प्रज्ञापारमिता

𝔇𝔥𝔞𝔯𝔪𝔞 𝔗𝔞𝔩𝔨, 𝔅𝔲𝔡𝔡𝔥𝔦𝔰𝔪, 𝔗𝔥𝔦𝔫𝔨𝔦𝔫𝔤, 𝔞𝔫𝔡 𝔱𝔥𝔢 𝔚𝔬𝔯𝔡

紙の本に

2017年09月15日 | 閑話休題
約10年かけて溜まってきた「法話関係」「仏教・思索」「仏教質問箱」あたりの記事をまとめてきちんと手を入れて、紙の本の形にしたい。目的は「檀家さんに配布したい」「パソコンが使えない親に渡したい」というのが最大の目的だけど、一般の方にも多少は参考になる記事もあると思うので、できたらきちんとした形で…。

どこか出してくれる会社はないだろうか?

檀家配布その他で250部はこちらで買い取ります。
もし出版関係の方がここを見てましたらば、ご検討いただけたら…。

連絡は、harch75@goo.jpまで。
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慈悲

2017年09月07日 | 法話関係
 諸仏の仕事は大慈を第一とし
 菩薩の願いは大悲を根本とする
 慈は福楽を与え、悲は苦悩を抜き
 これによって人々へ正しい生き方を示す 「性霊集」

最近ニュースでは北朝鮮問題やロヒンギャ問題、相変わらずの「イスラム国」のテロ問題など、暗い話題が続いています。大国の横暴や独裁者の暴走、「やった・やられた」の歴史的な問題、経済問題、差別や自己中心的なこころの問題、メンツや思い込み…色々な背景があり、単純に「原因はこれだ」「こっちが悪い」と言い切れない問題が多いのですが、いずれにしても当事者には「慈悲」がまったく欠けており、自分中心の「思い」ばかりが目立ちます。
『三十七の菩薩の実践』という書物には、「自身の中にある怒りという敵を調伏しないなら、外の敵を倒しても憎しみはますます増大するばかり。それゆえ、慈悲という軍隊で自身の心を征服する。それが菩薩の実践である」と書かれています。
怒りは「敵」にいつも向かい、理不尽にされたと感じると怒るのが私たちです。しかしそれは実は敵ではなく、自分の心を殺しているのです。そういう時こそ、「自分は仏の子・菩薩だ」と考え、慈悲を念じて平静を保ち、冷静に状況と自分の心を観察する必要があります。
ニュースに出てくるような「大きな問題」だけではなく、私たちの日常生活にも「小さな戦争」などいくらでもあります。しかし仏教というのは、釈尊が「恨みに恨みで返すならば、ついに恨みの止むことはない」(法句経)と仰せのように、「昔あいつにこうされた」から「あいつに報復してやるのはこちらの権利だ」「ざまあみろ」と思ってはならない、という教えです。江戸の仇を長崎で討ってはならないのです。江戸の話は、慈悲の心を持ちながら「江戸で解決」する必要があります。
慈悲を持って、今・ここで、問題を解決しましょう。関係ない話を持ち込まず、きちんと問題を整理して、冷静に、「勝つため」ではなく「仲良く共存するため」に、おたがいに話し合いができれば素晴らしいことなのだと思います。理想論なのかも知れませんが、理想を語れるのは人間だけなのです。そして理想の達成のために努力できるのも、人間だけです。
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