あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

急に寒くなりました

2022-10-06 22:03:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。今朝は、驚きましたね‼️
急に冷え込んで、一気に冬まで駆け抜けるの⁉️というぐらい
肌寒い朝でしたね🤭🤭🤭

今日は全国的に、急激に気温が下がり
東京では、12月の気温になったそうですね‼️
名古屋はそこまでではありませんでしたが、今朝
各ベッドのタオルケットを全てお布団に替えました😝
例年ですと、暑いのでタオルケットにしてください!
という方や、お布団は要りません🤫と仰る方など
季節の変わり目は、いろんな方がおられるのですが
今日は、お一人もそういうお申し出がなく
急に冷えたのだなぁとしみじみと感じましたね😝

さて、このような時期に一番気をつけていただきたいのが
「呼吸器系」と「皮膚」のトラブルです。
東洋医学では、体温調整を主に行なっている皮膚(毛穴)を司っているのは
「肺」だと考えています。肺は全身の気を司っていて、
体表全てを隈無く防衛している「衛気(えき)」
体内を隈無く巡っている「栄気(えいき)」の両方を司っています。

特に、肺気は外部のさまざまな刺激から身を守る「衛気」に深く
関わっています。秋はこの肺が一番旺気する時期でもあり、暑い夏に
しっかりと毛穴を開いてエネルギーを発散した後に、しっかりと毛穴を閉じて
陽気を中へ溜め込むようにしています。寒い冬に向けて、熱を
中に取り込んで寒さに負けないように準備をするのですね。

しかし、ここ最近のように残暑が厳しいと、この毛穴を徐々に
閉じつつ。。。。という経過をとることができないため
毛穴が充分に閉じる前に、今日のように寒い日が来てしまうと
「寒邪(かんじゃ)」が、いとも簡単に最初のゲート(皮膚表面のバリア機能)を
通過して、風邪をひきやすくなってしまうのですね。

脈診流経絡治療では、肺気をしっかりと補ってこの防衛隊の応援をしますが、
みなさまでもできる養生法をご紹介します!

皮膚の毛穴が閉じるのと同じで、1枚羽織りものをしていただくなど
寒邪が体内に入らないようにするために、皮膚の温度調整機能を手助けして
いただきたいのです。これだけでも、ぐっと風邪をひきにくくなりますよ。

特に「首」のつくところ
「頸部」「手首」「足首」は冷やさないように心がけてください❤️
大切なツボもたくさん集まっていますし、
全身を巡る大きな血管も通っていますから
解剖学的にもこの部位が冷えることで全身が冷えやすくなってしまうのです。
(高熱を出した時に、効果的に冷やす場所でもありますよね😊その反対です)

空気も乾燥しはじめてきますので、乾燥肌にもなりやすくなっています。
皮膚表面に適度に潤いがないと、表面のブロック機能も落ちてしまいやすいのです。
乾燥から肌を守るという意味からも、肌の露出の少ないものを
お召しになってくださいね。
この時期は、生姜や葱などの身体を温める食材もおすすめです😊

明日までは気温が低いのですが、明後日にはまた気温が上がるようです⤴️
こういう時期は、衣類での調整も大切な養生となります。
面倒がらずに、気温に合わせて適切な衣服を選び
元気にこの時期を乗り切っていただきたいと思います😊

コメント
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