居心地のいい場所-京都市上京区：「逃現郷」

Cafe“Tougenkyou”, Kamigyou Ward, Kyoto City

さてさて、京都市上京区の西陣の街並みを眺めながら、ワタクシは楽しい散策を続けていました。


首途八幡宮(かどではちまんぐう)という小さな神社がありました。「源義経　奥州へ旅立ちの地」という看板が見えますよね。
1174年、源義経は奥州平泉に赴く際に、鞍馬山から当社にやって来て、道中の安全を祈願して出発したといわれています。
「首途」（かどで）とは「出発」を意味し、この由緒により「首途八幡宮」と呼ばれるようになりました。
このことから、特に旅立ち、旅行安全の神として信仰を集めているそうなんですよ。


旅好きなワタクシは、これからの旅の安全を願い手を合わせてきました。
今年はどれだけ旅が出来るでしょうか。正月はベトナムで過ごしましたが、次は5月末くらいに信州あたりに行きたいです。


そして、この近くに以前訪ねて気に入ったカフェがあったのを覚えていたので、訪ねることにいたしました。
「逃現郷」という素敵なカフェなんですよ。(「逃現郷」であって「桃源郷」ではありません)


開店して6年ほどになるお店ですが、サイフォンで淹れてくれる美味しいコーヒーを飲むことが出来るんです。
雑誌などを見てやって来る観光客もいますが、それ以上に地元の人がゆっくり時間を過ごしている姿が多いです。


ワタクシは「ブレンドコーヒー深煎り」を注文いたしました。濃厚なコーヒーを飲みたかったんですよねぇ。


ワタクシは元来紅茶派で、あまりコーヒーを飲むことがありませんでした。
ところが五十路になってからコーヒーも美味しいと思うようになり、最近はコーヒーも紅茶も飲んでおります。


苦みのあるコーヒーはブラックで飲むのが好きです。いい香りを楽しみながら、ゆったりした時間を過ごしました。


逃現郷…西陣界隈を訪ねる時に、ちょっとコーヒーをいただくにはお勧めできるお店です。

逃現郷…京都市上京区今出川通大宮上ル観世町127-1

使用したカメラ：1枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


ここ西陣あたりを歩いていると、「昭和」のまま時間が停まっているかのような気持ちになります。
狭い路地、昔のままの町家、綺麗に掃除されているお地蔵さん、昔ながらの住居表示…。
昭和はずいぶん遠くになりましたが、ここに来ると子供の頃の風景を思い出すのです。


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