よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

石畳を踏みしめて-京都市東山区:石塀小路

2014年02月14日 | 京都市(左京区、東山区)
Ishibei-Kouji Alley, Higashiyama Ward, Kyoto City

さてさて、京都市東山区の散策を楽しむワタクシでありますが、清水寺から産寧坂、二年坂へと北に向かって歩いていきました。


京都らしい光景を目にしながら、ワタクシは心地よい散策を楽しんでおりました。
豊臣秀吉の妻である「ねね」ゆかりの高台寺の近くにやって来ますと、素敵な路地があるんですよ。


石塀小路と名づけられた路地が、高台寺の前あたりから西に向かってあるのですが
京都の町を歩く楽しみの一つが、個性豊かな路地を歩くことなんですよねぇ


ちなみに路地を京都人や大阪人は「ろじ」と発音せずに、「ろーじ」と発音します
ワタクシは「ろーじ」が多い大阪の下町で育ちましたので、「ろーじ」歩きが大好きなんですよねぇ。


この石塀路の両側には料亭や旅館、スナックが建ち並び、祇園の奥座敷として愛されてきました。
歴史は意外に新しく大正初期に誕生したそうなんですよ。まぁ、京都では100年に満たないものは老舗と呼ばないそうですから
大正初期の創業ですと「新しい」部類になるんですな


この路地を歩くと石畳の美しさに目が行くのですが、 路地に敷き詰められた石畳の一部は昭和50年代に廃止された京都市電の敷石を移設したそうです。


京都の町は日本で一番最初に市電を導入したのですが、1978年に全廃されています。
ワタクシが育った大阪では1969年に市電が全廃されたのですが、ワタクシが通う小学校の前の大きな通りには市電が走っており
市電の廃止後は小学校の校庭に市電の車両が寄贈されていたんですよ。
ワタクシは上がクリーム色、下があずき色の大阪市電の色合いが大好きだったんですよねぇ


石塀小路は一時期いわゆるお妾さんの家が多かった事から「お妾通り」なんて呼ばれていた事もあったようです。
一昔前はお妾さんを持つことも、「男の甲斐性」なんて言われていたんでしょうねぇ。今ではすぐに離婚でしょうかね


さすがに早朝の時間帯ですから、路地の先からお妾さんと旦那さんが歩いてきそうな雰囲気はありませんでしたが
夜に来るとそういう雰囲気を感じるかもしれません。今度は夜に歩いてみたい石塀小路でありました

使用したカメラ:FUJIFILM X-E1


ヨーロッパを訪れると、トラムと呼ばれる路面電車が多くの町で走っています。
路面電車は排気ガスを排出しませんし、都心部の渋滞緩和に貢献しています。
廃止してしまった日本各地の路面電車が、私は残念でなりません



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