アラビア語に興味があります。

 イランはペルシア語の国です。トルコはトルコ語で、現代トルコ語はローマ字で表記されます。

自爆テロとアル=カーイダの声明

2005年03月03日 20時08分29秒 | イラク市民レポート
 イラク方言講座のセンセーからのメイルを丸写しする企画が続きます。どーぞ♪
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 ヒッラで百人以上の死者を出した自爆テロの事件ですが、ザルカウィが犯行声明を出したというニュースが流れた後、アル=カーイダが犯行声明を否定というニュースもありました。
 “病院とは別の場所、ヒッラ近郊で実行したテロに対して犯行声明を出したが、病院の件はアル=カーイダが実行したものではない。二つの事件の情報が混乱して流されている”、ということです。
 なぜか否定のニュースは日本のマスコミには流れていないように見受けられます。
 本当のところどうなのかよくわかりませんが、イラク市民の反発を恐れたアル=カーイダがイメージアップにやっきになっているようにも受け取れます。
 けれどアラビア語のネット・ニュースにある地元市民へのインタビューでは、「警察や治安部隊や軍隊は何のためにあるんだ!!」「このような事件を阻止できないなら、存在意義がない!!」という声が多いようでした。

 昨日NHKで放送されたニュースでは、あるイラク人男性が「なんで罪もないイラク人を狙うんだ! 米軍たちを狙えばいんだ!」というような過激な発言していたのですが、もちろんテロップは穏健で無難な表現に変えてあり、米軍の批判はカットされていました。

※本記事の著作権も、やっぱりイラク方言講座のセンセーにあります。何しろ丸写しです。

 なお、本文中の「ヒッラで百人以上の死者を出した自爆テロ」とは、イラク中部ヒッラ(バグダッドの南約100キロ)で、2005年2月28日に起こった爆弾テロ。警察官などの職に応募する際必要な、健康診断書を貰うため、医療センターの外で列を作って待っていた人々に、自動車が突っ込み爆発したそうです。警察志願者を狙ったテロ(とはいえ、それ以外の市民も多数巻き添えになった)と考えられていました。

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