都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「麻生知子 - 家に帰る - 」 Gallery Jin
Gallery Jin(台東区谷中2-5-22)
「麻生知子 - 家に帰る - 」
3/13-4/4
上野の森美術館に旅していた大きな「家」の内部は谷中に残されていました。本年VOCA賞にも出品していた麻生知子の絵画を紹介します。Gallery Jinで開催中の「麻生知子 - 家に帰る - 」へ行ってきました。
VOCAの「家」を外側から眺めた作品とするなら、このJinのそれは内側から見た姿に他なりません。画廊内、小部屋で展開されているのは、様々な角度から眺められた家の各部分の一種のパーツでした。神棚や掛け時計は天井近くに、またカレンダーは目線の位置、さらに襖はちょうど床面の高さにほぼ事物大の大きさで描かれ、各々あるべき場所に収まりよく配置されています。襖の模様はまぎれなくVOCAの作品と同じです。視覚の交差した一枚の平面は三次元へと解体されていました。ようはVOCAの家へはお邪魔することは叶いませんが、ここではその内部の入り込んでくつろぐことが可能であるわけです。
ひな人形や流しそうめんなど、得意とする上からの目線の構図が、有りがちな日常を少しだけ新鮮な景色へと変えてくれます。たんすへと伸ばされた手など、人の温もりを感じる点もまた居心地良さを演出していました。
101アートフェアにも出品があるそうです。注目したいと思います。
明日、土曜日までの開催です。
「麻生知子 - 家に帰る - 」
3/13-4/4
上野の森美術館に旅していた大きな「家」の内部は谷中に残されていました。本年VOCA賞にも出品していた麻生知子の絵画を紹介します。Gallery Jinで開催中の「麻生知子 - 家に帰る - 」へ行ってきました。
VOCAの「家」を外側から眺めた作品とするなら、このJinのそれは内側から見た姿に他なりません。画廊内、小部屋で展開されているのは、様々な角度から眺められた家の各部分の一種のパーツでした。神棚や掛け時計は天井近くに、またカレンダーは目線の位置、さらに襖はちょうど床面の高さにほぼ事物大の大きさで描かれ、各々あるべき場所に収まりよく配置されています。襖の模様はまぎれなくVOCAの作品と同じです。視覚の交差した一枚の平面は三次元へと解体されていました。ようはVOCAの家へはお邪魔することは叶いませんが、ここではその内部の入り込んでくつろぐことが可能であるわけです。
ひな人形や流しそうめんなど、得意とする上からの目線の構図が、有りがちな日常を少しだけ新鮮な景色へと変えてくれます。たんすへと伸ばされた手など、人の温もりを感じる点もまた居心地良さを演出していました。
101アートフェアにも出品があるそうです。注目したいと思います。
明日、土曜日までの開催です。
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