ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「とりあえずの総括」

2019-12-24 00:00:09 | 日記
 
「刑事ドラマHISTORY」が現在まで追いつき、ようやく旧ブログの復刻作業が完了。1年と3ヶ月ほどかかりましたw

一口に復刻と言っても、加筆訂正に止まらず(あまりに文章が稚拙だったり、当時と感想が違ってたりして)ほぼ全文書き直した記事も少なくないし、画像を撮り直すためDVDを借りたり再放送をチェックした作品も多数あり。もちろん旧ブログでレビューしなかった作品はゼロからの作業でした。

なかなか骨の折れる作業ではあるんだけど、それがしんどかったかと言えば、さにあらず。むしろ楽しくて仕方なかったです。私は元来そういう再編集的な作業が好きなんですよね。でなければ無償でこんな手間とお金のかかる作業は出来ません。

放映当時はスルーしてた作品や、存在も知らなかった作品を観るのはワクワクしたし、たとえそれがつまらなくても「スルーして正解だったな」って思えるし、なぜその作品がつまらないかを分析するのも楽しいもんです。

とにかくこれで、現在レビュー可能な刑事ドラマはほぼ全て網羅できたかと思います。これだけのタイトルを取り揃えた媒体は、検索サイトを除けば他に無いんじゃないかと自負してます。

そんなに刑事ドラマが好きで好きでたまらないの?って、呆れてらっしゃる読者さんも多いかも知れません。が、実はそれほど好きでもないんですよね。

これだけ膨大な数ある刑事ドラマの中でも、私が全話欠かさず観たのはたぶん10タイトルも無くて、9割9分は1~2話チェックしただけ。そう、私がやってるのは刑事ドラマ観賞というよりチェックなんです。

刑事ドラマの何をチェックしてるのかと言えば、その作品にどれほど『太陽にほえろ!』成分が含まれてるか、七曲署刑事たちのDNAが受け継がれてるかを厳しく査定するワケですw

私が心底から好きなのは『太陽にほえろ!』という1つの作品だけであって、刑事ドラマというジャンルじゃない。放映終了から30年以上経った今でも『太陽~』ロスが続いてて、その面影をずっと追い続けてるストーカーなんです。

『太陽~』をCS放送やDVDで今も観続けてるマニアは沢山いても、こうして新しい作品に『太陽~』の残り香を求めるマニアはちょっと珍しいかも知れません。

結果的に『太陽~』へのリスペクトを感じさせる作品は高評価になるし、その逆に対しては悪口が多くなる。

それが最も顕著に表れたのが『踊る大捜査線』への評価で、『太陽~』をリスペクトしつつ真逆のアプローチを試みたTVシリーズには最大限の賛辞を捧げたのに、師匠に勝って天下を取ったような顔をした映画版には罵詈雑言を繰り返すという、個人的感情が入り過ぎのレビューには自分で笑っちゃいますw

だから全ては『太陽~』を基準に置いた個人的評価で、作品の出来・不出来とはあまり関係ないので観賞の参考にはなりませんm(__)m あくまで私の趣味、単なる好みです。

掲載した画像(セクシーショット除く)を見渡しても、より『太陽にほえろ!』っぽい場面を切り取ったものが多い気がします。無意識にそうなっちゃうんですよね。

さて、2019年の刑事ドラマ界は不作でした。これから刑事ドラマはどうなって行くんでしょうか? いくらなんでも、もう「ただ突っ立って謎解きする天才刑事」の時代は終わっていい気がするんだけど、それに代わるブームがなかなか見えて来ません。もっと日本の景気が良くならない限りアクションドラマの復権も絶望的で、破滅です。

ただ、そんな中でも、旧作へのリスペクトとパロディを完璧なバランスで昇華させた『デカワンコ』や、TVドラマの枠を超えたアクションで魅了した『CRISIS/公安機動捜査隊特捜班』、謎解きドラマでも見せ方次第で面白くなることを証明した『刑事ゆがみ』や『警視庁・捜査一課長』シリーズ等、突発的に傑作が生まれてますからチェックはやめられません。

それらの作品に共通するのはチームワーク、アクション、キャラクター等、やっぱり『太陽にほえろ!』のDNAなんですよね。視聴率はともかく一般的にも高評価を集めてる作品たちだし、『太陽~』を基準に置いて裁定するのはあながち間違いじゃない。七曲署のDNAがすっかり消え去らない限り、このブログも続いていく事でしょう。

ただし、これで記事のストックは使い果たしちゃったので、今後は今までみたいに毎日更新とはいかなくなります。記事を書くにも画像を撮るにも時間がかかるし、その前にまず作品を観る時間が要りますから、記事をアップ出来ない日が増えて行くだろうと思います。

更新がなくて一番寂しい思いをするのは私自身なんだけど、こればっかりは仕方ありません。取り上げる作品の傾向も変わっていくかも知れないけど、見放さずに今後もよろしくお願いいたします!
 
コメント (4)
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