MOON LIT MONDAY

AKIRA(アキラ)(HARISS,SIDE-ONE,NENCHE) の BLOG de DJ

HARISSワンマン

2013-11-30 06:51:25 | Weblog

HARISSのワンマンまであと2週間ほどとなりました。
HARISSは今年で8年目に突入したんですが、
もしかしたら今が一番いい時期なんじゃないかと自負してます。


僕が20才で結成したSIDE-ONE。地元札幌でロカビリーバンドとして
スタート。金も無いままギター1本で東京にでてきた22才。
伝説のイベント『ロカビリーナイト』のハウスバンドを勤め、
仲間達と始めた『KRAZY BEAT』が評判を呼びメジャーと契約。
武内享さんプロデュースのアルバムで念願のデビュー。
しかしプロジェクトはうまくいかず2枚のアルバムと5枚のシングル
を残しバンドは解散。僕は30才になっていた。

その後、まさかこんなに苦労する事になるとは思っていなかったっていうくらい
やるバンドやるバンドうまくいかず、
きづくと解散から5年僕はシーンから遠ざかっていた。

まるで音楽のミューズに見放されたような気がした。

もう2度と戻れないんじゃないかと思っていたそんなある日
当時MAGIC、RODEOをやめた後の久米ヒロシさんがやっていたCROSSFIREで
ベースを弾いていたユウジから連絡があった。




PEALOUTを解散した高橋くんをドラムに誘ってみようという電話だった。

ユウジもSIDE-ONE解散後、しばらく音楽から離れていたがまた復帰し
CROSSFIREで頑張っていた。

事有るごとに何もやっていなかった俺に何かやらないかと誘ってくれていた。

ユウジもロカビリーをもっと革新的なものにしたいと思う情熱を持っていた。

高橋くんとは一度だけイベントのDJで一緒になり、
ツバキハウスが大好きという共通の話題で盛り上がった記憶があった。
高橋くんのDJは大貫憲章さんのようなノンジャンルでありながらツボを得ている選曲だった。
ヒルビリーバップスも好きだし、ずいぶんと物腰の柔らかい人でなんか気が合いそうだなという印象だった。
しかし、その後スペシャでフジロックのピールアウトのLIVE映像を見た時の
もの凄い激しい顔で叩き激しい雄叫びをあげる高橋くんのギャップに違和感を覚え、余計に強烈な印象が残っていた。



それは高橋くんが放つエンターテイメントな部分だった。レベル高いなと思った。
そんな高橋くんとウッドベースが融合したらそれだけで面白いんじゃないかというワクワク感があった。

何かが始まるようなそんな気がしていた。

その後、高橋くんを紹介してくれたのが今HARISSのスタッフをやってくれているムツミちゃん。
彼女がいなければHARISSもなかっただろう。ヒルビリーバップスの剛さんを紹介してくれたのも
ムツミちゃんだった。

デモテープを渡し、初めてのセッションで高橋くんは即決でやりましょうと言ってくれた。
凄く嬉しかったけど、そんなに驚きがなかったのは
何かもう一緒にやることがわかったいたような感覚があったからだ。

そのデモテープにはLADYBIRDとLOVE SAVE USとGO TO THE BEACHが入っていた。


そしてすぐLIVEをやろうという話になりギターを探す事になった。

真っ先に浮かんだのが清野セイジだった。



せいちゃんとはSIDE-ONE時代、家が近くたまに遊んだりしていた。

THE COLTSとはインディーズの頃近いシーンにいたので対バンも多かった。
当時KRAZY BEATでだしたオムニバスCDにも一緒に参加している。

東京に出てきて右も左もわからない頃に
初期COLTSがやっていた東京CLASHを
川崎クラブチッタで見た時はあまりの格好良さにぶっとんだ。

東京ってレベルたけぇ!って思ったし、
そこでオレらもロカビリーでは絶対に誰にも負けねーぞと思いを新たにした


あの頃のバンドはそうやって気張っていたから、
互いに話もしなかったよな。だからみんなかっこよかったんだよなーって
山さんがのちに言っていた言葉に妙に納得させられた。

せいちゃんのステージを初めてみたのはTHE COLTSに初加入した「KRAZY BEAT」での対バンライブの時。
2回目が渋谷公会堂でみたメジャーでのTHE COLTSのライブだ。

凄く独特でピエロのような、一人移動遊園地のようなパフォーマンスに
終始視線は持ってかれっぱなしだった。
すごい格好いいエンターテイナーだなという印象があった。

ロックンロールでパンクなイメージの反面、家で聞いてる音楽が当時の打ち込み時代のプライマルスクリームだったり、
ファットボーイスリムだったりと意外な一面もみれてそのバランスが面白いなー思っていた。

このメンバーなら革新的なロカビリーが出来る。

今思うとこの4人で鳴らした音楽がそのままHARISSだったんだ。

おそらく一番最初にできたDEMO5POPSはほとんど何も考えずに出来た
4人の素のサウンドだったんだろう。

思えば革新性を求めるが故、常に流行を追い求めすぎたり、
セカンドキャリア同士だからなかなか融合しないこと、言い合えない事、
ジャンルもバラバラなので共通項も以外と少なかったのかもしれない。

ただ俺たちは何も新たに作る必要はなかった。
何も外に探しにいく必要はなかった。
なぜなら俺たちはもうロックンロールを持っていた。

ただ、お互いの事を知る事だけが重要だった。
そういう事に気づくのにかかった8年だった。

鮭が川を下り、大海原を旅してから生まれた川に帰ってくる。

まさにそんな帰結の仕方が今HARISSに起こってるような気がする。

色々旅をしたけど結局はロックンロールしか俺たち持ってなかった。

そしてそのロックンロールだけあれば充分なんだと知る事が出来た。

あとはそのロックンロールを死ぬ気で楽しむだけだ。

そんな今の俺たちのワンマンにぜひ遊びにきて欲しい!
俺たちのライブは本当に楽しいから!

そしてゲストに矢沢洋子ちゃんを迎えておおくりします!

だから12/13は俺たちと一緒に遊ぼうぜBABYS!!!





12/13(fri)下北沢CLUB Que
『HARISS ONE-MAN ~131213 REVOLUTION ROCK!!!~”あえて13日の金曜日で”』
open 19:00 / start 19:30
adv \2,500 / door \3,000 (+1D)

LIVE:HARISS
GUEST:矢沢洋子

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