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碧天舎倒産

2006-07-05 14:18:09 | インポート

そもそもアタシが詩集を出そうと思ったのは
碧天舎のコンクール応募をネットで見つけたからだった。
丁度一年前の今頃だったような気がする。
勿論大賞(企画出版)は無理だったけど
とても丁寧な選評を頂いたのを記憶している。
聞くだけ聞こうと電話でも説明を受けた。
その頃のアタシは詩を書くことが好きだった上に
他人にその実力を評価されたような気分になって
多少なりとも舞い上がっていた。

提示された出版費用は100万円以上だった。
これには流石に「う~ん」と頭を抱えた。
詩の作品数も多かったのでページ数もかなりあったような気がする。
イメージに合った写真カットを載せるという案など
かなり自分の詩集に対するイメージを優先させてくれる提案だった。

でも、いろいろ悩んだ末お断りした。
コンクールに出した趣旨を思い出したから。
好きで書き続けた詩をどのように評価してくれるのか?
自分の書いてきた詩は人にどのようにうつるのか?
それを確かめたくて応募したからだった。
出版したくないわけじゃない。
勿論企画出版(出版社全費用持ち)だったら迷わずお願いしたい。
まぁ、そんな実力も能力も持ち合わせていないことは知っていたけど。

当時チャットの友人の勧めもあって、もう一社応募してみた。
そしてこちらが新風舎のコンクール。
ネットで新風舎と碧天舎の会社の規模についても確認していた。

<下に続く>


碧天舎倒産<続き>

2006-07-05 13:31:51 | インポート
<続き>

第一次予選通過、第二次予選通過、第三次予選通過。
「もしや・・・」なんて淡い期待も空しく散ってしまったけど
共同出版のお誘いがまたまたやってきた。

イメージ通りの本を作り上げるには
やはり100万くらいかかると言われたと思う。
どの会社も同じようなトークをされると
正直「応募した人は、いいカモ?」みたいな気がしてた。

100万以上もかけて自己満足のために出版は出来ない。
お断りしてしばらくたって忘れかけた頃、携帯が鳴った。

最後の提案で「本をカタチにする」といった趣旨であれば
TOPPUという表紙もページ数も企画通りに定まっている
カタチでの出版があるという。
新風舎さんで出版しようと思ったのは
「本をカタチにする」といった趣旨に加えて
絶版が無いということ、ネットなどで宣伝してくれること
最寄の書店からも注文すれば取り寄せてくれるということ。

もしも、将来自費出版で何百万かけて、自宅に何百冊という本が届いて
それを知人にタダで配ったとしても、たかが知れてると思った。
それにその頃には、「今の思い」は確実に違ったものになっているだろう。

担当の方は丁寧だった。青山の出版社にも出向いて説明を受けた。
何度も何度も校正を繰り返し、出版の運びとなった。

碧天舎で共同出版して、本が出ない、多額のローンが残る
そんな状況の人が多数いるらしい。

血の気がひいた。