14ヵ月の間、何事もなかったことは、ただただ幸運だった、に過ぎません。そして、 この重大な挑戦に立ち向かうかどうかは、あらゆるオピニオン・リーダーにとっての試金 石であります。しかし、今のところ、その挑戦に立ち向かってはいません。私はこれから の14ヵ月について、またも幸運に頼ることはできないと思っています。
私はワシントンで、親愛なるボブ(ロバート)・アルヴァレズとも会い、数時間にわたっ
て話し合いました。私は彼に、フクイチにおけるセシウム137の貯蔵量を算出してくれ たことに感謝しました。単純明快な数字で示してくれたおかげで、この問題に対し、一般 の人びとが関心を寄せるようになったからです。アルヴァレズ氏はこう言いました。フク シマの4号機には、チェルノブイリの10倍のセシウム137がある、というのは低い見 積もりだが、科学的な反論は浴びずに済む。チェルノブイリの50倍と言えるかも知れな い。ということは、フクシマ・ダイイチの核燃プール全体で、チェルノブイリの85倍の 放出量になるという推定にしても、過小評価に過ぎないと批判されることもあり得るわけ だ、と。
そして彼――アルヴァレズは、4号機のセシウムがチェルノブイリの10倍であろうと 20倍であろうと、問題ではない、と言ったのです。とにかく4号機のセシウム137が 引き鉄となって、日本の国土の全域は避難ゾーンと化すことになるだろう。その強烈な放 射能は東アジアや北米に及び、放射性降下物は今後、数百年にわたって滞留し続けること になろう、と。
彼は私にこう尋ねました。日本の指導者たちはこのことを理解しているだろうか、と。
私の答えは「イエス」でした。彼らは頭ではたしかに理解している。ただし、現実的な 感覚としては理解していない。この5年間で6人目の野田首相には、東電以外の、独立し た査察チーム、および国際的な技術支援を求める決断を下すだけの政治な力はない、と。
私はアルヴァレズに、日本がその第一歩を踏み出さないことを説明するためにワシント ンに来たのだと言いました。日本の指導部には自ら行動を開始し、政治的に生き残るだけ の力もなければ、次に来ることを思いわずらわず、最初の一歩を踏み出す勇気がない、と。
1990年に私たちが開いた「モスクワ・グローバル・フォーラム」のゲスト・スピー カー、ロバート・ソコロウ博士はプリンストン大学の教授(機械・航空工学専攻)です。 そのソコロウ博士が、2011年3月21日付けで、世界的な核問題専門誌、『核科学者報』 に、こんなエッセイを書いています。
私たちは何度も繰り返し、「アフターヒート(溶融核燃料の熾=おき)」というコンセ プトを説明しなければならない。熾とは消すことのできない火。そしてそれは、核分裂 の破片から今この瞬間に生まれ、数週間後にも生まれ、数ヵ月後にも生まれる熱。しか し、この熱はなんとしても取り除かなければならない。ジャーナリストたちは、この「ア フターヒート」というコンセプトを伝えるのに悪戦苦闘して来た。自分たちも、自分た ちが書いて伝えるべき相手の人のほとんど誰もが知らないコンセプトだからだ。
ソコロウ博士の言うように、未知の出来事を前にした政治指導者たちに行動を取るよう に納得してもらうことは、たしかに、とても困難なことです。今回のフクシマの場合、総 選挙のサイクルではとても考えられない、史上空前の破局が提起されているわけですから。
同様に私は、外国の指導者たちに対して、何度も繰り返し、日本の野田首相はコンセン サスの作り手であって、リスクをとる人ではない、と説明しなければなりません。彼が、 この4号機核燃プール問題というチャレンジに向き合うことはないはずです。
だとするならば、答えはひとつ。論理の帰結として、自ずと米国政府が唯一の行動可能 なプレーヤーになるわけですが、なぜ彼らがこの問題に沈黙を続けているか、私としては 理解に窮するところであります。
もしも仮に、この世界破局が現実のものになった時、世界の歴史書はこれをどう書き記 すことでしょう?
泥さんの訂正後の誤り(1) (ni0615田島)
2012-09-30 11:24:04
「結節」と「のう胞」と取り違えという誤りを潔く認めた泥さんに拍手を送ろうかとおもいましたが、訂正後新たな誤りを重ねているのにはびっくりしました。

すでにCMLで2つの投稿をいたしました。もし、「市民社会フォーラム」で、泥さんの第2投稿をそのまま是認しているとしたら大問題です。

どなたか、私のCML投稿を転載していただけないでしょうか?

また、陽だまりの猫様には、下記の内容も本文に転記してくださるようお願い申し上げます。


■[CML 019985] 新たなすり替え、「甲状腺線種」と「結節性病変」とは全く違うもの
http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-September/019790.html

■[CML 019987] その他の事実誤認
http://list.jca.apc.org/public/cml/2012-September/019792.html

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