「劣化ウラン兵器」決議、国連第一委員会で、昨年を上回る賛成多数で可決!

2008-11-01 11:28:05 | 世界
【速報:「劣化ウラン兵器」決議、国連第一委員会
で、昨年を上回る賛成多数で可決!】

2008年11月1日

 ニューヨークで開催中の国連第一委員会で、現地
時間の10月31日午後、決議「劣化ウランを含む武
器・砲弾の使用による影響」が、昨年を上回る賛成
多数で可決されました。ニューヨークからの速報に
よると、賛成126、棄権34、反対4(昨年の第一委員会
では、賛成122、棄権35、反対6)。反対は、アメリ
カ、イギリス、イスラエル、フランス。今回は、昨
年は棄権したフィンランド、ノルウェー、アイスラ
ンド、タジキスタンが賛成に、また反対していたオ
ランダが賛成に、チェコは反対から棄権に転じまし
た。(投票の詳細は追ってお知らせします。)特
に、フィンランド、ノルウェー、オランダが賛成に
転じたのは、ICBUWと連携して、これらの国々のNGOが
国内でのキャンペーンを強め、自国の政府への交渉
や公聴会を開くなど、粘り強い働きかけを行ったこ
とが大きくあずかっているかと思います。。

 日本政府は、昨年に引続き、賛成票を投じまし
た。私たちは、このことを心から歓迎します。投票
に先立つ10月30日(日本時間)、私たちICBUWは、賛同
の市民、NGOの皆さん(「日本イラク医療支援ネット
ワーク」、「原水禁国民会議」から参加)と共に、
外務省に「賛成票を投ずるように、そして被爆国と
して、ウラン兵器禁止に向け、より積極的な役割を
果たすように」申し入れを行いました。福島みずほ
議員(社民党)と秘書の石川氏、近藤昭一議員(民
主党)秘書の青葉氏も、同席して下さいました。そ
の時点で、すでに外務省・軍備管理軍縮課の森野課
長からは、「決議案に変更がない限り賛成する」と
の返答がありました。外務省は、現時点で「これま
での見解を大きく変える要素はない」「ウラン兵器
の影響については確定的な結論はまだ出ていない」
「WHO等の国際機関の調査・研究の動向を注視する」
とのこれまでの見解を繰り返しました。しかし一方
で、私たちの要請に対し、ウラン兵器の問題につい
て「決して消極的なわけではない」とも表明してお
り(9月29日の「申し入れ」時)、今回の私たちの申
し入れを受けて、今後もNGOとの対話の場を継続して
持ち、被害国への何らかの支援(被害国の医師の日
本での研修など)の可能性、NGO主催のウラン兵器問
題についてのシンポジウムへの参加など、具体的に
できることを検討したいとも述べました。また今
年、国連事務総長に提出した「見解」についても、
今後の議論の中で検討し、内容を「更新」すること
もあり得るとの返答でした。

 第一委員会での投票に引続き、12月初めには総会
での投票が行われます。ICBUWは、世界各国のICBUWメ
ンバー、関連NGOに対し、それぞれの国の政府へ、同
決議への賛成票を投じるようにとの働きかけを早急
に行うよう呼びかけてきました。そして11月の「国
際共同行動デー」のキャンペーンの中でも、この問
題を訴え、総会での投票に向け、各国内からの政府
への圧力をさらに強めるよう呼びかけています。

引続き、世界の仲間と連帯して、11月の「国際共同
行動デー」のキャンペーンを全国各地で取組みま
しょう。昨年に引き続いて国連決議に賛成した日本
政府に対しては、さらに、「被爆国」としてウラン
兵器禁止のためにより積極的な役割を果たすよう、
具体的な施策としてそれを行うよう、強く求めてゆ
きましょう。

 今後とも、ご協力よろしくお願い致します。

「ウラン兵器禁止を求める国際連合」( ICBUW)運営委
員:
嘉指信雄/森瀧春子/振津かつみ

 決議の原文、日本語仮訳は、追ってお知らせいた
します。あわせてご参照下さい。

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