僕は銀杏の木。
国会議事堂をほぼ正面から見ることのできる位置に立っています。
大勢の仲間たちも一緒です。
人は僕たちのことを「国会議事堂前のイチョウ並木」と呼びます。
7月18日の記事「僕は銀杏の木 1」を担当したのは僕の親友です。
この数か月、僕の周りでは連日のように安全保障関連法案に反対する人々のデモが行われてきました。
その規模は日に日に大きくなり、老若男女10万人を超える人が集まったこともあります。
雨の日も風の日も、真夏の太陽が照りつける日も、彼らの声が途切れることはありませんでした。
僕も精いっぱい彼らを応援しましたが、残念ながら彼らの思いは、議事堂の中にいるあの人たちには届きませんでした。
あの人たちは言います。
「国民の声に耳を傾けながら…」と。
「耳を傾ける」は「無視する」と同意語なのでしょうか。
あの人たちは言います。
「ていねいな説明を心がけ…」と。
「ていねいな」は「乱暴な」と同意語なのでしょうか。
あの人たちは国民によって選ばれ、国民から負託を受けた人たちです。
国民の信頼を裏切るようなことは絶対にしないはず・・・そう信じたいです。
けれどもあの人たちの言葉を聴き、行動を見ていると、「本当に信じていいのだろうか」と不安になるのです。
(「僕は銀杏の木 2-(2)」に続く)
国会議事堂をほぼ正面から見ることのできる位置に立っています。
大勢の仲間たちも一緒です。
人は僕たちのことを「国会議事堂前のイチョウ並木」と呼びます。
7月18日の記事「僕は銀杏の木 1」を担当したのは僕の親友です。
この数か月、僕の周りでは連日のように安全保障関連法案に反対する人々のデモが行われてきました。
その規模は日に日に大きくなり、老若男女10万人を超える人が集まったこともあります。
雨の日も風の日も、真夏の太陽が照りつける日も、彼らの声が途切れることはありませんでした。
僕も精いっぱい彼らを応援しましたが、残念ながら彼らの思いは、議事堂の中にいるあの人たちには届きませんでした。
あの人たちは言います。
「国民の声に耳を傾けながら…」と。
「耳を傾ける」は「無視する」と同意語なのでしょうか。
あの人たちは言います。
「ていねいな説明を心がけ…」と。
「ていねいな」は「乱暴な」と同意語なのでしょうか。
あの人たちは国民によって選ばれ、国民から負託を受けた人たちです。
国民の信頼を裏切るようなことは絶対にしないはず・・・そう信じたいです。
けれどもあの人たちの言葉を聴き、行動を見ていると、「本当に信じていいのだろうか」と不安になるのです。
(「僕は銀杏の木 2-(2)」に続く)