DNJ ニュースレター 2009.1.10 第8号 特別配信 ガザのゲルニカ

2009-01-11 10:07:05 | 世界
中野です。
特別配信のDNJニュースレターをアップしましたので、ぜひお読みください
http://democracynow.jp/files/briefcase/008-0901-GazaAttack.pdf

世界中の抗議の声を尻目に、イスラエルはガザ攻撃を続けています。数カ月間に
およぶ封鎖によってガザの市民生活を完全に麻痺させた上に加えられたイスラエ
ルの猛攻撃は、1948年以来で最も凄惨なものと言われています。エフード・バラ
ク国防相は「ハマスとの全面戦争」を宣言し、ガザ地区へのジャーナリストや一
般市民の立ち入りを禁じて、150万人のガザ住民を孤立させています。医療品も
食糧も電気も燃料も尽きたいま、ガザはまさに地獄と化しています。

「デモクラシー・ナウ!」では攻撃開始から3日目の2008年12月29日に、ガザ地区
からガザ市のムーサ・エルハッダートとラファのフィーダ・キシュタの2人、西
岸地区ラマッラーからは大統領候補として出馬したこともある民主派独立系議員
ムスタファ・バルグーティ、イスラエルからはテルアビブ在住のハアレツ紙記者
ギデオン・レビ、米国からはエレクトリック・インティファーダ共同設立者のア
リ・アブニマーと、さまざまな人々を招き、現状分析を聞きました。

そこから見えてくるのは、米国や日本のメディアが伝えている「ガザから発射さ
れるロケット弾に対する正当な自衛権行使」というイスラエルの主張とは、まっ
たく逆の物語です。1時間弱の番組には、歴史的な背景をふまえて現状を包括的
に理解する重要な視点が網羅されています。特に、以下の点に注意してゲストた
ちの証言を読んでください。

* ガザとはどんなところか?
* イスラエル軍は何を攻撃しているのか?
* イスラエルによる封鎖はガザの生活にどんな効果をもたらしたか
* 「過激派ハマスが停戦を破った」?
* このタイミングでイスラエルが軍事攻撃に踏み切った理由は?
* オバマ次期米大統領の姿勢は?
* パレスチナ自治政府アッバース大統領は誰の味方か?
* ハマスのロケット弾攻撃は、この事態を正当化するか?
* パレスチナの人々は今なにを求めているか?

今回のデモクラシー・ナウ!ジャパン ニュースレター特別号は、世界を揺るが
す重大な事態の真実をお伝えするため、緊急に発行されたものです。今号に限り
無料配信、転送・転載大歓迎です。動画も併せてごらんください。
http://democracynow.jp/subomov/20081229-1


 <<<<<<<<<<ここからは、アピールです >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>

イスラエルは2006年春にもレバノンを攻撃し、ヒズボラとの戦争と言いながら一
般市民に法外な被害を与えるという今回とそっくりの軍事行動を取りましたが、
一時的に国際的な非難は浴びたものの、結局は何一つ責任をとらされてはいませ
ん。ハマスが停戦協定を破ったという主張は、イスラエル側はどんな行為をして
も全く不問にされるという前提でないかぎり(そしてそれこそが米国や日本の大
手メディアの前提らしいのですが)ナンセンスです。長期にわたる異常な兵糧攻
めにもかかわらず停戦合意を守ってきたハマスを挑発するため、イスラエルはガ
ザを爆撃し市民を殺害してきました。ハマスのみが一方的に縛られる停戦合意な
ど無意味です。

そもそもハマスは占領地の住民の選挙によって選ばれた正当な代表です。その事
実を忘れたふりをして、「ガザを実効支配するイスラム原理主義組織」という枕
詞を繰り返す大手メディアの姿勢は犯罪的です。パレスチナの市民社会を破壊
し、民主主義への努力をつぶすためにイスラエルと米国がしてきたことにはまっ
たく言及せず、すべてはハマスが停戦を破ったことからはじまったといわんばか
りです。このようなメディアの状況のなかでは、ネットを使ったもう一つの情報
網を広げることの意義は大きいと思います。またガザの人々に、けっして世界か
ら見放されているのではないと伝わるように、行動によって反対を表明しましょ
う。

ご参考までに、明日 1月11日には、各地で次のような行動が予定されていま
す。

【広島】ガザ無差別攻撃抗議集会 二回目のヒロシマ行動


Stop Genocide in GAZA!
Never repeat Hiroshimas in GAZA!
Free GAZA!
Hiroshima denounce Israel as making a new HOLOCAUST in GAZA. Hiroshimans will fight in solidarity with liberation struggle by Palestinians.
(英文行動要項より)

2009年1月11日(日)午後5:00-

場所:平和記念公園・原爆ドーム前
デモのコース:原爆ドーム前から広島市街を行進し、本通り・パルコ裏のアリス
ガーデンまで。


【京都】京都・三条でのガザ虐殺に抗議する街頭アピール

2009年1月11日(日)午後5:30-6:30(終了時間は目安)

場所:河原町三条(三条アーケード入口)
イスラエル軍によるガザでの虐殺がエスカレートしています。殺された者は700
名にも迫り、そのうちの200人が子どもだといわれています。何も持たないもの
に対して、今、くわえられている攻撃は、戦争でも戦闘でもなく、単に虐殺で
す。これに抗議し、ガザ封鎖解除を求めて、街頭でのアピールを行うことにしま
した。同じ気持ちを抱いている方はぜひ、ご参加ください。(さぼてん企画)

参加される方は自分の気持ちを表現するもの(プラカードやビラ、パネルなど)
をご用意ください。さぼてん企画ではビラ配布も行いますが、その内容に賛同さ
れ、いっしょに配ってくださるのも歓迎します。

ガザへの攻撃をやめろ
ガザの封鎖を解除しろ
占領を終結させろ
この3点を主に訴えていきたいと思っています。

さぼてん企画(2003年より京都でパレスチナに関する映画上映や講演会、イベン
トなどを続けてきたグループです)

【東京】緊急集会「イスラエルによるガザ侵攻を考える」

昨年12月27日にイスラエル軍が開始したガザ地区への攻撃が激しさを増していま
す。1月3日からは地上侵攻も始まり、6日現在でパレスチナ側には600人を超える
死者と3000人近い負傷者が出ています。パレスチナにおけるこの事態を受けて、
東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクトでは緊急ワークショップを
開催します。中東地域・パレスチナに長年関わってきた学内外の研究者を中心
に、今の状態を招いた背景と今後の展望、訴えていくべき内容や取るべき行動に
ついて考えます。(案内文より)

2009年1月11日(日)午前11:00-午後2:00(11:00開場、11:15開始)

会場:如水会館1階 如水コンファレンスルーム(東京都千代田区一ツ橋2-1-1/
Tel:03-3261-1101(代)/地下鉄東西線 竹橋駅徒歩4分、地下鉄半蔵門線・三
田線・都営新宿線 神保町駅徒歩3分)
講演者:
酒井啓子(東京外国語大学・教授)
臼杵陽(日本女子大学・教授)
川上泰徳(朝日新聞・編集委員)
飯塚正人(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授)
黒木英充(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・教授)
山本薫(東京外国語大学・助教)
錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・非常  勤研究
員)
参加費:無料。最大100名まで。
問い合わせ:東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクト事務局 
Tel:042-330-5568/Fax:042-330-5618
主催:東京外国語大学中東イスラーム研究教育プロジェクト


【東京】スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!


イスラエルはついに地上戦を開始しました。40年以上も占領を続け、人権を侵害
して苦しめてきた人々を逃げ場のない空間の中で追いつめて殺すという、こんな
酷い行為は一刻も早く止めさせなくてなりません。/ガザのむごい光景は、私た
ちの無惨な日常生活の延長上にあります。アメリカのイラク占領を支援するため
イラクに自衛隊を送り、インド洋で給油活動を続けることでアフガニスタン攻撃
を支えて来た日本。目先の「安全」や政権の安定を得るために「対テロ」の名目
で人を殺すことが当たり前のようになっている世界。もうこりごりです。/この
日本社会の中から、今こそ戦争と占領をやめろ!という声を大きく響かせましょ
う。(呼びかけ文より)

2009年1月11日(日)

スピークアウト:午後2:00開場/2:30開始(2:00から映像上映あり)/4:45終了
デモ:午後5:00出発

場所:四谷地域センター多目的ホール(12階)(東京都新宿区内藤町87番地/地
下鉄丸ノ内線 新宿御苑前駅徒歩5分)
アピール:
阿部浩己さん(国際人権法/神奈川大学法科大学院教授)
鵜飼哲さん(ティーチイン沖縄/一橋大学教員)
小倉利丸さん(ピープルズプラン研究所/富山大学経済学部教員)
リレーアピール:
国富建治さん(新しい反安保行動をつくる実行委員会)
杉原浩司さん(核とミサイル防衛にNO!キャンペーン)
園良太さん(憲法カフェ)
北林岳彦さん ほか
※当日の飛び入りアピールも受け付けます。
デモ:午後5:00出発
四谷地域センターを出発し、新宿方向に向けてデモを行ないます。
※できるだけ、各自で手作りのプラカードなどを持参して下さい(主催者側も用
意します)。
主催:「スピークアウト&デモ:イスラエルは占領とガザ侵攻をやめろ!」実行
委員会

[連絡先]
Tel:090-6498-6448/メール:speakout.demo@gmail.com
郵便物送付:〒162-0823 東京都新宿区神楽河岸1-1 東京ボランティア・市民活
動センター メールボックスNo.114 ミーダーン〈パレスチナ・対話のための広
場〉気付



【仙台】パレスチナ──ガザ地区の平和を求める緊急市民集会


2009年1月11日(日)午後1:30-4:00

会場:戦災復興記念館4階研修室(仙台市青葉区大町二丁目12番1号/Tel:
022-263-6931)
内容:『レインボー』上映
監督:アブドゥッサラーム・シャハダ(2004/パレスチナ)
2004年5月のイスラエルによるガザ侵攻、占領下のパレスチナの人々の痛み・悲
しみを描くドキュメンタリー。2005年アース・ビジョン第14回地球環境映像祭で
アース・ビジョン大賞を受賞。
発言:石川雅之(パレスチナと仙台を結ぶ会代表)/現地から(電話)
参加費:無料
連絡先:パレスチナと仙台を結ぶ会
Tel:022-251‐3106(石川行政書士事務所)/メール:isigyou@ybb.ne.jp
主催:パレスチナと仙台を結ぶ会

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木村です。
名古屋でも「ガザ緊急行動」あります。

□□ =ガザに光を!
     イスラエルの攻撃をやめさせよう! 緊急行動 □□
日  時: 1月10日(土) 12:00(正午)~19:00
         11日(日) 12:00(正午)~16:00
場  所: 栄 バスターミナル前 (三越前のバスターミナル) 
(地下鉄東山線 栄の15番出口から出てすぐ)  
内  容: 署名・カンパ・要請はがき・チラシ撒き・マイク・縦看板・
       座り込みなどでのアピール行動を行ないます。
       夕方からは、キャンドルアクション。
       11日、3時から歩道デモ。
主  催: 不戦へのネットワークhttp://www.jca.apc.org/~husen/index.htm
連絡 先: 山本 みはぎ080-3627-5767


□□ イスラエルはガザ攻撃中止を!ダイインと、チラシ配り □□
期  間: 1月12日(月)17:00~17:30(16:30集合)
場  所: 名駅、名鉄デパート前
内  容: ダイインと、チラシ配り
主  催: ピースボートセンター名古屋の若者たち。


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