2022年下半期見たい展覧会5選

夏至を過ぎ、今年も残すところあと半分となりました。7月から12月の下半期に見ておきたい展覧会をPenオンラインに寄稿しました。



「Pen」が選んだ、2022年下半期「必見の展覧会」5選|Pen Online

記事に取り上げたのは以下の5展です。

1.『ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで』@東京都現代美術館【7/16~10/16】
2.『国立新美術館開館15周年記念 李禹煥』@国立新美術館【8/10~11/7】
3.『ナラヒロ ドキュメント展(仮)』@弘前れんが倉庫美術館【9/17~2023/1/28】
4.『アンディ・ウォーホル・キョウト』@京都市京セラ美術館【9/17~2023/2/12】
5.【すべて未知の世界へ ―GUTAI 分化と統合』大阪中之島美術館+国立国際美術館【10/22~2023/1/9】

いずれも楽しみな展覧会ばかりですが、私が特に期待しているのが国立新美術館にて開催される『国立新美術館開館15周年記念 李禹煥』です。これはもの派の重鎮とも呼ばれる李禹煥の軌跡をたどるもので、国内の美術館としては「李禹煥 余白の芸術展」(横浜美術館、2005年)以来、実に17年ぶりのことになります。

当時の展覧会では、李自身がプランニングした空間にて約40点の作品を公開していましたが、今回も同じく本人が展示構成を考案し、最初期から最新作までを彫刻と絵画の2つのセクションに分けて紹介されます。横浜美術館では床のカーペットを取り払い、コンクリート剥き出しの空間を取り込むように作品が展開していましたが、国立新美術館の展示室をどのように用いるのかにも注目が集まりそうです。


上記5展以外にて、7月から12月まででの気になる展覧会をリストアップしてみました。(他会場へ巡回する展覧会を含みます。)

『みる誕生 鴻池朋子展』 高松市美術館 7/16~9/4
『ライアン・ガンダー われらの時代のサイン』 東京オペラシティアートギャラリー 7/16~9/19
『展覧会 岡本太郎』 大阪中之島美術館 7/23~10/2
『ボストン美術館展 芸術×力』 東京都美術館 7/23~10/2 
『ピカソ 青の時代を超えて』 ポーラ美術館 9/17~2023/1/15
『響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―』 静嘉堂文庫美術館 10/1~12/18
『時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの』 金沢21世紀美術館 10/1~2023/3/5
『特別展 没後80年記念 竹内栖鳳』 山種美術館 10/6~12/4
『野口里佳(仮称)』 東京都写真美術館 10/7~2023/1/22
『特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯』 京都国立博物館 10/8~12/4
『鉄道と美術の150年(仮称)』 東京ステーションギャラリー 10/8~2023/1/9
『ベルクグリューン・コレクション展(仮称)』 国立西洋美術館 10/8~2023/1/22
『よみがえる川崎美術館―川崎正蔵が守り伝えた美への招待―』 神戸市立博物館 10/15~12/4
『特別展 国宝 東京国立博物館のすべて』 東京国立博物館 10/18~12/11
『没後200年 亜欧堂田善展』 福島県立美術館 10/29~12/18
『大竹伸朗展』 東京国立近代美術館 11/1~2023/2/5
『戸谷成雄展』 長野県立美術館 11/4~2023/1/29
『中﨑透展』 水戸芸術館 11/5~2023/1/29
『砂澤ビッキ展』 北海道立近代美術館 11/22~2023/1/22
『マリー・クワント展』 Bunkamura ザ・ミュージアム 11/26~2023/1/29
『京都・智積院の名宝』 サントリー美術館 11/30~2023/1/22

また今年はコロナ禍を踏まえ、全国各地にて芸術祭も開かれています。現在開催中の『越後妻有 大地の芸術祭 2022』や『瀬戸内国際芸術祭』だけでなく、『あいちトリエンナーレ』の後継となる『あいち2022』などにも話題が集まりそうです。

『越後妻有 大地の芸術祭 2022』 新潟県十日町市、津南町(越後妻有地域) 4/29~11/13
『Reborn-Art Festival 2021-22』 宮城県石巻市、牡⿅半島 後期:8/20~10/2
『MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館』 奈良県吉野町、天川村、曽爾村 9/17~11/13
『瀬戸内国際芸術祭』 岡山県、香川県(瀬戸内海一帯) 夏会期:8/5~9/4 秋会期:9/29~11/6
『岡山芸術交流 2022』 岡山市 9/30~11/27
『BIWAKOビエンナーレ』 近江八幡市、彦根市 10/8~11/27

関連エントリ:2022年上半期に見たい展覧会5選

今後、会期の変更などが行われる場合もあります。最新の開催状況については各美術館のサイトにてご確認ください。
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