都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「特別公開 横山大観『生々流転』」 東京国立近代美術館
東京国立近代美術館(千代田区北の丸公園3-1)
特設ギャラリー「特別公開 横山大観『生々流転』」(常設展)
1/20-3/8
東近美ご自慢の傑作が公開中です。東京国立近代美術館の所蔵作品展より、横山大観の「生々流転」を見てきました。
(向こう側の壁まで続きます。この長さで一巻です。)
毎年公開されているので目新しさこそありませんが、全長40メートルにも及ぶ一大絵巻はさすがに見応えがあります。大気より川が生成し、生き物たちの競演を経て、人里離れた大海原の彼岸にて龍が舞うという壮大なスケールを、大観は細やかなタッチにて表しました。同美術館の常設は事前に申し出れば撮影が可能です。以下、水の旅を追体験してみました。
大気の生成。靄が滲み、木々を覆います。朦朧体を駆使した大観ならではの茫洋たる表現です。
一筋の水は川を生み出しました。切り立つ崖を洗って勇ましく進み始めます。
猿の家族がひょっこり顔を見せていました。
いよいよ人間の登場です。山深き桟橋にて木こりが薪を運びます。
山を抜け、川は平地へと到達しました。大河となり悠々と流れ出します。
河口付近。舟を力一杯引く漁夫たちの姿も確認出来ます。
二羽の海鳥が彼方を見つめていました。波のうねる海はここで彼岸の世界へと進み行きます。
激しくのたうちまわる波頭から龍が舞います。水の旅はこの後登場する巨大な渦に巻き込まれて終焉を迎えました。
なお「生々流転」の画像は、以下のリンク先でも紹介されています。そちらも合わせてご覧ください。
「生々流転」(東京国立近代美術館特設コンテンツ)
3月8日までの公開です。
特設ギャラリー「特別公開 横山大観『生々流転』」(常設展)
1/20-3/8
東近美ご自慢の傑作が公開中です。東京国立近代美術館の所蔵作品展より、横山大観の「生々流転」を見てきました。
(向こう側の壁まで続きます。この長さで一巻です。)
毎年公開されているので目新しさこそありませんが、全長40メートルにも及ぶ一大絵巻はさすがに見応えがあります。大気より川が生成し、生き物たちの競演を経て、人里離れた大海原の彼岸にて龍が舞うという壮大なスケールを、大観は細やかなタッチにて表しました。同美術館の常設は事前に申し出れば撮影が可能です。以下、水の旅を追体験してみました。
大気の生成。靄が滲み、木々を覆います。朦朧体を駆使した大観ならではの茫洋たる表現です。
一筋の水は川を生み出しました。切り立つ崖を洗って勇ましく進み始めます。
猿の家族がひょっこり顔を見せていました。
いよいよ人間の登場です。山深き桟橋にて木こりが薪を運びます。
山を抜け、川は平地へと到達しました。大河となり悠々と流れ出します。
河口付近。舟を力一杯引く漁夫たちの姿も確認出来ます。
二羽の海鳥が彼方を見つめていました。波のうねる海はここで彼岸の世界へと進み行きます。
激しくのたうちまわる波頭から龍が舞います。水の旅はこの後登場する巨大な渦に巻き込まれて終焉を迎えました。
なお「生々流転」の画像は、以下のリンク先でも紹介されています。そちらも合わせてご覧ください。
「生々流転」(東京国立近代美術館特設コンテンツ)
3月8日までの公開です。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
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昨日観てきました。
観終えたあと戻らなくてはいけないのですね。。。
確か毎年あのスペースでしたよね。行き止まりで…。
確か新美の大観展では大変な人だかりでしたが、
空いている近美なのでゆっくりと見られました。
僕が行ったときはガラガラで監視員にじろじろみられた。
東近美は常設は好きですが、ここのところ企画展がいま一つですね。
次回もヴィデオアートとか行くか悩んでいます。
今日大丸のミロ行きましたが、展示解説は一切なく、カタログ
にも解説なく、珍しくカタログ買いませんでした。
天下の朝日新聞が何やっているの?という感じでした。
生々流転から離れた話しで失礼。
高梨展はもちろん行ってきました。仰るように空いていましたね。
企画展はきっと今度のゴーギャンに総力を挙げているのではないでしょうか。とは言え、写真展もなかなか楽しめました。(次のビデオアートは少し戦々恐々としてますが…。)
ミロへお出かけでしたか。
確かに最近の大丸はあまりキャプションを出しませんね。
ミロならあっても良いとは思うのですが、どうしてしまったのでしょう。
近日中にも高島屋の上村、大丸のミロとハシゴしてきたいと思います。