今日も、ついドイツ!

ガイドブックに載らないドイツの魅力

オオカミの谷

2016年08月15日 | 日記


中世の要塞の1つであったこの古城は、マンハイムからネッカー川に沿って進み、チェコのプラハまで全長約1,000kmにわたって続く古城街道上にある
ツヴィンゲンベルグ城です。




この古城は、現在もプライベートで使用されているので一般公開はされていません。しかし、すぐ近くにツヴィンゲンベルグという名前の鉄道の駅があり、
徒歩で20分ほど緩やかな坂を上って気軽にたどり着くことができます。また、真夏には城の中庭で演劇やコンサートが行われることでも有名です。
真近でみる古城の迫力と、眼下に広がるネッカー渓谷の広大な自然にしばし目を奪われますが、見どころはこればかりではありません。
この古城の裏には“オオカミの谷”と名づけられた手つかずの自然が残る素晴らしい峡谷があるのです。




古城の裏側に回ると景色は一変します。緑の濃い木がうっそうと繁り、小川のせせらぎが聞こえてきます。
ひんや~りとした空気が渓谷から流れてきて、古城の表の暑さをしばし忘れてしまうほどです。
渓谷の入り口には、料金所もなければ係員もいません。あるのはだた唯一「自己責任でお入り下さい。」という看板だけ。
ここドイツは自己責任の国です。万一に備え安全対策には十分注意しましょう。
また、渓谷に入る場合、サンダルやウォーキングシューズは絶対不可、トレッキングシューズ、またはそれに準ずるしっかりとした靴が必要です。




いきなり足元の悪い上り坂です。前の日が大雨だったので峡谷の水の迫力は満点ですが、足を滑らせないように気をつけて、
ゆっくりと先に進みましょう。




道幅はドンドン狭くなる上、柵もなくなり、根っこから抜けて倒れた木もあります。地面から突き出た石にも足を取られないように歩きます。
緊張の連続ですが、時折視界に入る谷底を流れる美しい川の流れに心が和まされます。





さらに渓谷の道はアップダウンに富んでいて、川すれすれに歩いたり、時には飛び石を使って川を渡ったり、スリル満点です!




この辺りは砂岩質の地層のため、雨が降り水かさが増すと地面が削られていきます。
そのため崩れた岩や多くの倒木も見られますが、自然保護の観点からも、あえて撤去したり整備したりしないということです。




そうすることにより天然苔やシダも長い年月をかけて十分の繁殖し、あたかも太古の森にいるかのような錯覚すら覚えるほどの美しい自然を保存できるわけです。




しばし時を忘れて“オオカミの谷”を堪能した後は同じルートを戻ります。

駅近くの橋を渡りネッカー川の対岸に行くと、ツヴィンゲンベルグ城の全景を写真に収めることができます。







大洪水 ハイデルベルグ編 その2

2016年06月04日 | 日記


ご覧ください!この橋の柱につけられた年号は、過去、洪水の際に
ここまで水位があったことを表しています。
ほとんど橋すれすれです。

今回もすごいとは思いますが、昔は上流での洪水対策もなかったので
大変なことになったいたわけですね。




しかし、意外と引きも早い!?




遠くに散水車が!これから日本人が想像しないドイツ人らしい洪水処理が
始まります。




ザーッと水を撒き始めました。




どんどん撒いて、土砂やゴミが乾いて張り付かないうちに、
「水には水を」で、川に戻してしまおう作戦です。
ドイツ人恐るべしですなぁ。


大洪水 ハイデルベルグ編 その1

2016年06月03日 | 日記


ヨーロッパ各地で異常気象による洪水被害が出ています。

ハイデルベルグはそれでもまだこの程度で済んでいますとはいえ、
観光名所としても有名なアルテブリュッケ(古い橋)の下の車道も
こんな大変なことになって通行止めです。
道路標識の看板が半分以上水に浸かっています。




おやっ?そこに現れた自転車の人、一体何をしようというのでしょうか?




正気でしょうか?坂道になっているので、かなり深くなっていくのに、
自転車ごとどんどん水に入って行きます。

もうすぐ橋の下を通過です。




反対側に行ってみると、無事通過して出てきました。




そして、何事もなかったかのように、走り去りました。

上には水に浸かっていない道があるのに、あえて水の中を走って
見たかったのか、それとも洗車したかったのかなぁ・・・。
恐るべしドイツ人!

プファルツの森 その2

2016年06月03日 | 日記


今日は古城の上でワインを飲みながらドイツ料理を堪能します!
駅について村をしばらく行くと、目指す古城が見えてきました。




森の上に建つその姿、なかなかの迫力です。




到着するとお昼前なのに、すでに多くのドイツ人で賑わっていました。
早速、注文したいと思います。




セルフサービスですが、皆さんとても親切に対応してくれます。
今日の昼食は、焼きソーセージにレバークネーデル(レバー団子)、
付け合わせにはザワークラウト。
そして、ワインは地元産リースリング、最高です!




とても美味しかったので、アップでもう一度ご紹介。
お勧めです!




ワンちゃんもしばし休憩




古城からはワイン畑が遥か彼方まで続く様子が見えます。

プファルツの森 その1

2016年06月02日 | 日記


今日からはフランスとの国境にあり、ワインでも有名なプファルツ地方を
ご案内します。
スタートはノイシュタットの街です。




街を離れて郊外に出ると、早くもワイン農家らしい家が見えてきました。




ワイン畑と木々の緑のコントラストがとても素敵です。




森沿いに小さな村とワイン畑がずっと続いています。




夜のみ営業のワイン専門のお店です。




こんなかわいい中庭で試飲させてもらえます。中には金賞のワインも
ありました。




個人の家の入り口もワインの村らしく上手くブドウの木を這わせています。




馬ものんびり。
ドイツの森はやっぱり素晴らしい!