本日は男女の陰陽について自然の立場・東洋医学の立場で述べてみましょう。
男女の陰陽は、皆様すでにご存じの通り男は陽、女は陰です。
男性は動的で外で働き経済活動を行い食料・給料などを内に運びます。女性は静的で内で働き家庭を守り保育をなし、社会に貢献するのが陰陽論からみた理想の姿です。
ただし、陰陽(男女)は固定化するものではありません。陰中に陰陽有り、陽中に陰陽有りです。
したがって、男性と同等に社会の荒波と戦いながら働くのもいいでしょう。
しかし、自然の理によれば、陽である男性を大いに働かせるために立ち回るのが陰である女性の賢さだとしています。
東洋医学は「陰主陽従」が基本です。つまり、女性が主たる実権を握っているのです。
身体でいうならば、心臓(陽)が元気で働くために腎臓(陰中の陰)や肺臓(陽中の陰)がサポートしています。あるいは心臓(陽・火)の猛動を腎臓(陰・水)がコントロールして健康を保っています。
賢い女性(陰)の力なくして男性(陽)は活躍出来ません。
まさに「英雄の陰に女有り」です。
戦国時代に、貧乏侍であった夫に親から貰った持参金で名馬を買い求め、大出世を果たした『山内一豊の妻』の話は有名ですね。
最近では、イチロー選手がアメリカンリーグで大活躍出来たのも奥様(陰)のおにぎりの力によるものでしょう。3000個に達しなかったのは残念ですが、お2人の愛情がひしひしと伝わってきました。
当に陰(女性)の力をもって陽に活力を付けて共に幸せになった話です。
陰主陽従は肉体の健康についてだけではありません。
政治経済・社会生活全てに言えることです。
次は「陰主陽従」と男女について述べます。
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