競馬万事塞翁が馬

中央競馬重賞予想&回顧とPOG馬の応援ブログ

第147回天皇賞・春

2013-04-28 16:44:43 | 競馬回顧
3着抜けはともかくタテ目やん。ゴールドシップ、モタつきまくりでワロタ。
やっぱり後ろから行く馬を過信しちゃイカンね。
福島が荒れて、ゴールドシップもぶっ飛んだのでWIN5は億馬券に。

サトノシュレンが押してハナを奪う。
トウカイパラダイスが2番手、ムスカテールが外から掛かり気味に3番手。
フェノーメノは馬群中団、トーセンラーレッドカドーは後方を進む。
ジャガーメイルは後方待機、ゴールドシップは後方2番手。

2周目1コーナーに入り、サトノシュレンが後続とのリードを広げていく。
フェノーメノは縦長馬群の7番手、トーセンラーは9番手。
ゴールドシップは後方5頭目の外で早くも追っ付け気味。

サトノシュレンが単独で3コーナー過ぎの坂を下っていく。
フェノーメノが持ったままで3番手の外に上がり、その後方からトーセンラー
ゴールドシップが追っていく。サトノシュレンは4コーナーで一杯、後続に捕まる。
トウカイパラダイス先頭、直後にフェノーメノとトーセンラーが並んで直線に向く。

フェノーメノが早くも先頭。トウカイパラダイスは後退、トーセンラーが前を追う。
内からレッドカドー、外からジャガーメイルゴールドシップも追ってくる。
しかしフェノーメノがこれらに差を詰めさせることなく、リードを保って押し切る。

フェノーメノが理想的な位置取りから快勝。
道中の折り合いは十分、2周目4コーナーでは持ったままでほぼ先頭。
直線真っ先に抜け出しながらゴールまで全く危なげなく押し切った。
ゴールドシップと同じステイゴールド産駒。しかし安定感はこちらが格段に上。

トーセンラーはゴールドシップよりもフェノーメノをマークしたような感じ。
勝負どころでフェノーメノが上がっていくのをみて一緒に上がっていった。
しかし直線に向いてからのヨーイドンで一瞬で離されてしまった。
ゴールにかけて伸びてはいたが、前でフェノーメノも同じ脚を使っていた。

レッドカドーはフェノーメノ、トーセンラーよりやや後ろからの競馬。
4コーナーで馬群に入れて、直線はトーセンラーより内から差してきた。
ただラストはトーセンラーに離されての3着。距離が長かったか。

ゴールドシップはいつも通りのもっさりしたスタートから後方待機。
道中で少しポジションを上げ、3コーナー付近でいつものようにスパート。
しかしいつも以上に反応が鈍い。ググーッとくる感じが無い。
追い鞭がバシバシ入ってもモタモタしたまま。ジャガーメイルに外から軽く
交わされていったのを見て飛んだと思った。直線でジャガーメイルに内に
入られて追い辛くなる場面があったが、それを考慮に入れても完敗の内容。
後ろから行く馬というのは、前の馬に完璧に乗られると大抵こうなる

アドマイヤラクティは後方待機から馬群を縫うようにしての追い上げ。
自分から動いていった割にはラストまでいい脚が続いた。
ゴールドシップに先着の4着でも、前の馬に対しては無抵抗だった。

ジャガーメイルは4コーナーで後方外からスムーズな追い上げ。
しかし直線で内にササってよろめいたところで脚が上がってしまった。
モタつきまくったゴールドシップに交わされての6着は不本意か。

ムスカテールはスタート直後にいきなり掛かってスタミナロス。
2周目4コーナーで前からタレてきたサトノシュレンが邪魔になる不利も
あるなど踏んだり蹴ったりの内容。今回の結果は度外視でいいだろう。

第147回天皇賞・春

2013-04-28 12:31:44 | 競馬予想
過去10年のデータを使用。

私が競馬を始めた頃は「全GIの中で最も1番人気が堅いレース」だったが、
この10年で逆に「1番人気が全く信頼出来ないレース」に様変わり。
事実、この10年で1番人気に推されて勝ったのは'06年ディープインパクトのみ。
ここ2年は'11年トゥザグローリーが13着、'12年オルフェーヴルが11着と惨敗。

しかし今年はオルフェーヴル以上に鉄壁と思える真打・ゴールドシップが参戦。
道中後方から勝負どころで大外を捲るという危なっかしい戦法で菊花賞を快勝。
有馬記念も同様の戦法で古馬を蹴散らし、前哨戦の阪神大賞典も楽勝。
三冠馬が尻尾を巻いて逃げたこのレースをよもや落とす訳にはいかない。

主要ステップ(3着以内2回以上)レース別成績は以下の通り。
産経大阪杯【3・3・2・18】(23.1%)
阪神大賞典【3・1・4・46】(7.4%)
日経賞【1・5・2・34】(14.3%)
大阪-ハンブルグC【1・1・1・21】(8.3%)
(同年の)京都記念【1・0・1・2】(25.0%)
近年荒れ気味なのは阪神大賞典の好走馬が期待を裏切り続けているため。
阪神大賞典勝ち馬【2・0・2・6】(20.0%)も案外な成績だが、2着馬と3着馬は
それぞれ【0・0・1・7】(0.0%)、【0・0・1・7】(0.0%)ともっと酷い。

年齢別成績は以下の通り。
4歳【5・3・3・44】(14.5%)
5歳【3・3・6・31】(14.0%)
6歳【2・2・1・28】(12.1%)
7歳以上【0・2・0・40】(4.8%)
若駒優勢。3着以内に入った30頭のうち、5歳以下が実に76.7%を占める。
7歳以上の連対例は'05年2着ビッグゴールド(14人気)と'10年2着マイネルキッツ
(4人気)の2頭。いずれも前走で芝2,500Mのレースを勝った直後だった。

10番人気以下から3着以内に入った7頭の共通点は以下の通り。
(1)2周目4角4番手以内(=逃げまたは先行、7頭中6頭該当)
(2)3,000M以上のレースに出走経験あり(7頭中6頭該当)
(3)芝重賞連対あり(7頭中6頭該当)
(4)当日馬体重480kg以上(=大型馬、7頭中6頭該当)
穴は「長距離出走経験、重賞連対経験共にある先行型の大型馬」。
ユニバーサルバンク、フォゲッタブル、トウカイパラダイス辺りが怪しい。

サトノシュレンかコパノジングーの逃げ。
大本命ゴールドシップが押しても前に行けない鈍重馬なので隊列は縦長。
フェノーメノは内枠を活かして好位からの競馬。
ゴールドシップの進出に合わせて2周目4コーナーからの動きが活発。

昨秋以降、ゴールドシップが制したレースは殆ど前が潰れているので、
その相手には中団以降から差して来れる馬を選んでみたい。
京都外回りの長距離戦での実績があれば尚可。
万が一、ゴールドシップが敗れるようなことがあるとすれば、それは最内を
キープして先に抜け出せるような器用な馬ということになりそう。

◎ゴールドシップ
菊花賞を4角大外捲りで楽勝した時点で長距離適性はオルフェーヴル以上。
今年は昨年のような超高速前残りのクソ馬場ではないし、実力でアッサリと。

○トーセンラー
一昨年の菊花賞では勝負どころで動いてオルフェーヴルの3着。
決め手十分、最内枠を引いたことで最短距離を立ち回れそうなのも良い。

▲フェノーメノ
ゴールドシップが唯一連対を外したダービーで僅差の2着。
何らかの理由で前が残る展開になるようならこの馬が勝つと思われる。

△ムスカテール
長距離重賞で差して2~3着。コンスタントに速い脚を繰り出せる。
大外枠が痛いが、マヤノトップガン産駒なら距離延長は望むところ。

△アドマイヤラクティ
自分から動くと差し届かないケースが散見されるが、2周目4コーナーから
周りが一斉に動き出す展開ならその流れに乗って上位に顔見せ可能。

△ジャガーメイル
ハイペースの長距離戦でラスト突っ込んでくる。
前走休み明けでアドマイヤラクティより2.5kg背負って2着で底力を確認。

3連複◎1頭軸流し(10点)