関節痛と一口に申し上げても、さまざまな部位や症状があり、戸惑われるかもしれません。
ここ数日でぐっと涼しくなりましたが、その途端に関節痛の症状で治療にお越しになる方が一気に増えました。涼しくなったので、みなさんが健康になり、鍼灸院へいらっしゃる方が少ないと感じられるかもしれませんが、実は違います。
ここ数日は関節痛の患者様が特に多くなってまいりました。
何故でしょうか?
湿度が高いままで気温だけが下がっており、湿気の影響を受けているのです。東洋医学では湿邪と呼んでおりますが、高湿は関節にとって良くない影響を与えます。
まだ湿度も気温も高い場合は、汗としても代謝されますので、まだ身体の中の水分過剰が防げます。しかし、気温がそれほど高くなく、高湿の場所にいると、身体の中にも水分が入っていき、その水分が代謝されないと、普段から関節液で満たされている関節へ水が集まりやすいのです。そこから、重だるい痛みや動きづらさが症状として出てまいります。
これらの症状を、鍼とお灸で代謝調整するのですね。
今日も関節痛の患者様がかなり多くいらっしゃいました。季節に身体を合わせることも大変なことです。しっかりご自身の中にパワーを持っていることが必要です。そのエネルギーチャージをするのが鍼灸です。湿邪に影響された身体は、手足をよく動かすことで解消できますよ!
明日は雨も降るようですね。くれぐれも皆さまご自愛くださいね!