学ぶ喜びを生きる力に☆奥田塾

三重県桑名市にある小さな英語塾・奥田塾のブログです。テーマは、学ぶ!楽しむ!分かち合う!

菜根譚(さいこんたん)

2015年10月17日 | 中国・中国語・台湾
少し前に、「『菜根譚』が教えてくれた 一度きりの人生をまっとうするコツ100」(マガジンハウス)という本を読みました。
著者はNHKテレビ「テレビで中国語」に出演中の段文凝(だん・ぶんぎょう)さんです。



読んでいるうちに「菜根譚」に興味が湧いてきたので、「菜根譚~心を磨く100の智慧」(日本能率協会マネジメントセンター)という本を購入しました。
ちょっとしたすき間時間を利用して、いま少しずつ読み進めています。

僕にとっては実にタイミングよく、NHK・Eテレの「100分 de 名著」という番組でも、10月はこの「菜根譚」が取り上げられています。

「菜根譚」とは16世紀末、中国の明の時代に書かれた処世訓の書物で、生きる知恵が満載の知る人ぞ知る名著です。

譲ることの大切さを説いた言葉を一つ紹介しましょう。

「経路の窄(せま)き処は、一歩を留めて人の行くに与え、滋味の濃(こま)やかなる的(もの)は、三分(さんぶ)を減じて人の嗜(たしな)むに譲る。此れは是れ世を渉(わた)る一の極安楽の法なり。」

(狭い小道で人と出会ったら、自分の方から一歩よけて、先に相手を通してやり、おいしい食べ物は自分のぶんから三割ほどとって相手に譲り与えて十分に食べさせてやる。このような心がけこそ、この世を渡っていく上で、一つのきわめて安全安楽な方法である。)


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さだまさし「風見鶏」

2015年10月13日 | 名曲アルバム
僕のレコード・ライブラリーの中に、さだまさしの『風見鶏』というアルバムがあります。
前回の記事「コスモスゆらゆら」の中で触れた山口百恵の『秋桜』(77年10月)の少し前、77年7月にリリースされたものです。
お小遣いをためて、おそらく生まれて初めて自分で買ったLPレコード。
A面もB面も、何度も何度も、まさに擦り切れるほど聴きました。(^^♪

この1977年は、3月の大ヒット曲『雨やどり』から、アルバム『風見鶏』、そして『秋桜』と、僕がまだ始めて間もないフォークギターを抱えて、“さだまさし街道”をまっしぐらに突き進んでいた年です。
『風見鶏』の全曲+『雨やどり』『案山子』などの楽譜が載ったギターの本が今も残っています。



美術部に所属し、体も小さく、気弱で人前で話すのが苦手な中学3年生の少年が、さだまさしに傾倒するようになった理由を探ってみると…。

1つ目、自作の曲をギターの弾き語りで披露するというスタイルがすごくカッコよく見えたこと。
2つ目、優しく美しいメロディーが心地よかったこと。
そして3つ目は、「なるほど日本語にはこういう使い方もあるんだ。言葉ってスゴイなあ」と感じさせてくれる奥深い詩の世界に強く興味をもったことです。

印象に残っている歌詞を3か所挙げてみます。

1、「さよならと僕が書いた 卒業証書を抱いて 折からの風に少し 心のかわりに髪揺らして」(『つゆのあとあさき』より)
「心のかわりに髪揺らして」は衝撃的でしたねぇ。
女性の揺れる髪を見て、揺れる心を感じ取る。
少しだけ大人の世界を覗いたような気分になりました。(^^;)

2、「時間という樹の想い出という落ち葉を 拾い集めるのに夢中だったね君」(『飛梅』より)
中学生にはかなり難しい比喩表現です。
「時間」と「想い出」の関係が「樹」と「落ち葉」の関係?
今考えてみてもやはり難解ですね。
たとえ答えが出なくても、そうやってあれこれと思いを巡らすことを楽しんでいたのかな。

3、「君への想い確かめる為に 君を育てた街に会いたかった」(『きみのふるさと』より)
「君が育った街に行きたい」ではあまりにも普通。
でもそれを、「君を育てた街に会いたい」に変えるだけで、何倍もカッコいいフレーズに生まれ変わる。
擬人法ってなかなか面白そうだ。
そんなことを教えてくれたのも、さだまさし先生です。(^^)

まっさん、ありがとう!
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コスモスゆらゆら

2015年10月08日 | アコースティック・ギター講座
家の近所に小さな小さなコスモス畑があります。
可憐なピンクの花が風にゆらゆら…。




コスモスといえば、やはり山口百恵の『秋桜』(作詞・作曲:さだまさし)ですよね。
1977年、僕が中学生の頃のヒット曲です。

♪ うす紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている ♪

ギターを抱えた瞬間、左手は自然に「Em(イーマイナー)」のポジションに収まり、同時に右手がアルペジオを奏で始めます。
当時、何度も弾いた曲なので、コード進行もバッチリ頭に入っています。
  Em / Am / D7 / G B7 / Em / D / C Bm / Em ・・・

ただ、僕が実際にコスモスの花を見て感じる曲調は、マイナー(短調)ではなくメジャー(長調)です。
確かにどこかはかなげに咲いている印象はありますが、一方で、内に秘めた力強さ、無限の広がりのようなものを感じさせてくれる、そんな花でもあるからです。
英語で「宇宙」を意味する「コスモス(cosmos)」という名前のせいかもしれませんね。

よし、「Em」を「G」に替えてアルペジオを弾いてみよう!
  G / Am / D7 / G ・・・

うん、明るい感じになった。
あれっ? でもこの雰囲気、どこかにこんな曲があったよなあ。
「Am」より「Am7」のほうがよさそう。
  G / Am7 / D7 / G ・・・

おお、いつのまにかコスモス畑が、北の大地のラベンダー畑になったぞ!

♪ ア~ア~ アアアアア~ア~ アア~ アアアアア~ ♪
  G / Am7 / D7 / G / G7 / C / G D7 / G ・・・

もう皆さん、分かりましたよね。
そうです。
これも同じくまっさんの名曲、『北の国から ~遥かなる大地より~』です。

コードも易しいし、アルペジオ奏法の練習にもってこいの曲です。
奥田塾ギター講座受講生の皆さん、この曲を次の課題曲にしようと思いますが、いかがでしょうか?

でもやっぱり、『秋桜』もいいなあ。 (^^♪


コメント (2)
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韓国語学習の友

2015年10月05日 | 韓国・韓国語
「外国語学習の友」といえばやはり辞書ですよね。
僕の持っている韓国語の辞書を数えてみると、全部で9冊ありました。




その中で、普段よく使うものは次の4冊(下の写真)です。
左から順に…
1、 小学館、韓国・金星出版社共同編集『朝鮮語辞典』(7,770円+税)
2、 アルク『やさしい韓韓辞典』(3,800円+税)
3、 三省堂『デイリーコンサイス 韓日・日韓辞典(中型版)』(3,800円+税)
4、 小学館『日韓辞典』(4,200円+税)



1、 言わずと知れた韓日辞典の最高峰。中級以上の学習者必携の辞書です。
2、 約5,000語の基本語彙の使い方が分かりやすく説明されています。何よりも例文が豊富なことが一番の魅力です。
3、 携帯用の辞書ですが、韓日48,000語、日韓30,000語と語数もかなり多く、例文の量も十分に満足できるレベルです。小型版は文字が小さすぎて辛いので、目に少しやさしい中型版を使っています。(^^;
4、 今のところ日韓辞典の最高峰ではないでしょうか。韓国語作文をするときに、いちばん頼りになる辞書です。

また、初心者向けの辞書としてオススメなのが、白水社『パスポート 朝鮮語小辞典(朝和+和朝)』(2600円+税)です。



僕が韓国語を学び始めた頃は、いつもこの辞書と一緒でした。(^^)
発音がカタカナで表記されているという安心感が決め手となり購入したものですが、僕の韓国語学習の土台を築いてくれた辞書と言っても過言ではないでしょう。

よく似たタイプの辞書だと、2014年に発行された三省堂『身につく 韓日・日韓辞典』(2,600円+税)もオススメです。(1枚目の写真の中の左から2番目の辞書です。)
発音のカタカナ表記があり、重要語句には例文もついています。
『パスポート 朝鮮語小辞典』をややパワーアップした感じの作りで、初心者にはとても使いやすいと思います。
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中国からのEメール

2015年10月03日 | 中国・中国語・台湾
“今天是7天假期的第2天,高速上面都堵车了,很多人都出去玩儿了。”
(今日は7連休の2日目です。高速道路は車が渋滞し、多くの人々が遊びに出かけます。)

昨日、北京在住のある中国人女性から届いたメールです。
先月ふとしたきっかけで知り合い、以来、中国語でメールのやり取りをするようになりました。
もちろん、毎回ほんの数行ずつの簡単な内容ではありますが… (^^;

メールの良さは、ゆっくり時間をかけて、相手の思いを理解し、自分の気持ちを伝えられることです。
学習の初期の段階では、面と向かっての会話はなかなか成立しませんが、メールであれば、ある程度正確に意思の疎通を図ることが可能になります。
僕のような初心者でも、辞書や文法書をナビゲーターに、未知の中国語の世界を旅する楽しさを十分に味わうことができるのです。
テキストで学ぶのとはまた一味違った、まさに今この時を語る生きた言葉に触れられる貴重な機会でもあります。
本当にありがたいことです。

中国は今、建国記念の日に当たる「国慶節」の7連休の真っ只中。
旧正月の「春節」と並ぶ大型連休です。
高速道路が大渋滞するのは日本のゴールデンウィークと同じですね。
日本へ旅行に来る人もかなり多いようです。
大挙して押し寄せる、いわゆる「爆買い」中国人観光客。
あちこちから嬉しい悲鳴が聞こえてきそう… (^O^)/


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