ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

2016古河はなももマラソン

2016年03月14日 | 大会レポート


【エイエイオー】

2週連続となったフルマラソン。
今回はもう、本当に勇気を振り絞り、何のために走るのかちゃんとその目的を何度も何度も確認。
疲れ切った足で最後のフルマラソンを走る。そうアイアンマンディスタンスのトライアスロン用にレースを借用させてもらうのだ。
今シーズンはアイアンマンディスタンスのランベストを狙いたいので設定は3時間40分切り。つまり3時間30分台でのゴールシミュレーションが今回の目的だ。もちろん故障なしは絶対条件(これを最初に言っておかないと)。
このはなももマラソンは数ある大会の中でも一番と思われるほどトレイル関係、トライアスロン関係の友人がこぞって参加している。会場入りからスタート前まで、やぁやぁととにかく忙しい。
そして、今日の目的をしっかり話しても、飛んでくる挑発の嵐。そんなこと言ってもスタートしたらマジ走り?行けちゃうでしょ?行くでしょ?

お調子者のハリ天、1週間ノーランだったので軽い足取りに思わず乗っかってしまいそうになるのを必死で押しとどめる。
今回は雰囲気で走るな。その気になるな。

ってことで弟(別大の保険にとエントリーしていたと大阪から参戦)と一緒にスタート。



兄弟対決もへったくれもなくさっさと先に行ってもらう。
流れに乗っていると4分半ペース。落とすのにもの凄く苦労する。なんと贅沢な!
妻を始めみんなには何度も5分(3:31)から5分12秒(3:39)ペースと言っておいた。でもペース管理は疲れる。いつもの心拍ベースで走れば良いのだ。心拍数130台。これが前半のペースの目安。ほぼキロ4分45秒〜50秒付近。当初の予定より速いペースだけど現実的なすり合わせなのでOKだ。
PB目指して真剣に挑んでいる若い友人達にすれ違うたびに檄を。自分は淡々と。

すっかりリズムが出来ていた12km過ぎ付近。給水後に急にウェーブがやって来た。痛いわけではないけど落ち着かない。序盤少し速すぎたくらいだからしっかりトイレに行こう。タイミングを見計らい15km手前のトイレに飛び込む。1分半ほど浪費。でもすっきり。遅れたからと慌ててペースを上げることもないので精神的にもうんと楽。
18km。妻達の応援を受ける。大丈夫?と声がかかるけど、言ってたペースより速いんですけど。おもだった友人達の中で終わりの方で現れるから心配したらしい。いやいや超元気です。



ハーフ通過は1時間41分。そのまま倍にすれば3時間22分か。タイムだけ検討すれば当初の思惑よりうんと早まってしまった。ハーフ通過前後から足はぐんと重さを増した。いいぞいいぞ。ちょうどバイクを終わって走り出すイメージだ。
昨年のトライアスロンのフルの走り出しは4分45秒から4分50秒程度だった。前半のこのペースを後半も維持出来ればイメージ作りとしてはバッチリだ。
上手く行けば初のネガティブを刻めるかもしれない。トイレタイムがあるからちょっと差っ引かないと公平じゃないけどなぁなどと考えながら後半突入。
30kmまではとにかくシラッと走らなきゃならない。心拍は気がつくと140台を示してはいるが体感的に問題は何もないのでこの感触をキープ。
何度も折り返しがあるこのコースではすれ違うたびに前後の選手との差も確認出来てしまう。前を行く友人達との距離が確実に狭まっていることはわかっていたけど、ことさらに頑張って追いつこうなどといういつもの気持ちはしっかり封印済み。

だがしかし、30kmを過ぎ心持ちペースを上げ始めると途端追いつき始めた。気分は盛り上がってくる。脳内実況も盛んになってきた。前にいるのは同じエイジの強豪達。一人ずつかわします。いいぞいいぞ。
35km過ぎて後方から若い選手が迫ってきた。明らかにこちらを意識して併走して来る。ここは負けられない。一気に心拍も150台へと突入しレースモードにスイッチが入った感触。足は十分に疲れているけど今日のペースならしっかり走れる。
気力スイッチもオンに切り替えた途端、若者置き去り。あっけなく勝負は決してしまった。よしっ。
ラスト5km。いつもの一人もがく農道を思い描く。あと2周!
30km過ぎからはほぼ抜かれることなくひたすら抜きまくっている。そりゃぁ気分いいよなぁ。欲を捨ててこそ知るマラソンの走り方だ。
思いっきり踏ん張るのではなく、今までの走りをキープすることに努める。
競技場の外壁が見えた。妻達の応援に応える。ちょっとスピード上がる。



あと1km。実はここからが長くて大変なはなももマラソン。やっとトラックが見えたところで後方から先ほど抜いてきた女性が迫ってきた。隣に並ばれスパートされる。いやぁすげぇ。勢いが違う。
トラックに入る。あと300m。スパート時期って難しいよな。最初のコーナーを曲がったところで逆スパート。女性に並ぶ。



ええいままよ!いい年して大人げないけどやっちゃうよ。




最後のコーナーを曲がったところで点火!一気にかわしてゴール。




中間点以降タイムは確認していなかったけど、20分切れちゃったんだ。マラソンってあらためて面白いなって実感しつつのゴールだった。


【失速した弟は後ろから来る兄の影に怯えたらしい。ま、今回はそれだけで十分!】 

緑風堂鍼灸院WEBSITE
ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

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