競馬万事塞翁が馬

中央競馬重賞予想&回顧とPOG馬の応援ブログ

第44回ダービー卿チャレンジトロフィー

2012-04-01 18:52:56 | 競馬回顧
展開予想は大ハズレだったけど、1番人気切りには成功。
それにしてもベルシャザールの5番人気は謎。買った方、理由を教えてください。

ツクバホクトオーがハナ。サトノタイガー、テイエムオオタカがこれに続く。
ダイワファルコンは馬群の中5~6番手、アプリコットフィズはその外につける。
ガルボはダイワファルコンの直後を追走。
ネオサクセスは馬群後方、オセアニアボスは後方3番手で待機。

ツクバホクトオー先頭、2番手集団が固まりながら直線に向く。
ツクバホクトオーが最内で粘り、テイエムオオタカが2番手に上がる。
そこへ外からダイワファルコン、アプリコットフィズが並びかけていく。
更にその外からガルボ、内からオセアニアボス、大外からネオサクセスが迫る。
ガルボがツクバホクトオーを交わし、オセアニアボスらの強襲を抑えてゴール。

ガルボは今回も馬群に揉まれる厄介な位置取り。
4コーナーで気合いをつけて外に持ち出し、アプリコットフィズの外から鞭連打。
坂に差し掛かったところで俄然勢いが付いて、そのままゴールにかけて加速。
トップハンデでこの勝ち方は優秀。「冬馬」の快進撃はまだ続くか。

オセアニアボスは後方から外を回さず、敢えて馬群の後ろに入れて直線へ。
アプリコットフィズとガルボの間を割り、ガルボに激しく詰め寄っていったが
僅かに及ばず。決め手は既に重賞級。今後も引き続き注目。

ネオサクセスは大外ぶん回しで届かず。
ただ初出走のマイル戦で流れに乗って差してきたのは評価。
今後はオセアニアボスのように馬群に入れる位の工夫が求められる。

ダイワファルコンは好位集団をすぐ前に置く位置を追走。
馬場の3分どころを丁寧に回り、前がバテたところを出し抜く作戦だったようだが
後ろからやってきた差し馬の勢いは止められず。決定力が無い。

アプリコットフィズは4コーナーで追い出しを待ち、直線に向いてからスパート。
しかしダイワファルコンやガルボらとの叩き合いにあっさり屈して6着。
叩き2戦目で良馬場のマイルに戻ってこれでは正直物足りない。

ミッキードリームは終始外を通らされ、4コーナーも大外ぶん回し。
大きな跳びでゴール前迫ったが勝ち負けには遠く及ばず。
中山マイルの外枠では仕方ないとはいえ、マイルは忙しい印象を受けた。

タガノエルシコはスタート直後に挟まれて最後方からの競馬。
3コーナーで1頭だけ置かれてしまい、その後の挽回が遅過ぎた。
上がり3ハロン33秒7はオセアニアボスに次ぐメンバー2位だった。

テイエムオオタカはツクバホクトオーにあっさり行かれ、サトノタイガーにも先を
越されて3番手の外。流れに乗りつつ直線で先頭を奪ったものの、そこで一杯。
勝負どころの手応えは悪くなかっただけに、距離短縮で見直したい。

第56回産経大阪杯

2012-04-01 17:33:01 | 競馬回顧
フェデラが抜けて、トーセンが粘って。
後はショウナンかナカヤマが来たら当たりだな。おっ、ショウナン来た。
…って、勢いが良過ぎないか?あ、あー。


誰も行きたがらない先行争い。コスモファントムも乗り気ではなかった。
そこで動いたのはトーセンジョーダン。内枠を活かして颯爽と先頭。
しかし手綱は短く抑えられて、いかにも「先頭を走っているだけ」といった感じ。
コスモファントムも2番手で我慢。アーネストリーはこの更に後ろ。

1,000M通過65秒2。古馬中距離戦でこのペースは超が3つぐらいつくスロー。
4コーナーで馬群凝縮。トーセンジョーダンは内ピタ、フェデラリストは3番手の外。
しかし直線に向いた途端、トーセンジョーダンが遅れて3番手に後退。
コスモファントムを経てフェデラリストが先頭。It's正攻法。勝ったと思ったが…。

ショウナンマイティは4コーナーで密集した馬群の大外に振っての追い込み。
馬場の良い大外を通って豪快に伸び、内の争いを一瞬で抜き去った。
余りの勢いの良さに、ゴール前で鞍上のガッツポーズが飛び出す始末。
ただ今回は異質なスローからの瞬発力勝負で勝っただけ。何とも評価し辛い。

フェデラリストはスローを見越して早めの競馬を選択。
むしろトーセンジョーダンが逃げる展開なら前に行くしかなかった。
4コーナーで先に動いて、トーセンジョーダンに先んじたところまでは良かった。
どんなペースでも対応出来るし、どこからでも競馬が出来る。自在性は抜群。

トーセンジョーダンは一昨年の有馬記念でもハナを奪ったことはあるが、出来れば
番手でレースを進めたかったはず。超スローの逃げで自らの消耗は皆無だったが、
好位のフェデラリストにも楽をさせてしまったのは否めない。

ナカヤマナイトアーネストリーといった辺りは超スローに嵌って弾けず。
周りと同じ脚では後ろから差されなくても前には届かない。
ローズキングダムは折り合い専念の追走で中団からの競馬。
勝ちに行く競馬が出来ないようでは復活は程遠い。

第44回ダービー卿チャレンジトロフィー

2012-04-01 12:47:13 | 競馬予想
阪神で行われた'11年を除く過去10年(9年分)のデータを参照。

1番人気【1・0・1・7】(11.1%)、2番人気【1・0・1・7】(11.1%)。
3番人気も【1・1・0・7】(22.2%)と、人気どころは殆どアテにならない。
7番人気以下から5勝2着5回と、ハンデ戦らしく荒れまくっている。
二桁人気馬も普通に3着以内に入ってくるので要注意。

7番人気以下から3着以内に入った15頭の共通点は以下の通り。
(1)斤量は牡馬54~56kg(12頭全て)、牝馬51~54kg(3頭全て)
(2)オープン特別若しくは重賞経由(=条件戦以外経由、15頭中13頭該当)
(3)中3週以内の中山芝のレースを経由(15頭中12頭該当)
(4)マイル戦経由(15頭中12頭該当)
(5)前走4角5番手以下(=差し、追込若しくは前に行けず?、15頭中12頭該当)
「前開催の中山芝マイルのオープンクラスで中団以降を進んだ斤量54~56kg馬」。
完全合致馬は無し。ツクバホクトオーとテイエムオオタカは(5)以外を満たす。
タガノエルシコは中山以外の条件戦経由という点が引っ掛かるが少し注意。

ハナは叩き2戦目のテイエムオオタカと予想。
ツクバホクトオーは何が何でもハナというタイプではないし、他の先行馬もまばら。
中山芝は相変わらず内を通った馬が残っているし、先行有利とみる。

テイエムオオタカは洋芝の函館スプリントSでカレンチャンとクビ差。
内田騎手とのコンビでは中山でスローながら1,800Mを逃げ切ったこともある。
テンの速さはダントツで、4角先頭時は【3・1・3・2】。内田騎手の剛腕に期待。

アプリコットフィズは前走直線に向いた当初はいい感じだったのに、追ってから
パタッと脚が止まってしまった。直前の中山開催を使って距離短縮、叩き2戦目。
出来れば前につけたいところ。

オセアニアボスは前走上がり3ハロン最速の脚でサンカルロとコンマ1秒差。
適度に時計を要する馬場でも決め手は健在だった。
中山でも京成杯オータムハンデで4着。馬群の捌き一つで突き抜けも。

ガルボはニューイヤーS、東京新聞杯共に良馬場で1分32秒台のスピード型。
良馬場とはいえ、今の中山の馬場が合うかどうか。
前走が馬群に包まれて不完全燃焼だっただけに押さえには。

タガノエルシコは前走で上がりを要する流れを外から一差し。
一貫して57kg以上を背負い続けてきたところに今回55kgの軽ハンデ。
決め手も申し分無く、初の中山をこなせれば面白い。

ミッキードリームはマイル初挑戦だった昨年のマイルCSでコンマ7秒差の9着。
稍重馬場のハイレベルレースで大きくは崩れなかった。
中山は今週からBコースを使用。良馬場ならマイルでも何とかなるか。

ダイワファルコンは得意の中山で完敗した直後なのに斤量加算で57kg。
中山記念を経由して1番人気に推された馬は4頭が出走して全て掲示板外。
サトノタイガーは馬場耐性はありそうだが前走の勝ち方がギリギリでここでは辛そう。

◎テイエムオオタカ
○アプリコットフィズ
▲オセアニアボス
△ガルボ、タガノエルシコ、ミッキードリーム
3連複6頭ボックス(20点)

第56回産経大阪杯

2012-04-01 10:55:59 | 競馬予想
過去10年のデータを参照。

1番人気に推された馬は【6・2・1・1】(80.0%)、'06年5着ローゼンクロイツを除いて
馬券に絡んでいる。一方、2番人気に推された馬は【0・1・1・8】(10.0%)と不振。
基本的に堅い一戦だが、定期的に6~9番人気辺りが馬券に絡んでいるので注意。

6番人気以下から3着以内に入った9頭の共通点は以下の通り。
(1)前走4角5番手以下(=差し・追込、9頭中7頭該当) ※うち1頭は海外につき不明
(2)重賞連対経験あり(9頭中7頭該当) ※残り2頭にも重賞5着以内あり
(3)サンデーサイレンス系産駒(9頭中5頭該当)
「重賞実績と決め手があるサンデーサイレンス系産駒」。

上記(3)を補足すると、サンデーサイレンス系産駒は毎年必ず1頭以上は3着以内に
絡んでおり、該当馬は延べ52頭が出走して【7・6・5・34】(25.0%)。
人気薄でも'11年2着ダークシャドウ(8人気)、'10年2着ゴールデンダリア(9人気)、
'07年3着メイショウオウテ(8人気)などのようにゴール前で突っ込んでくる馬が多い。
今年はショウナンマイティ、ダンツホウテイ辺りが怪しい。

明確な逃げ馬不在。コスモファントムが押し出されるようにしてハナ。
アーネストリーは2番手で構えたいだろうし、平均からやや遅い流れを想定。
前日の馬場は内を通った馬が残っていただけに、内ピタの先行馬に注意が必要。

フェデラリストは前走「逃げ馬パラダイス」と化していた馬場で差し切り勝ち。
ペースや馬場を問わず、上がり3ハロン34秒台前半の脚が使える。
今回はGI馬が3頭いるがいずれも久々。5連勝濃厚とみる。

ナカヤマナイトは極悪馬場だった前走でルーラーシップよりも先に仕掛けて一旦先頭。
今回も最内枠から前に行けそうで、適度に時計を要する馬場もこの馬向き。
阪神初出走だが、似たようなコース形態の中山を得意にしているので問題無しか。

ショウナンマイティは前走内ピタの先行馬を捉え損ねて2着。
デビュー当初に手綱を採って3勝を挙げた浜中騎手へのスイッチは少なからず好感。
内回りコースに替わって余計に差し損ねそうな気もしなくはないが、末脚は強力。

ローズキングダムは中9週を超える休み明けで【2・0・2・0】。
京都大賞典では59kgを背負いながら先行して上がり3ハロン33秒1の脚を使って
楽勝しているだけに、前に行ければ巻き返せそう。追い切りは大差先着と好気配。

アーネストリーも中9週を超える休み明けは【3・0・4・1】とよく動く。
天皇賞秋は大外枠に加えて超ハイペース、有馬記念はハナに立たされる展開と
ここ2戦の敗因は明らか。力の要る馬場は多少割引だが、先行内ピタなら十分圏内。

トーセンジョーダンも中9週を超える休み明けは【2・1・0・2】と悪くない。
ただ今回はアーネストリーやローズキングダムと比べると気配が今一つ。
それでも前に行ける点を考慮すると無視は出来ない。

◎フェデラリスト
○ナカヤマナイト
▲ショウナンマイティ
△ローズキングダム、アーネストリー、トーセンジョーダン
3連単F◎→○▲⇔○▲△△△(重複削除で計14点)

ドバイワールドカップ

2012-04-01 03:07:58 | 日々の雑感
結論から言うと、「夜更かしして損した」。

スマートファルコンはゲートが開く直前にゲート内で突進して怯んだのか、
スタートから行き脚がつかず、左右からも寄られてまさかの最後方待機。
結局後ろを付いて回っただけの10着と惨敗。

トランセンドは首尾良くハナに立てたものの、直後の馬に徹底マークされて
さながら「蛇に睨まれた蛙」状態。結局4コーナーで内外から煽られて沈没。
直線は殆ど追うところなくシンガリ負け。

エイシンフラッシュは馬群後方の内で脚を溜めて、直線内からジリジリと
追い上げて6着辺り。良くもなく悪くもなく普通。

トランセンドはフェブラリーSの内容からして全く期待していなかったし、
エイシンフラッシュもオールウェザーでの速さ比べでは無理だと思っていた。

スマートファルコンは「ハナに立てなかった」という言い訳が出来そうだが、
これと同時に「ハナに立つだけのスピードが無かった」ということも言える。
所詮は時計を要する地方の深いダートで逃げ回っているだけの馬。
地方に戻ればまた連勝街道だろうがどうでもいい。

それにしても勝った馬(昨年の3着馬らしいが)の鞍上、はしゃぎ過ぎ。
ゴール前50M位で鞍から立ち上がっていた。日本なら油断騎乗で制裁モノ。