もう2021年があと１ヶ月で終わっちゃうという事実が信じられません。同じことを毎年暮れに書いてる気がするけど、ホント月日の流れ（の体感）がどんどん加速してます。
２年目のコロナや東京オリパラ、大谷翔平くん等が今年の象徴になりそうだけど、私はとにかく両親の介護に忙殺された１年でした。
昨年までは自分１人で何とかなってたのが、今年になってから父の衰えが加速し、いよいよ手に負えずケアマネジャーさんと契約したのが春先ごろ。
で、父に週２回デイサービスに通ってもらう事から始まり、やがて２泊３日のショートステイ→父と母２人で３泊４日のショートステイ→そして父だけ先週からロングショート（長いのか短いのかどっちやねん!?って名前だけど、要するにショートステイのロングバージョン）に切り替わり、月に２日ほどしか帰宅しない形となりました。
それだけ、あれよあれよと父の衰えが加速したワケです。今はもう自分で立ち上がることも出来ないし、横で支えてあげても立ち続けることが出来ず、これじゃ着替えさせることも不可能。
もし、いつぞやみたいにオムツを脱がせたタイミングで脱糞されたら、トイレや風呂場に連れて行くことも無理だからどうする事も出来ません。さすがに、自宅介護はもう限界と判断しました。
フルタイムで働きながら２人分の介護をするワケで、今まで自分１人でやれてたのが奇跡だと思うから、父をほぼ施設に預けっ放しにすることへの罪悪感はありません。自分でやれるギリギリまでやって来たからこそ、ですよね。
母の方は３泊４日のショートステイを継続中。かなり不調だった夏頃に比べると今は元気で、施設に通わなくても生活出来そうなんだけど、父をずっと施設で独りにさせておくのも心配だから、会いに行ってもらう意味も兼ねて。
母は対人恐怖症みたいなとこがあるから絶対イヤがるだろうと思ってたのに、意外と今のところ文句も言わずに通ってくれてます。私が難しく考え過ぎてたのかも知れません。
たぶん、父と一緒なら大丈夫なんでしょう。今の内に施設暮らしに慣れてもらう為にも、３泊４日はちょうど良いペースかも知れません。
とまあ、なんだかんだ書いてますけど、何よりとにかく私自身がラクになったのが本当に有難い！
朝、起きてまず父のオムツを替え、夜、仕事から帰ってまた父のオムツを替えるっていうルーティンから解放されたことはメチャクチャ大きい！
これからは施設のお医者さんが看てくれるから、自分で立つことも出来ない老人を病院まで毎月連れて行くっていう、なかなかの重労働からも解放される！
毎日の買い物も、週の半分は自分が飲食するものだけ買えばいい。一人暮らしなら当たり前のことが、こんなに有難く思えるなんて！
認知症の老人が家にいると、何をしでかすか分かんないから24時間気が抜けない。夜も熟睡できないし映画すら観に行けない。
知らず知らずストレスを蓄積し、今年の私は本当にいつもピリピリしてました。特に病院では何回怒鳴り声を上げたか判りません。本来、私はそんなキャラじゃなかったのに。
ここんとこ穏やかになったのが自分で分かるし、ケアマネさんにも「顔が変わった」って言われました。
そう言えばこの１年で、メチャクチャ髪の毛が抜けました。たまたまそういう時期だっただけかも知れず、何でもかんでも介護のせいにしちゃいけないけど、春頃はホントに倒れる寸前だったし、相当ムリをしてたと思います。
今後どうなるか分からないけど、今年以上にハードな状況には、多分もうならないでしょう。父の世話をしたくたって出来ないワケだから。しんどかったけど、自分でやれることは限界までやったっていう納得感を得たことはホントに大きい。
人生、時にはムダな苦労もあるかも知れないけど、今年の苦労には得るものが確実にあったと思います。抜けた髪は二度と戻って来ないけど。
