駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

擁壁より地盤

2021年10月17日 | 社内事情

当社で管理してる駐車場で

水道管が破裂して水浸しになってる

そんな連絡を近所の方から頂きました。

有難い話しです。

で社員に早速水道屋さんを手配するように言ったら

他の社員が

その話おかしいですよ。駐車場は水道管を切ってますから

普通は水道管の破裂はありえません。

そう言ってきました。

まぁ言われて見ればそうですね

まずは水道業者の手配の前に現地を確認した訳ですが

その水がどこから来てるのか分かりました

擁壁の玉石の間から水がちょろちょろ流れてるのです

 

って事は

多分玉石の上のお宅の水道管が破裂しています。

水道局にも確認してもらった訳ですが

ピンポンでした

しかしこれ

本当にやっかいですよね。

この水道管の水漏れで

ただでさえ危ない玉石の擁壁

これがモロくなってる可能性があるのです。

しかもこの玉石

5Mも高さがありますから

崩落したら多分大災難です。

今回の水漏れを起こしてる

上の土地の住民

多分生きた心地がしないですよね。

どうすれば良いでしょうね?

玉石の擁壁を頑丈なコンクリート擁壁に造り変えると良いですね

でもそれをするには多分1千万円以上のお金がかかります。

まぁ大変ですよね。

では

なんでその方達はそんな場所に土地を買って家を建てたのでしょうか?

その理由は私は長くこの仕事をしてますから

良く分かります

昔は玉石の擁壁が危険

なんて意識は無かったのです

どうして危険だと思わなかったのか?

それは元々の擁壁の意味を考えれば分かります。

昔は

擁壁を作る意味は

崖の崩壊を防ぐと言うより

雨で土地が侵食される

これを防ぐためだったんです。

ですから

雨水で土が流れないように玉石を積んだのです

まさに土留め

って訳です。

土が流れるのを防ぐだけなら玉石で十分ですから

世の中玉石だらけだったんです。

ところが

戦後都市化が進み

宅地造成が行われるようになり

盛り土の地盤がたくさんできました。

それによって

擁壁の目的は

この弱い地盤の補強

この意味合いが強くなったのです。

この擁壁の歴史

不動産屋であれば

是非理解しましよう。

玉石の擁壁が危険

って書きましたが

確かにその通りですが

では玉石は全て危険かと言えば

元々の地山で地盤が固い

なんて場所であれば

軟弱地盤の強固な擁壁よりも

むしろ安定してる

そんな事もある訳です。

最近の若い不動産屋は

その辺の思いが足りませんから

単に擁壁だけを見て

危ないとかなんとか言いますが

本当に危険かどうかは

その土地がどうやって造成されたか

それによって決まるのです。

まぁしかし

そうは言っても

5Mもの玉石擁壁

これはたとえ地山であっても危険ですね

地盤が安定していても

擁壁だけが崩れても災難ですからね

その危険性だけでも

しっかり伝えたいと思います。

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