人は言葉で作られる

2019年12月05日 | 人生一般

一般的には馴染みがありませんが

不動産業や建築業では良く使われる言葉に

陸屋根ってのがあります。

登記簿を見るとマンションの場合は

鉄筋コンクリート造陸屋根

って言葉が書いてありますので

マンションの売買の時には

重要事項説明書で必ず読む事になります。

不動産の世界に入った営業マンが最初に恥を書くのが

この言葉でした。

お客様に説明するのに

“リクヤネ”

って読んでしまい

笑われてしまうのです。

私も経験しました。

今はどうでしょう?

ほとんどの不動産屋がいつの間にかそう読むようになりましたね。

今はむしろ本来の

“ロクヤネ”って読むと違和感があります。

さすがに私はリクヤネは口から出ませんが

しかしこれからはもうそれが間違いとは言えない

そんな感じになりました。

その他にも

遵守って言葉

これを読めずソンシュって言ってしまい

恥を掻く営業マン

たくさんいましたね。

今は順守が主流になりましたが

私が若い頃は遵守が一般的に使われてましたからね。

その他にも

一所懸命も一生懸命にとって変わられましたね

そんな感じで

私が生きてる間でも

時間の経過と共に

言葉は間違ってるのが正しくなったり

あるいは主流が入れ替わったり

ってのがたくさんあります。

多分言葉はずっとそうやって進化してきたんでしょうね。

そうやって考えると

どんな言葉でも

正しいってのは実は無い

そんな実態が見えてきます。

まぁそう言ってしまえば

色々と不都合がありますから

学校では国語を教えますし

正しい日本語

なんて番組もNHKでは流したりするのです。

まぁしかし正しい日本語なんて概念

多分そんなに歴史は長く無いですよね。

明治維新以降

教育のために標準語が作られ

そしてラジオの放送でその標準語が話されるようになって初めて

正しい日本語って発想も出て来たんだと思います。

標準語を使うようになって

日本では効率的な教育ができ

そしてそれが効率的な社会を作った

その意味では大変な恩恵をもたらした訳ですが

しかしその結果

日本中から方言が消えてしまいました。

この方言

消えてしまうとその有り難みも分かりますね。

私の場合は方言で育ちましたから

沖縄に帰ると

方言を話す人がごく僅かになりましたので

古里が無くなった

そんな感覚です。

昔は那覇の町でも商売人のおじさんおばさん達の

ウチナーグチが飛交ってましたが

今はほとんど耳にしません

淋しい限りですが

これも世の中の流れですから受け入れるしかありません

私がウチナーグチの消滅を嘆くのは

単に昔を懐かしむ

そんな事ではありません。

言葉が変化したら

人間も変化してる

これを感じるからです。

ウチナーグチの消滅と合わせて

ウチナーンチュもいなくなって行く

そんな感じです。

言葉が消えれば文化が消える

って訳です。

つまり

私達人間は

その内面は自分で作ってるように思っていますが

実際には生まれてから口にする言葉

これが人格形成には大きく影響を与えるのです。

最近ゴルフ場で時々

本当に品の良い方と一緒に回りますが

上品な言葉を浴びながら育った

ってのがすぐに分かります。

また

私にはいくら頑張っても出せないオーラ

そんな物も感じます。

そんな感じで

生まれた時に周りにどんな言葉が飛交ってたか

これによってある程度人格に影響を与える訳ですが

それだけではありません

人間は成長してからも

環境に合わせて言葉を発しますから

その発する言葉によっても自分が形成されるのです。

 

最近ゴルフ場で初めてご一緒した方と昼飯の時の会話です。

私が

○○さんお医者さんですか?

って聞くと

その方から帰って来た返事は

そうです

川端さんは不動産さんですか?

ですって

まぁしかし良く考えれば

上品な人は

昼飯なんて言葉も使いませんからね

品の悪い言葉が口から出てきて

水曜日が休み

ってなれば不動産屋って事になるんでしょう。

生まれも育ちも品は良くありませんが

だからこそ

心は真っ直ぐ

そう言い聞かせるこの頃です。

真っ直ぐって言いましたが

私の心の中では

“まっとーばー” です

こっちの方がしっくり来ます

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