東日本大地震ガレキ広域処理に係る大阪湾広域臨海環境整備センターへの申し入れ書 ほか

2012-06-04 10:40:52 | 社会
市民社会フォーラムMLから
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震災瓦礫の広域処理をめぐって、参考までに。

 「こどもたちの未来を環境を考える会兵庫」の申し入れ書を転送しておきます。

この運動の取り組みの成果として、
神戸フェニックスが「受け入れ基準100bg」独自基準を発表/毎日新聞6/1付
http://renaart.exblog.jp/18050315/
とのことです。

広域処理に反対の立場からでも説得力ある主張が反映されて、広域処理の安全性が高まっていくことは良いことだと思いますが、いかがでしょうか?

以下転送
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大阪湾広域臨海環境整備センター理事長
ならびに理事ご各位:  

   東日本大地震により生じた災害廃棄物(以下「震災ガレキ」)広域処理に係る
       大阪湾広域臨海環境整備センターへの申し入れ書

平素より、関西広域連合構成府県下の市町村のゴミを安全かつ迅速に処理していただいていることに感謝いたします。
 
さて、表題の件ですが、私たちも同じ未曾有の震災を経験した者として、東日本大震災の犠牲になられた方々や被災地への思いは強く、その復興を心より支援したいと考えています。しかし、現状のような方法で震災ガレキを処理し、またそれを日本全国に拡散することにつきましては大変な危機感を抱いております。

つきましては、貴センターにおかれましては、北海道を除く関東甲信越以北の震災ガレキ、一般廃棄物(可燃物)、その焼却灰、不燃物、産業廃棄物(以下「震災ガレキ等」)の受け入れを行わないようお願いいたします。

その理由は次のとおりです。

1) 放射性物質の付着した震災ガレキ等の広域処理によって健康被害や産業への影響が生じた場合の責任の所在が明確でないこと
イ) 各県からの責任の所在に関する問い合わせに、環境省は「健康被害は想定していない」としていること。
ロ) 受け入れた場合の風評被害について、環境省は「回復するための可能な限りの対策を講じる」と回答するにとどまっており、実害が生じた場合の責任については言及していないこと。
ハ) 国の責任が明確にされない中、フェニックスが震災ガレキ等を受け入れた場合、フェニックスがその責任を負うのかどうかが明確にされていないこと。

2) 放射性物質やその他の有害物質に関して安全性が担保されていないこと
イ) 運搬・埋立などのすべての過程において、住民や作業者に一定量の被曝を受忍させること。
ロ) 閾値の有無、被ばくと健康被害に関する議論は世界的にも未だ進行中の議論であり、現時点で結論を出すことは時期尚早であること。
ハ) 公衆の年間被曝量を焼却や埋立単独で計算しており、上乗せを度外視していること。
ニ) 放射性物質の貯蔵については、その量を国に許可・届出することが義務付けられているが、災害廃棄物特措法では濃度規制だけが行われており、総量規制が行われていないことから、安全性に疑問が残ること。
ホ) 安全性の確認はセシウムのみを対象としているが、セシウム化合物はもとより、その他の核種およびその化合物、各核種壊変後の物質およびその化合物、ヒ素、アスベストなどその他の有害化学物質に関する安全確認が十分に行われていないこと。

3) 放射性物質の測定方法の妥当性が担保されていないこと
イ) 受け入れ側に震災ガレキ等そのものの放射性物質の濃度を測定する義務がないため、想定外の濃度の物質が持ち込まれる可能性があること
ロ) 震災ガレキの搬出側においても、一次仮置き場のサンプル調査において低濃度が確認されれば、二次仮置き場での空間線量のみの測定で搬出が可能とされていることから、想定外の汚染物質が紛れ込む可能性があること。
ハ) 内部被ばくの問題を考える際には、空間線量ではなく、放射性物質濃度の把握が重要であるが、国の定める安全確認規定の中に、空間線量の測定のみで安全性が担保されるとするプロセスが存在すること。

4) 放射性物質の管理方法に問題があること
イ) 放射性物質を扱う専門組織および専門職員が存在しない市町村その他全国の廃棄物処分場に、放射性物質の管理をさせることの妥当性に疑問があり、現状では管理の実効性が担保されていないと考えられること。
ロ) ゼオライトやベントナイトによる雨水、海水の浸透の防止能力に関する実証実験結果が十分に示されていないこと。
ハ) 現に群馬県伊勢崎市や千葉県市原市において国の基準を満たした焼却灰を埋め立てたにも拘わらず、その排水から基準値を超える放射性セシウムが検出されるなど、実際に放射能の漏えい事故が生じており、十分に管理できていない事例がみられること。

5) 環境省の策定した広域処理ガイドラインの策定プロセスに対して疑念が生じていること(「災害廃棄物の広域処理について(東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理の推進に係るガイドライン)」以下「ガイドライン」)
イ) ガイドラインが、震災前の原子炉等規制法、放射線障害防止法において議論されていた安全性の議論と矛盾すること。
ロ) 震災前、少量の焼却を前提として行われていた放射線障害防止法の議論において用いられていた計算式およびパラメーターが、今回、大量の焼却を前提とした震災ガレキ等の安全性確認のための計算式およびパラメーターにほぼ流用されているが、震災ガレキ等に付着している物質は本来、震災前、可燃物を除くとして議論されていた原子炉等規制法において規制されるべきものであり、そもそもの前提が異なるなかでの流用に関して国民に十分な根拠が示されていないこと。
ハ) 放射性廃棄物を処分するために整備された青森県六カ所低レベル放射性廃棄物埋設センターにあっては、埋設を行う放射性物質をセメント、アスファルト等で固化することなどを規定し、埋立総量も上限を定め、管理期間を概ね300年と見込んだうえで、徹底した安全確認の下に国から事業許可を受けて事業を行っている。しかし、震災後は、放射性廃棄物の処分を想定していない廃棄物処理施設での埋設等が可能となった。これは従来の規制を緩め、環境への放射性廃棄物の漏えい・拡散のリスクを高めることを許容したと理解できるが、この規制緩和の根拠と決定に至るプロセスや、議事録の公開が十分になされていないこと。

6) 広域処理の必要性に対する疑問
イ) 関西と甲信越以北の放射性物質の降下量には歴然とした差があるなかで(2011年3月~6月の降下量で、東京は兵庫の1020倍、岩手は176倍、宮城は測定不能)、関西にそのような汚染の可能性のある廃棄物を受け入れることに関して十分な説明や議論が行われおらず、住民の間で合意形成がなされていないこと。
ロ) 広域処理を必要とする震災ガレキの総量が被災地における処理場の能力ではなく、被災地における従来の処理量との比較で算出されるなど、信頼に足る根拠が示されていないこと。

7) 広域処理が被災地支援においてもたらす効果や影響に対する疑問
イ) 広域処理は経済的合理性に欠けること。
ロ) 広域処理に使われる税金は、本来全額被災地における様々な支援に対して使われるべきものであり、それが広域処理に流用され、被災地ではなく受け入れ側の自治体や民間企業に分配されることは、復興の妨げにもなりかねないこと。
ハ) 低汚染地がすべきことは、汚染と被曝を分け合うことではなく、安全な食材・避難場所・保養先の提供、被災地における震災ガレキ等の安全な処理に係る経済的・人的・技術的支援であると考えられること。


貴センターは瀬戸内海の環境保全に対して、重大な責任があります。
また、国の将来を担う子供たちの安全を守る責任は、すべての大人たちにあります。

環境省及び関西広域連合・市町村や施設管理者に要請を出す立場の府県では、風評被害や実害に対する法的責任が明確にされておらず、被害認定基準や補償も想定されていません。
貴センターにおかれましては、そのような無責任な姿勢でフェニックス中継基地や処分場に持ち込もうとする自治体や事業者、またそれらに要請を出した環境省及び関西広域連合とその構成府県に対し、断固として受け入れを拒否していただくようお願い申し上げます。

瀬戸内の希少な自然と安全な環境を守るためにも、少なくとも関西の汚染度を大きく上回る放射性物質が付着した可能性のある北海道を除く関東甲信越以北の震災ガレキ、一般廃棄物(可燃物)、その焼却灰、不燃物、産業廃棄物の受け入れを行わないでください。予防原則と環境保護の視点に立った科学的かつ明確なご判断とご決断を、心よりお願いいたしたく、ここに要望いたします。 
2012 年6 月1日 

 子どもたちの未来と環境を考える会ひょうご 神戸支部 
     連絡先:kodomokankyo_hyogo@yahoo.co.jp
 賛同団体:さよなら原発神戸アクション 
      子どもたちの未来と環境を考える会ひょうご 芦屋支部
      子どもたちの未来と環境を考える会ひょうご 尼崎支部
      子どもたちの未来と環境を考える会ひょうご 川西支部
      子どもたちの未来と環境を考える会ひょうご 西宮支部
      子どもたちの未来と環境を考える会ひょうご 東はりま支部

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原発被災者の憤りにどう向き合うか/第47回 放送フォーラム 
─NHK「家族は放射能の向こうに」出演者、制作者を迎えて─

●主催 放送を語る会

 「津波に襲われた家族を助けに行ってやれなかった。後悔の念が消えることはあり
ません」。昨年の大震災で、父、妻、次女の家族3人が行方不明となった福島県大熊
町の木村紀夫さん。福島第一原発から3キロのところにある自宅周辺は立ち入り禁止
となり、家族の救助に向かうことは許されなかった。残された母と長女を抱えなが
ら、家族の手がかりを求め奔走する木村さんの姿は、昨年9月、「家族は放射能の向
こうに─福島・漂流する”原発避難民”─」(NHK総合)で放送された。

 震災から一年が過ぎ、木村さんは無念の思いを深めながら、いまだ行方不明の次女
を捜し続けている。放送フォーラムでは、木村さんをゲストに迎え、原発事故に翻弄
される人々の憤りをどう受け止め、向き合っていくべきか考える。

日時 6月9日(土)13:30~16:30
会場 代々木区民会館集会場
*資料代等カンパをお願いします。

ゲスト ・木村紀夫さん(福島県大熊町)

<ゲスト紹介>
木村紀夫 1965年、福島県大熊町生まれ。東日本大震災で家族3人を津波で流さ
     れる。その後、母と長女を妻の実家のある岡山に避難させながら、3人の
     消息を求めて福島の避難所や役場200か所以上を訪ね歩く。自宅周辺か
     ら見つかった家族写真を除染して持ち帰り、今年3月写真集「汐凪」(幻
     冬舎ルネッサンス)を自費出版した。現在、避難先の長野県白馬村で長女
     とともに新生活を始めている。

<会場案内> 
代々木区民会館4階集会場
  東京都渋谷区代々木3─51─8
  JR・都営大江戸線  代々木駅  徒歩8分
  小田急線  南新宿駅 徒歩6分
  京王バス[宿51]系統 代々木三丁目 徒歩4分

<主催> 放送を語る会
<協賛> 日本ジャーナリスト会議 メディア総合研究所

内容に変更が生じる場合は、下記ホームページでお知らせします。
放送を語る会HP http://www.geocities.jp/hoso_katarukai
連絡先 放送を語る会運営委員 尾崎孝史
    メールアドレス QWR07214@nifty.com
    

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「いま、語り描き 写し歌い 舞うとき」
  ~とどけメッセージ キッチンの窓から ガレキの”戦場”から~

●主催 戦争への道は歩かない!声を上げよう女の会

日 時:6月9日(土)
    第1部 14:00~16:00(開場13;30)
    第2部 17:00~19:30(開場16;30)
場 所:カタログハウス セミナーホール
   http://www.cataloghouse.co.jp/company/profile/map_honsya.html
入場料:1部1000円、2部500円、1部+2部1500円
 前売チケットご希望の方は1部、2部、1部+2部のいずれかを明記の上、下記よ
 りお申し込みください。
  メールでのお申し込み koeage@gmail.com
  FAXでのお申し込み[声をあげよう女の会] 03-6762-3233

<内容>
第1部 表現者はリレーする
 落合恵子(作家)・ たなかまゆ(シンガーソングライター)・ 田中優子(法政大学教授)・
 水野みさを(古代フラダンサー)・ 森沢典子(「シロツメクサの会」代表)・
Joy!Joy!(ゴスペルシンガー グループ)・ 渡辺一枝(作家)

第2部 映画とトークの夕べ 
 『祝の島』上映+纐纈あや監督のトーク
 
協 賛:カタログハウス
主 催:戦争への道は歩かない!声を上げよう女の会 

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市民社会フォーラムMLから

阪神大震災で大きな被害を受けた新長田地域が、住民不在、ゼネコン任せの再開発事業によって、どんな悲惨な実態となっているかのドキュメントがYouTubeで見られます。
今後の東北被災地の復興事業では、この負の教訓をどうしても生かし、同じ轍を踏まないようにしなければなりません。
どうかご参考になさってください。

「復興の狭間で」
http://www.youtube.com/watch?v=RVHbWbUKH18


関連として、
「復興という名の地獄(スーパーJチャンネル)」
http://www.youtube.com/watch?v=paHI7SopBu8


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