いよいよ年末だし、お節料理を作った。
自分で作る料理は、
栗きんとん・黒豆・田作り・松前づけ・お煮しめ。
これ以外は毎年買っている。一番好きなのは、伊達巻だ。大好きなので毎年メーカー違いで3本買う。調理実習で、はんぺんと卵を原料に作ったこともあるが、買った方がずっと美味しい。
まず、栗きんとん。9月に収穫した栗が皮をむいて冷凍してある。この栗を2日前から砂糖と水でシロップ煮にしてある。次の日砂糖を加え甘くしていく。この時栗の形が崩れやすいので、一番難しい。サツマイモも収穫した時に茹でて裏ごししている。今日は、鍋にこのサツマイモとシロップをいれ煮詰める。最後につや出しに味醂を入れ栗を混ぜる。こつはあまり煮詰めて固くしないこと。実に美味。
黒豆は2日前に水にひたした。ところが、テレビで放送していた。
黒豆のこつは、洗った豆を、沸騰させた煮汁に入れ1番おくことです。そうすると豆の皮がしわになりません。
豆の袋にも同じことが書いてあった。あわてて豆をざるにあけ、昨日沸騰した煮汁に1晩つけた。煮汁の材料・分量は、テレビと豆袋ではけっこう違っていた。そこで適当に水・砂糖・醤油少々・塩でつくった。圧力鍋で10分間加圧。さめてから蓋をあけたら水分がかなりあったので、加熱してとばした。味見をしたら我ながらよく仕上がっている。満足。
田作りは、袋の裏に作り方が書いてある。そんなに食べないから、半分だけ作って、残りはカルシウム補給にただ食べる。味醂とだし醤油を煮詰めて、乾煎りした小魚をからめるだけの簡単料理なので、すぐにできる。
松前づけも超簡単だ。セットも売っているが、自分でする。ラジオを聴きながら、するめと昆布をハサミで細く切っておく。今日は、これに人参の千切りもあわせ、出し汁・醤油・酒で混ぜればいい。明日にはトロっとしてくる。
どれも簡単だから、あっという間に終了した。煮ものは例年は年末にするが、今度は元旦に作ることにした。あとは買う。
家庭科男女4単位必修の時には、全員で正月料理を実習した。
献立:栗きんとん・松風焼き・筑前煮・柿なます・お雑煮
思えば、よくこれだけ手の込んだ料理を2時間で実習できたと思う。今の生徒では無理だろう。「食育」という言葉が世間でいわれるようになるとともに、皮肉にも家庭科の時間数が減りだした。あっという間に、4単位必修から2単位でも可にシフトしてしまった。当然生徒の大好きな調理実習の回数も激減してくる。「みんなで作って楽しく食べる」食の原点が少なくなってしまったのだ。平成6年度に家庭科男女4単位必修が始まった頃の調理室は、毎日午前午後と2クラス入れてフル回転していた。今思うと嘘のような光景だった。食物は生きていくうえで最も重要だ。食物や栄養について、系統だててきちんと学べるのは、学校でそれも家庭科の授業しかないと思う。
自分で作る料理は、
栗きんとん・黒豆・田作り・松前づけ・お煮しめ。
これ以外は毎年買っている。一番好きなのは、伊達巻だ。大好きなので毎年メーカー違いで3本買う。調理実習で、はんぺんと卵を原料に作ったこともあるが、買った方がずっと美味しい。
まず、栗きんとん。9月に収穫した栗が皮をむいて冷凍してある。この栗を2日前から砂糖と水でシロップ煮にしてある。次の日砂糖を加え甘くしていく。この時栗の形が崩れやすいので、一番難しい。サツマイモも収穫した時に茹でて裏ごししている。今日は、鍋にこのサツマイモとシロップをいれ煮詰める。最後につや出しに味醂を入れ栗を混ぜる。こつはあまり煮詰めて固くしないこと。実に美味。
黒豆は2日前に水にひたした。ところが、テレビで放送していた。
黒豆のこつは、洗った豆を、沸騰させた煮汁に入れ1番おくことです。そうすると豆の皮がしわになりません。
豆の袋にも同じことが書いてあった。あわてて豆をざるにあけ、昨日沸騰した煮汁に1晩つけた。煮汁の材料・分量は、テレビと豆袋ではけっこう違っていた。そこで適当に水・砂糖・醤油少々・塩でつくった。圧力鍋で10分間加圧。さめてから蓋をあけたら水分がかなりあったので、加熱してとばした。味見をしたら我ながらよく仕上がっている。満足。
田作りは、袋の裏に作り方が書いてある。そんなに食べないから、半分だけ作って、残りはカルシウム補給にただ食べる。味醂とだし醤油を煮詰めて、乾煎りした小魚をからめるだけの簡単料理なので、すぐにできる。
松前づけも超簡単だ。セットも売っているが、自分でする。ラジオを聴きながら、するめと昆布をハサミで細く切っておく。今日は、これに人参の千切りもあわせ、出し汁・醤油・酒で混ぜればいい。明日にはトロっとしてくる。
どれも簡単だから、あっという間に終了した。煮ものは例年は年末にするが、今度は元旦に作ることにした。あとは買う。
家庭科男女4単位必修の時には、全員で正月料理を実習した。
献立:栗きんとん・松風焼き・筑前煮・柿なます・お雑煮
思えば、よくこれだけ手の込んだ料理を2時間で実習できたと思う。今の生徒では無理だろう。「食育」という言葉が世間でいわれるようになるとともに、皮肉にも家庭科の時間数が減りだした。あっという間に、4単位必修から2単位でも可にシフトしてしまった。当然生徒の大好きな調理実習の回数も激減してくる。「みんなで作って楽しく食べる」食の原点が少なくなってしまったのだ。平成6年度に家庭科男女4単位必修が始まった頃の調理室は、毎日午前午後と2クラス入れてフル回転していた。今思うと嘘のような光景だった。食物は生きていくうえで最も重要だ。食物や栄養について、系統だててきちんと学べるのは、学校でそれも家庭科の授業しかないと思う。