平沢・菅原・下村・松島氏にパチンコ業界が資金供給、太田国交相には公益法人も献金 衆院東京9~16区
三宅勝久 06:48 01/19 2013
政治家のかつてなく言葉が軽いいま、騙されないためにはカネの流れを見るのがよい。衆院東京の9~17選挙区について検証したところ、安倍内閣で文部科学大臣に就任した下村博文氏が、宗教法人「ワールドメイト」から300万円の献金を受けていることが分かった。特定の宗教団体から多額の献金を受け取る人物は文科大臣にふさわしいのか。ニトリから3年で計500万円の寄付金を得た国交大臣の太田昭宏氏は、公益法人の東京メンテナンス協会からも200万円を得ていた。公のために公正に仕事をすべき団体が特定政治家に献金していた。小池百合子氏も、ニトリと電通から寄付を受け、結果的に自民党は2011年、電通に4億1千万円以上を支払った。政党助成金の還流だ。パチンコ業界から資金提供を受ける議員らの姿も、続々と浮かんだ。
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【Digest】
◇指名停止業者役員から献金受けた菅原氏
◇小池氏は電通から還流寄付
◇パチンコ「サミー」は政治家好き?
◇太田国交相は公益法人から献金
◇おしぼり組合に大臣感謝状出してカネもらう
◇みなさまの信用金庫が政治献金
◇パチンコ議連幹部・平沢氏もサミーから献金
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◇指名停止業者役員から献金受けた菅原氏
政治家の言葉がかつてなく軽いいま、騙されないためにはカネの流れを見るのがよい。 衆院東京選挙区(1~8区)を中心に政治資金を調査した前回記事に続き、今回は9~17区を調査した。
まず9区からみていこう。安倍内閣で経済産業副大臣になった自民党の菅原一秀氏だが、彼もパチンコ業界からカネをもらったひとりである。菅原氏が代表をする「自民党東京都第9選挙区支部」の2009年分政治資金収支報告書によれば、パチンコメーカー・ダイナム経営者の佐藤洋治氏から30万円の献金を受けたと書かれている
また菅原氏の資金管理団体である「新時代政経フォーラム」2009年分報告書には後藤解体工業元取締役の照井正彦氏から150万円の献金があった旨記載されている。後藤解体工業は、2011年5月に「暴力団排除」に関連して指名停止処分を受けた会社だ。
ところで、前回の記事「衆院選『パチンコ・サラ金マネー汚染議員』一覧 赤松広隆、甘利明、石原伸晃、海江田万里…」 で書き漏らしたことだが、政治家とカネのことをみる場合、共産党以外の政党、とくに民主党と自民党が巨額の政党交付金を受けていることを頭に入れておく必要がある。
2011年分の報告では、民主党が約160億円。自民党は100億円の政党交付金を受け取っている。今回の衆院選で大勝したことにより、自民党の政党交付金は約145億円になると報じられている。これらのカネは選挙にも使われる。菅原氏の場合、2009~2011年の3年間で約5000万円以上の交付金を自民党本部や支部からもらっている。このカネの出どころは政党交付金――いうまでもなく国民の血税だ。
政治にはカネがかかる、企業献金に頼らずに政治をするためには税金が必要だ。そんな理屈ではじまった政党交付金だが、結局、巨額の税金を使いながら企業からもカネを受け取るというお粗末な二重取りの結果を招いている。それもパチンコという、おびただしい数の多重債務や自殺・事件・悲劇を産んでいる業界からカネをもらっている。さもしいの一言につきる。
もっとも、本人の資質というよりも、そんな下衆を代議士に選んでしまう側に本質的な問題があるのだろう。
◇小池氏は電通から還流寄付
10区は元防衛大臣で自民党の小池百合子氏だ。小池氏はかつて「フォーラム・ユーリカ21」を通じてサラ金業界の政治団体「全国貸金業政治連盟」(解散)から献金を受けていた。今回は2009年~11年分の点検である。
パチンコ業界からの献金はみあたらないが、ニトリと電通からの寄付がある。小池氏が代表をする「自民党東京都第10選挙区支部」2010年分政治資金収支報告書によれば、家具販売会社のニトリから100万円、電通から20万円の寄付がなされている。
ニトリは下請け業者に対して不当に支払い代金を減額させたとして、2008年6月、公正取引委員会から是正勧告を受けた。下請けには値切る一方で、政治家にはポンと100万円を出している。元経産官僚で北電役員から献金を受けていた高橋はるみ北海道知事も、政治団体「北海道を愛するみんなの会」を通じてニトリ経営者・似鳥昭雄氏から150万円のパーティ券を買ってもらっている。ニトリの献金にはどんな意図があるのか、興味ぶかいところだ。
筆者が疑問に思うのは電通の献金だ。自民党本部の2010年分政党交付金収支報告書をみれば、電通に対して「宣伝広報費」や「筆耕翻訳料」として約850万円が政党交付金から支払われている。その電通から小池氏は20万円の献金を受けている。税金の還流といってよい。
なお小池氏への献金の効果かどうかは不明だが、自民党が政党交付金から電通に払ったカネは、2011年になって激的に増加、4億1000万円
.....この続きの文章、および全ての拡大画像は、会員のみに提供されております。
http://www.mynewsjapan.com/reports/1758
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三宅勝久 06:48 01/19 2013
政治家のかつてなく言葉が軽いいま、騙されないためにはカネの流れを見るのがよい。衆院東京の9~17選挙区について検証したところ、安倍内閣で文部科学大臣に就任した下村博文氏が、宗教法人「ワールドメイト」から300万円の献金を受けていることが分かった。特定の宗教団体から多額の献金を受け取る人物は文科大臣にふさわしいのか。ニトリから3年で計500万円の寄付金を得た国交大臣の太田昭宏氏は、公益法人の東京メンテナンス協会からも200万円を得ていた。公のために公正に仕事をすべき団体が特定政治家に献金していた。小池百合子氏も、ニトリと電通から寄付を受け、結果的に自民党は2011年、電通に4億1千万円以上を支払った。政党助成金の還流だ。パチンコ業界から資金提供を受ける議員らの姿も、続々と浮かんだ。
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【Digest】
◇指名停止業者役員から献金受けた菅原氏
◇小池氏は電通から還流寄付
◇パチンコ「サミー」は政治家好き?
◇太田国交相は公益法人から献金
◇おしぼり組合に大臣感謝状出してカネもらう
◇みなさまの信用金庫が政治献金
◇パチンコ議連幹部・平沢氏もサミーから献金
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◇指名停止業者役員から献金受けた菅原氏
政治家の言葉がかつてなく軽いいま、騙されないためにはカネの流れを見るのがよい。 衆院東京選挙区(1~8区)を中心に政治資金を調査した前回記事に続き、今回は9~17区を調査した。
まず9区からみていこう。安倍内閣で経済産業副大臣になった自民党の菅原一秀氏だが、彼もパチンコ業界からカネをもらったひとりである。菅原氏が代表をする「自民党東京都第9選挙区支部」の2009年分政治資金収支報告書によれば、パチンコメーカー・ダイナム経営者の佐藤洋治氏から30万円の献金を受けたと書かれている
また菅原氏の資金管理団体である「新時代政経フォーラム」2009年分報告書には後藤解体工業元取締役の照井正彦氏から150万円の献金があった旨記載されている。後藤解体工業は、2011年5月に「暴力団排除」に関連して指名停止処分を受けた会社だ。
ところで、前回の記事「衆院選『パチンコ・サラ金マネー汚染議員』一覧 赤松広隆、甘利明、石原伸晃、海江田万里…」 で書き漏らしたことだが、政治家とカネのことをみる場合、共産党以外の政党、とくに民主党と自民党が巨額の政党交付金を受けていることを頭に入れておく必要がある。
2011年分の報告では、民主党が約160億円。自民党は100億円の政党交付金を受け取っている。今回の衆院選で大勝したことにより、自民党の政党交付金は約145億円になると報じられている。これらのカネは選挙にも使われる。菅原氏の場合、2009~2011年の3年間で約5000万円以上の交付金を自民党本部や支部からもらっている。このカネの出どころは政党交付金――いうまでもなく国民の血税だ。
政治にはカネがかかる、企業献金に頼らずに政治をするためには税金が必要だ。そんな理屈ではじまった政党交付金だが、結局、巨額の税金を使いながら企業からもカネを受け取るというお粗末な二重取りの結果を招いている。それもパチンコという、おびただしい数の多重債務や自殺・事件・悲劇を産んでいる業界からカネをもらっている。さもしいの一言につきる。
もっとも、本人の資質というよりも、そんな下衆を代議士に選んでしまう側に本質的な問題があるのだろう。
◇小池氏は電通から還流寄付
10区は元防衛大臣で自民党の小池百合子氏だ。小池氏はかつて「フォーラム・ユーリカ21」を通じてサラ金業界の政治団体「全国貸金業政治連盟」(解散)から献金を受けていた。今回は2009年~11年分の点検である。
パチンコ業界からの献金はみあたらないが、ニトリと電通からの寄付がある。小池氏が代表をする「自民党東京都第10選挙区支部」2010年分政治資金収支報告書によれば、家具販売会社のニトリから100万円、電通から20万円の寄付がなされている。
ニトリは下請け業者に対して不当に支払い代金を減額させたとして、2008年6月、公正取引委員会から是正勧告を受けた。下請けには値切る一方で、政治家にはポンと100万円を出している。元経産官僚で北電役員から献金を受けていた高橋はるみ北海道知事も、政治団体「北海道を愛するみんなの会」を通じてニトリ経営者・似鳥昭雄氏から150万円のパーティ券を買ってもらっている。ニトリの献金にはどんな意図があるのか、興味ぶかいところだ。
筆者が疑問に思うのは電通の献金だ。自民党本部の2010年分政党交付金収支報告書をみれば、電通に対して「宣伝広報費」や「筆耕翻訳料」として約850万円が政党交付金から支払われている。その電通から小池氏は20万円の献金を受けている。税金の還流といってよい。
なお小池氏への献金の効果かどうかは不明だが、自民党が政党交付金から電通に払ったカネは、2011年になって激的に増加、4億1000万円
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献金戦となった、それの小型版である。他のMLで左翼惨敗なんてのがあったけど、左翼が議会に登場できるわけがない。そんなのにロビーイングしても得しないからだ